毎日の暮らしの中で、
家事や、育児を共にしていると、
色んな種類の不満が出てくる。
その中で、
「何回言ったら分かるんですか」
とか、
「私はコレだけは嫌だって言ってるのに」
って、クセモノだ。
気づけば、かなりの頻度で使っているし、
言わなくても思っていることがあるんだけれど、
俯瞰してみると、
「何回言ったら分かるの!」って、
何回言っても伝わってないんだから、
言い方、伝え方、変えたほうが、まだ希望がある。
我が家は、
今の家に住んで6年くらい経つのだけれど、
食事の用意は、私。
片付けは、夫。
という分担の中、
私は、「その日のうちに片付けてほしい」と言い続け、
夫は、「この後やるよ」と反応して、
夜中になんとか食洗機をスタートさせて終わり。
朝、洗い上がりの食器や調理器具が、水切りにも食洗機にもいっぱい。
ということを繰り返してきてたんです。
私も普段は、もう、気にもならなくなってくるけれど、
ストレス係数が上がってくると、
「なんで食器を最後まで片付けないのー!」
とイラッとする。
(自分ではできないけど)
全部が然るべき場所に片付いて、キッチンがゼロリセットされている状態で、
スタートしたいのに、
片付けから入ることに効率の悪さを感じて、
でも、まぁ、夜中に洗い始めたんだし仕方ないよねぇ、と思ったりして、
うやむやに。
このことについて、一度本腰を入れて、話してみたんです。
2週に1度来てくださっている、お掃除の方がピッカピカにしてくださったタイミングで、
「コレ!この状態に、夜のうちにしてほしいの!!
あなたの達成欲なら、できるはずでしょ!?」と。(ストレングス・ファインダー分からない方スミマセン)
「え。そうやったん!?ここにゴール設定、なかったわー。」と、夫。
そうして数日は、ピッカピカに仕上げられる日が続いて、
1週間も経つと、また緩んできてはいますけど、
前より格段に良くなっているので、
さらに緩みはじめたら、締めるとして。
改めて、
私が求めている感覚や、ゴールと、
彼が見ていたものが、全然違ったまま、
伝わらない言葉で伝えていたよなぁ、と。
そんなこと言わなくてもできる人はいるでしょ!?
と思ってしまったら、それまでなんだけれど、
この人とやっていこう。と決めているのだから、
まずは、
「何度言ったら分かるんですか」
で、壁をつくらずに、
一歩戻って、
そもそものリクエストや、感情や、コミュニケーションを見直して、変えて、動いてみるの、大事ですね。
「何度言っても分からない」
「これだけは嫌だって言ってるのに」
って言葉たちは、
バウンダリー(境界線)があいまいになるからこそ
出てくることで、
そして、つい、攻撃的だったり、思いやりに欠けるやりとりになってしまいがち。
相手がダメだ。って、
くじけそうになるけれど、
その前に、できることはやってみる。
その価値はありますよね〜。