【インターナショナルスクール物語】コロナ騒動で学校閉鎖。オンライン授業をレポート! | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」
ニューヨーク在住のインタビュアー&ライター
なまず美紀です。
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今日は、息子(11)と娘(7)が通う学校
(私立のインターナショナルスクール)での
オンライン授業(リモート授業)の様子をご紹介。
 
3月になってニューヨークでもコロナ騒動が始まり、
子どもたちの学校では、
「オンライン授業になる可能性がある」
と準備をはじめていました。
 
そして、3月9日(月)から学校は閉鎖、
オンライン授業が始まりました。
 
もともと、授業ではタブレットを使っていたので、
切り替えはとてもスムーズだったと思います。
 
まずは、バイオリンの個人レッスン。
音楽クラスで楽器を専攻した生徒は、
授業内のグループレッスンとは別に、
最低週一回の個人レッスンを受けることが
決められています。
(学外の先生でもいいし、学内の先生でもいい)
 
息子は、学内の先生にお願いしていたので、
学校がオンラインレッスンになると同時に、
「virtual lessonに移行します」と連絡がきました。
 
先生の指定は、skype。
 

 

パソコンの中の先生の指示を受けながら、

バイオリンを弾く息子。

息子いわく「もちろん、やりにくい」そうですが、

楽器の練習は「レッスンがある」というプレッシャーも

大事なので、何週間も間があくよりは、ずっといいと

思います。

 

 

こちらが、学校の授業です。

始業時間は、いつもの学校と同じ8:30。

 

 

big blue buttomというアプリを使っています。
 
先生のライブ画像が出て来て、
「How was your weekend?」という
明るい呼びかけに、ホッとします。
左はチャットで、生徒たちが
コメントを書き込んでいます。

 

 

 

授業はレクチャーをただ聞くのではなく、

教室と同じで、先生と生徒のやり取りがあります。

 

生徒が話したいときは、

自分でマイクミュートを解除し、話しますが、

盛り上がって、うるさくなったら、

先生が一旦全員をミュートにして、

 

順番に当てていったり。

(教室の風景と同じですね)

 

画面共有で流れる動画を見て、その後

質問したり、意見を言い合ったり。

 

文章を読んで、サマリーをgoogle documentに書いて、

先生やみんなととシェアしたり。

 

音楽(バイオリン)のグループレッスンは、さすがに難しく、

バイオリン製作の様子を動画で見て、感想を言い合ったそうです。

 

数人のグループ(break out room)を先生が作って、 
そこでディスカッションをすることも可能。
 
ELLの授業では、先生がアプリから
「単語マッチングゲーム」を出してきて、
「今から各自これをやって!」とのことで
単語の神経衰弱みたいなのを、
PC上で黙々とやっていたり。

 

授業の途中に、先生が自分の家のネコを

うつして紹介したときは、子どもたちから

「So cute‼️」の声が。

 

赤ちゃんが先生(ママ)のところに来て、

慌てて誰か(パパ)が連れ戻しに来たときも

見逃さない子どもたちから「Oh! cute!」と。

 

その声に、私が癒されます。

 

 
あるときは、子どもの歌声が聞こえたので、
授業終了後に「何だったの?」と聞いたら、
「あの子はいつも鼻歌を歌っていて、
マイクがオンになっていることを知らずに、
歌いながら先生の話を聞いていただけ」。
 
息子も、こっそりおやつをポリポリしながら
授業を受けていましたけれどね。
 
授業はすべて録画が可能なので、欠席した人は
あとから閲覧することができます。
 
という感じで、big blue buttomの機能は、
日本でもよく使われている
zoomと同じかなという印象です。
 

こちらは体育の宿題。

先生が、YouTubeのリンクを3つ送ってきて、

ヒップホップ、ヨガ、カーディオエクサを選び

「最低5分やってみましょう」というもの。

 

おしゃれなマンションでトレーニングする男性が

映し出されたので、

「先生、かっこいいじゃない!」

と横から口出ししたら、

息子に「これ先生じゃない。知らない人」。

 

先生、誰かのYouTubeのリンクを送ってきただけみたい。

 

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(妹は飛び級、いや、飛び込みで参加・笑)
 
今も息子のオンライン授業の横で
このブログを書いているわけですが、
授業の様子がわかるし、
質問する子どものかわいい声が
聞こえてきて、いいですね。
(短期間なら・・・)
 
もちろん学校で授業を受けるに
こしたことはありませんが、
こんな非常事態でも
授業の遅れが抑えられるし、
友達の顔を見たり声を聞けたりできるし、
「いいね!」と感動しています。
(短期間なら・・・)
 
普段はICTの授業もあるのですが、
ICTの先生が、すべてのオンライン授業の
サポート窓口となっていて多忙なので、
さすがに自習となるそうです。
 
今週も1日は完全休校で、
先生たちのブラッシュアップの日となります。
 
いきなりのオンライン授業、先生は大変そうですが、
この非常事態での経験をきっかけに、
さらに学校現場もオンラインの可能性を認識、
活用方法も広がるのではないでしょうか。
 
先生の「週末何したの?」の質問に、
ある生徒が
「アウトレットに買い物に行った」
と答えているのが聞こえて、
横から「あぁ、いいねそれ!」
と言ったら、息子に
「邪魔しないで!
今の全部みんなに聞こえてるし」
と怒られた

インタビュアー&ライター

なまずみきでした。

http://namazumiki.com

 

*私の子どもたちの学校は私立なので、
ニューヨークのすべての学校が
上記のようなオンライン授業を受けている、
というわけではありません。

 

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