言葉のプロデューサーなまず美紀の自由帳

2日間のセミナー後の再会

先日、あるセミナーに参加した。趣味の心理系の学び(間接的に、私のコーチング系のセッションにも役立つと思う)。

参加者10数名と共に、濃い2日間を過ごした。私はセミナーでは、「講師や主催者から何か得たい」と思っているので、参加者と仲良しになることは狙っていない。それでも、自分をオープンにせざるを得ないワークを通じて、私達は一気にお互いの内面や抱える課題を見ることになる。

そして、こうして「改めて会いたい」と言ってくれる、少し年下の女性の友人もできて、純粋に嬉しい。

春だしね。待ち合わせのカフェに向かう途中、すでに桜が咲いていた。

新宿のカフェで再会

第三者が見た私は「気持ちに正直な人」!?

セミナー中は、他の参加者にも、さんざん「自分に正直」「素直に生きている」などと言われたけれど、彼女も、
「あのセミナーで得たことはいくつもあるけれど、みきてぃのように、自分の感情や欲求に正直に生きている女性に会えて、刺激になった」
と言ってくれた。

普段、自分ではあまり意識していないけれど、私は他者から見ると、欲求にストレート?に見えるらしい。

20年以上前の私が聞いたら、相当驚くと思う。

だって私は、とても聞き分けが良くて、謙虚で、控えめで、おとなしくて、内気で、恥ずかしがり屋、赤面症で、穏やかで、喜怒哀楽が平坦で、そもそも無欲で意志の欠けた女の子だったから。

でも、私はいつの間にか、変わったみたい。誰も私のことを、おとなしいとも、内気とも言ってくれなくなった。

 

どうして私は変わったのだろう。
なぜ「感情に正直」なんて言われるようになったのだろう。

たぶん私は自分に嫌悪し飽きていた

たぶん、こうだ。
昔の自分、たとえば、

手を挙げたいのに、挙げられなくて。
わかっているのに、わかっていると言えなくて。
行きたいのに、行きたいと言えなくて。
欲しいのに、欲しいと言えなくて。
なりたいのに、なりたいと言えなくて。
イヤなのに、イヤと言えなくて。
会いたいのに、会いたいと言えなくて。
好きなのに、好きと言えなくて。

そんな自分がつまらなくなったから。

そんな自分が、
どれほどのチャンスを逃したか。
どれほどのものを失ったか。
どれほど自分も人も傷つけたか。

それに気づいて、
そんな自分を変えたい、
そんな人生を変えたい、と思ったから。

できなかったこと、しなかったことばかり後悔して、前に進まない日々に耐えられなくなったから。

やらない後悔よりやる後悔

前述の「私と出会えて良かった」と言ってくれた彼女は、春あたり、自分の感情に従って、ある行動に出るらしい。「みきてぃ(の存在)に、背中を押してもらった」と言ってくれた。

私も彼女も40歳を過ぎている。
どちらにしても、人生はあと半分しかないし、半分もある。

やらない後悔より、やる後悔。

自分の感情に素直になること。
結果がどうであれ、私はそれで後悔したことはないから、きっと彼女も。そう信じている。
 

インタビュア&ライターなまず美紀でした。

 

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息子(14)の中学の参観日に初めて行った。

 

公開日が数日あり、好きな授業を自由にのぞいていい、というもの。

息子は「誰も来ない授業がほとんど、来ても一度に1、2名だよ」と言う。

 

つまり、「来るだけで目立つから、振る舞いに気をつけて欲しい」と。普段から率直なコミュニケーションをしている私たち。彼が思っていることぐらい、察しはつく。

 

私「何の授業がいい?」

息子「うーん、音楽は歌っているだけだし、体育はバドミントンしてるだけだし。ちなみにボク、なぜかバドミントンうまいんだけどね。まあ来るなら、数学とか理科とか、英語とか?」

 

私「英語は、(私たちはニューヨークに住んでいたので)先生にとっては、『日本の英語の授業を確かめに来た!』みたいで、イヤな感じかな」

息子「いや。先生も自信もって教えてる感じだから、それは大丈夫」

 

理科と英語を観に行くことにした。

 

息子に「授業の最初と最後は、いなくていい」と言われる。私が、休み時間に息子やその友達、先生に絡むのではないかと、恐れているのだと思う。

 

私「この服でいいよね?ピンク」

息子「まあいいと思う」

 

私「ナマズ母です!って言った方がいいんだっけ」

ついつい、息子を脅して反応を楽しむ。余計なことをしたために、息子からの注意事項が止まらない。

 

息子「あと、基本的に親は教室に入ってこないから。だいたい、廊下からのぞいてる」

 

息子「あと、教室は4階だけど、玄関正面の階段から上がってきてね」(教室の後方に出てくる階段を指定。前方だと目立つから)

 

理科の授業に行くと、私以外、誰も参観に来ていない。教室後方のドア越しにのぞいていると、ドア横の席に座る男子生徒が気がついて、そっとドアを開けてくれた。

最近の男の子って、爽やかでかわいくて、細やかで優しい。「ありがとう♡お名前は?」と聞きたいけれど、がまん。


せっかくなので、一歩だけ中に入って、教室の角に立つ。


何人かの生徒が、チラチラと後ろを見るけれど、一番前に座っている息子はこちらを見ない。10分ほど参観して、帰宅。

 

英語の時間に、再び学校へ。スクリーンに映し出された英文(写真家・星野道夫のストーリー)を読む先生。とても元気な若い先生で、授業も覇気がある。

 

先生:「Nice to meet you! これ気をつけてね。meat にしちゃうと、キミいい肉してるね!みたいだから。」


(いや…、それはないでしょ)

迂闊にも、ツボにハマってニヤニヤが止まらない。家では私に向かってダジャレを連発している息子の背中は、微動だにしない。

相変わらず、後ろも振り返らない。


チャイムが鳴ったので、息子に見つからないように、慌てて教室を抜けて帰宅。

 

ーー息子が帰宅ーー

 

私「今日、参観に行ったんだけど。2回も!」

息子「え?そうなの?来てないと思った」

私「だって、一度も後ろ見なかったじゃない。他の子はチロチロ見てたよ。せっかく行ったのに!」

息子「なに怒ってんの?参観って、授業を観に来るわけでしょ?親子でコミュニケーション取るためじゃないでしょ?」

 

そう。

いつだって息子は正しい。

参観日は「行ったよ!」という母親業アピールの場ではないんだね。


でも行ったよぉーー!!

 

ライターの傍らに母親業もしている、なまず美紀でした。

 

 

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娘(10)が突然、聞いてきた。

「ママは、eat to live or live to eat?」
「なんて?」と聞き直すと
「食うために生きとるの?生きるために食うとるの?」
(なぜか、おばあちゃんみたいな日本語。笑)

生きるためだよね。
食べることは大好きだけれど、そのために生きているわけではないもんね。

でも、欲求は行動の源ではある😊



(今日の子ども達のおやつ。お腹が空いているわけだから、お菓子の量を減らすために、しっかり用意)


最近「何のために生きているか」と考えることが少なくなったなあと思う。



でも、より良く生きるために、生きている。という感じはする。



皆さまも良い週末を。


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みきてぃ総合研究所内

「ことばLab.」なまずみきてぃです。

 

言葉に励まされて数十年。

いわゆる「名言」というものをノートに

書き留めたりした日々も。

 

そんなみきてぃより、

名言クイズです。

 

今回は、アレと恋愛の共通点について。

 

 

 

本日は、1880年生まれのジャーナリスト、メルケンの言葉より。


 

 

今回は、あえて、ここを◯◯としてみました。


「恋愛と同様に、始めるのもやめるのも難しいもの」とは、何でしょう??

 

 

長引くので、あきらめモードなのか、話題になることも徐々に減ってきた、あの戦争。

 

恋愛も、戦争も、やめるために必要なものは、なに?

 

ちなみに、メルケンはボルチモア(アメリカ・メリーランド州)の賢者と言われていましたが、

私は、2014年から3年間ボルチモアの近くに住んでいました。

 

時代を超えて出会うことがあれば、「やめるため」のアイデアを聞きたかったなぁ。

 

みきてぃ総合研究所

なまず美紀でした。


追伸:

格言は「絶対的な真実」を表す言葉ではありません。私は、言葉そのものが、この世や人生を色んな角度から表現してみる遊びであり、アートだ思っています。

 

「こうも言えるよね」「ああも言えるよね」であり、今日、共感できる言葉が、明日は全く共感できなかったり。

だからこそ、あらゆる名言格言が過去から現代まで残ってきているのだと思っています。

 

つまり、私が選ぶ名言格言が、私の心境・価値観を表しているわけでもないのでご心配なく。「犬も歩けば棒にあたる」を紹介したら、「うちの犬は毎日歩いているけれど、棒に当たったことはない」という報告も不用です。

 

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子ども達(息子&娘)と私、仲がいいなと思う。

 

特に14歳の息子と、これほど会話も多く、一緒に出かけたりできるとは、予想外だった。

 

私の兄は、中学入学の頃には激しい反抗期で、私たち家族とは旅行も外食もしなくなったので、中学生の男子は、そうなるものだと覚悟していた。

 

だけど息子は、中学生になっても、親と一緒に出かけることを嫌がる様子もない。

 

私たちは、息子が9歳から12歳までをニューヨークで過ごしたので、それが大きいな要因かなと思ったりする。


日本では、ちょうど10歳ぐらいから、友達と遊びに出かけるようになるけれど、アメリカでは、基本的に子どもだけで出かけることは禁止されている(保護者なしで、子どもを留守番させることも禁止されている)。

 

ニューヨークで通っていたインターナショナルスクールの校長には、面接の際に「一人で帰宅できるのは13歳からね」と言われた。



子どもの一人歩きは、「ほんのちょっと」でも許されない。スクールバスは、自宅から数ブロックのところに止まってくれるけれど、バス停に保護者の姿がないと、子どもは降ろしてもらえない。親が遅れると、子どもはそのままバスで学校に戻っていく(親は学校まで迎えに行く羽目になる)。

 

公園で子どもだけで遊ぶことも許されていないので、息子が「公園でバスケをしたい」と言えばついていって、ずっと見ていた。もちろん、習い事も送り迎えが必要。

 

つまり、ニューヨークにいる間、私たちは常に一緒に行動していた。

 

なのでそれが当たり前になって、帰国後も同じように行動していた。息子と近所を歩いていると、中学の同級生は多くの場合一人で歩いていて、「へー」と思ったけれど、日本ではそれが当たり前。ある時、息子も「なんか、みんな一人で出かけてるね」と気づいた。

 

そんなわけで、今では息子もバスに乗って一人で塾に行く。それでも特に心配ないあたり、日本はやはり安全な国だと思う。

 

ニューヨークでは、「ママいないから、家で待ってて」「習い事に自分で行って」「友達と勝手に遊んできて」が言えなかったので、それはそれで、大変だったし面倒だった。


だけれど、今でも息子が抵抗なく親と出かけてくれる、これがニューヨーク生活のおかげなら、あの日々があって良かったと思える。

 

そうそう、先日、同世代の男性に「すごいね。僕が中学生の頃なんて、友達と出かける方がずっと楽しかったし、親に相談するとか、なかったな」と言われて、「それは日本だし」の後に、「それに昭和だったし、関係性によるし、個性もある」と言いたくなった。

 

アメリカとか日本とか、昭和の子とか、平成の子とか。。。子育ては、いろんな要素が絡まるので、原因探しは意味がないことも多い。

 

それでも、ふと、「中学生の息子が親とのお出かけに抵抗がないのは、アメリカ生活の名残り」。そんなことを考えたのでした。

 

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「日本企業では、なぜDXが進まないのか。どうしたらいい?」を伺っています。

 

 

 

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  「思考がゴチャゴチャ」に、マインドマイニング

 

言葉のプロデューサーなまず美紀です。

 

先日、友達から「思考がゴチャゴチャで整理できてない」とSOSをもらいました。

 

私も、悩みやストレスで、思考が堂々巡りになることがあるので、その苦しさはよくわかります。

 

どんどんネガティブなスパイルにハマって、のたうち回る。カラダであれば、救急外来に運ばれるレベルの苦しさ。

 

こういう場合、中途半端にお話を聞いても解決にならないので、私も本気でお手伝いしようと決め、「マインド・マイニング」を受けてもらいました。

 

 

2時間ほどじっくりとお話を聴き、翌日、彼女の言葉をカテゴリー別に整理したレポート6枚が完成。

その後、とても嬉しい感想をいただきました。

 

この感想が素晴らしいのは、現実が思考によって歪み、膨らみ、手に追えなくなる感じが、とてもうまく表現されていること。

 

そして、2時間の「マインド・マイニング」とレポートによって、ご自分の傾向に気づき、ご自分で答えを見出せていることに感動しました。

 

えっと。

私のサービスの効果に、私が感動するというのもおかしな話ですが。「マインド・マインニング」の“シンプルな手法でありながら、偉大な効果”については、いつも、受けてくださった方から教えていただいているのです😊

 

  ご感想

 

みきてぃの圧巻のレポートに感動しています。

そして、このように「客観的」に事柄を並べていくだけで、気持ちが整うような感覚…

 

感情的になると、起きたことに対して、自分勝手な思い込みをなすりつけていくことで、目の前の出来事柄が、どんどん増幅していき、自分の気持ちが潰されていくのがよく分かりました。

 

私はトラブル対し、自分のコンプレックスとごっちゃにするという、クセがあるんだなあと驚愕の発見です😭 さらには、過去の嫌な事柄を思い出しては現実とごちゃ混ぜにすることにも気付きました。

 

 一番いけないのは、勝手に恐れを抱き、自分の今の気持ちをごまかしては伝えようとしなかったことです。 嫌なことは嫌だと表現しない限り、解決しません。 そんなことで怒るなんて了見がせまい、女の嫉妬だと思われては恥ずかしい…など、ウジウジしていました。 相手がどう思おうと、ストレートに話せば良かったです。

 

とにかく頭の中がごちゃごちゃになり、何が真実か?自分は何がやりたくて、やりたくないのかわからなくて苦しかったです。 だから、ミキティが私に寄り添い、さらに、文字化してくれて、私の本心がどういうものか?がはっきりわかりました

 

あとは、一つ一つ淡々と実行するだけです。そこに変な意味づけをせず、思い込みで色付けしないで、解決に向かうよう動いていきたいと思います。

 

とにかく、色々整理されて、 気持ちが楽になりましたミキティのプライベートインタビューは本当にすごいと思います。少しでも自分に対し、日々辛さを感じている人にぜひおすすめしたいです。

 

因みにさっき・・・(略)

 

 

  To Doが明確になり行動することで、現実が好転

丁寧なご感想ありがとうございました。

 

詳細は書けませんが、「因みにさっき・・・」の後がすごいのです。

 

彼女は、冷静に取るべき行動がわかり、行動したことで、相手の方の行動を促し、一瞬で現実が好転したのです。

 

昨年から引きずっていた問題が、「マインド・マイニング」の翌日に、ひとまず断たれました。そして、「息が普通にできるようになった」と😊。

 

バンザイ(^-^)/

 

神様。友達の苦しみを和らげることのできる、このスキルをありがとう!

そして、友達。私を思い出してメッセージをくれて、ありがとう!

そんな気持ちになりました。

 

皆様も、どうぞ穏やかな気持ちで深呼吸を。

 

なまず美紀でした。

https://namazumiki.com

 

 

 

先日、仕事で『チャットGPT』に関する記事を書いた。

少しは詳しくなったので、息子に自慢。

 

私「チャットGPT知ってる?」

息子「聞いたことはある」

私「おもしろいよ!ほら。何か質問入れてごらんよ」

 

(息子、『○○中学校(自分が通う)の特徴は?』と入力)

 

GPT「…クラブ活動などあらゆる学びの場を提供しており、…のびのびと学べる環境を…」

息子「なんか、どこの中学校でも当てはまることばっかだね」

私「まあ公立中学だしね」

 

(息子、『開成中学校を卒業した著名人は?』と入力)

 

息子「これなら、絶対、岸田首相出てくるよね」

GPT「渡辺謙、菅野美穂…」

私「えー、そうだったの!?」

息子「そんなわけないじゃん。男子校だし」

私「そりゃそうだ。書き方を変えよう」

 

(私、『東京の開成中学校出身の政治家を教えてください』と入力。

 

GPT「・・小池百合子・・(岸田首相なし)」

私「小池百合子?ママの中学・高校の先輩だし。なんなら大学も同じ」

息子「全然ダメじゃん」

私「そうなのよねー。チャットGPTは正確性に問題があるのが課題なんだよね。でも、今日は特に調子悪い!信頼度がウィキペディア以下となると、毎回、裏をとる作業が必要だもんね。。しかし、便利ではある」

 

(息子、『走れメロスのあらすじを教えてください』と入力)

 

チャットGPT「〜〜〜」

息子「まあ、一応正しい」

私「心は揺さぶられないね」


私「哲学的なことも答えくれるよ!」

 

(私、『孤独で寂しいです』と入力)

 

息子「友達つくろうよ」

 

息子食いつかず。


しかし!チャットGPT、本当はとっても革新的なテクノロジーの進化なんです。


(全然伝わらない)


(そんな私に息子が作ってくれたおやつ)

 

なお、本日のブログは、私のオフモードのお遊びであり、お仕事とは一切、関係ありません。

みきてぃでした。

 

↓なまず美紀のお仕事サイト

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今日はオフなので、たいくつ。


なぜか、いつも忙しく動き回っていると思われるけれど、手元に仕事があるとき以外、全く忙しくない。仕事はもらってももらっても、すぐ終わってしまうし、まだまだ余力がある。手持ち無沙汰。


こういう日は、以前住んでいた恵比寿・代官山あたりへ。

カフェで本を読んだり、ヴィンテージショップをぶらぶらするつもり。高級だからめったに買うことはないけれど、何十年も前のブランド品は眺めているだけで楽しい。


まずはカフェへ。



隣では20歳位の女の子たちが、ゲラゲラ笑っている。

2人で何度もSNS用の写真を撮影。iPhone の前で、それぞれ目を大きく見開いてキメ顔。自分の写りだけチェックして、キャッキャと投稿。気になる男の子や、彼氏の話をする声も大きい。強気な言葉が飛び交う。


わかる、わかるー。

ううん、違う。わかる気がするー。笑


若くて可愛いって言うだけで、本当に無敵で楽しいよね。


だけど20年経つと、ただの「うるさいおばさん」になるから、声のボリュームは今から気をつけた方がいいよ、と思う。


そんなことを考えていたら、私のiPhoneが鳴る。学校にいるはずの息子(14)から。


息子「ランチ、なに食べたらいい?」


あ。。。

今日は中間テストで午前中までだったね。


息子「Uberしていい?」

私「待って!昨日もUberだったじゃん」


昨日、私は丸一日仕事だった。

でもさすがに今日は、カフェにいるだけだし。

「待ってて。何か考える」


考えても仕方ない。結局お寿司を買って、急いで家に帰る。


Uberと、お寿司を買うのと、何が違うのか自分でもわからないけれどね。

冷静に考えたら、「また、Uber?」は、あっちのセリフかもしれないし。


それにしても、子どもって本当にご飯、ご飯だよね。笑


でも、急いで帰りながら、「お寿司を食べながら、テストの話を聞くの楽しみー」と思うぐらい、息子が好き。息子との会話が好き。


そうだ、夕方は娘(10)の塾の初日で、送っていくんだった。自分で「行きたい」と言い出した塾。とりあえず、「塾のリュックをもらえて嬉しい」らしい。


娘を送った私は、カフェでPC作業しながら待機する予定。一緒に帰宅しながら、彼女に「塾」の感想を聞くのも楽しみ。


こうして、オフの日はゆるく終わっていく。


仕事も、一人時間も、たまの子どもの世話も、楽しい。そこに流れるのは、いつだって言葉。


「人は言葉に恋をする」

言葉のプロデューサーなまず美紀でした。

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言葉に傷つき、言葉に励まされて数十年。

いわゆる「名言」というものをノートに

書き留めたりした日々も。

 

そんなみきてぃより、

名言クイズです。

 

今回は格言のテーマのヒントもナシにしようかな。

◯◯に何がハマるか、考えてみてくださいね。

 

 

答えは、、。

 

 

現代でも「現状維持は後退だ」という言葉をよく聞きますよね。

最近の自己啓発界隈で流行しているだけでなく、18世紀から変わらない。


動物ならば「今」を生きているだけで、それが進んでいるか退いているかなんて考えないと思うけれど。

生まれた限りは、成長していくことを求められる、求め合うのが人間なのですね。

 

ちなみに、20代を過ぎると、美容も健康も、現状維持すら難しい。現状維持ができれば充分すぎる前進。どんなに抗っても右肩下がり。

それでも、人としては右肩上がりを求められる。それを目指す。


人間は(随分と自分に厳しく)考える葦ですね。

 

なまず美紀でした。

 

 

 

 

 

 

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言葉に傷つき、言葉に励まされて数十年。

いわゆる「名言」というものをノートに

書き留めたりした日々も。

 

そんなみきてぃより、

名言クイズです。

 

今回は、アレと幸福の関係について。

 

あ、ちなみに。

 

名言格言は「真実」を表す言葉ではないですから。私は、言葉そのものが、この世や人生を、色んな角度から表現してみる遊びであり、アートであると思っています。

 

「こうも言えるよね」「ああも言えるよね」であり、今日、共感できる言葉が、明日は全く共感できなかったり。

だからこそ、あらゆる名言格言が過去から現代まで残ってきているのだと思っています。

 

つまり、私が選ぶ名言格言が、私の心境・価値観を表しているわけでもないので、ご心配なく。

 

まずは、ゲーテ様の見解です。

 

 

幸福を約束してくれそうな【 】、なんでしょうね。

逆に、富ある者もそうでない者も、一国の主も民も。アレがないと、幸福ではないってこと?

 

一方、絶望的にネクラで、私が大好きなカフカは、アレが上手くいった状態でさえも、絶望って言ってる。

 

 

答えは。

 

(戯曲:タウリス島のイフィゲーニエ)

 

ゲーテは、同棲相手のクリスティアーネとの間に子どもがいたそうですが、彼女の身分が低いということで正式な結婚はせず、57歳まで独身だったそうです。(戦下のこの年、フランス兵が自宅に乱入した際に、クリスティアーネがゲーテを救ったことが正式結婚のきっかけになったとか)

 

「ゲーテが上記のセリフを書いたのと、自身の結婚とどっちが先?」と気になって調べたら、セリフを書いたのが結婚の20年ほど前。

できれば、結婚後、どう思ったか聞いてみたい。。

 

そうそう、カフカは。

 

 

カフカの言ってることは、気にしなくていいかも。笑

「僕には到底あり得ない幸福だから、僕はそれを憎む」「僕はなんとしても独身でいたい。新婚旅行を想像しただけでも、ぞっとする」(ブロートへの手紙)とか、「独身は罰しか齎さない」(日記)とか、「病気にでもなれば、ベッドの端から、誰もいない部屋を何週間も眺めていることになる」(独身者の不幸)とか、まあ、あれこれ言っているので。

 

生涯で何度か婚約破棄をしているカフカ。破棄の理由は色々だけれど、結婚を熱望しつつ、同時に恐れていたのではないかと推測😆

 

でも、人のことはどうでもいいや。

結婚でも独身でもいいし。

離婚でも再婚でもいいし。

大事なのは幸福だと思えること。

 

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