【ニューヨーク散歩】The Noguchi Museum | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」

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ニューヨーク・クイーンズにある
「The Noguchi Museum」を見学してきました。

 

 

イサム・ノグチの美術館は、香川県にもありますが、アトリエが美術館になったもの、こちらのニューヨークの美術館は、彼のデザインで「美術館」として建てられたそうです。

 

 

入場料は大人10ドル、12歳以下は無料です。

日本語と英語のツアーも無料で参加できます。

私たちは、日本語ツアーに参加。

 

今回、ツアーで扱った作品は4点。

 

まずはこちら。

 

 

 

 

イタリアの大理石ですが、立方体に取ったあとの商品にはならない石を、タダ同然でもらってきて、作品にしたものです。

 

何本も空いている円柱の穴は、石狩が、石を取り出す際についたものだそうです。それを活かした作品。

 

この美術館では、作品の横に、作品名がありません。部屋の片隅にストックしてあるボードを見ないと作品名がわからないのは、「先入観を持たずに、作品を見てほしい」という意図があったそうで。

 

ツアーも、一方的な説明ではなく、

「何に見えますか?」

「どこに惹かれましたか?」

と、観る人主体なのが、すばらしかったです。

 

作品名:roar=雄叫び

 

ここで、参加者から

「マンモスの頭のように見える」

「縦に入った線が、力強い雄叫びに見える」

などの意見が。

 
こちらが、2作品目。
晩年のイサム・ノグチは、大理石よりも、より硬い石(火山岩)を扱うようになったそうです。
 
玄武岩は、世界中にありますが、日本の石を使うことにこだわり、こちらも、仙台の玄武岩です。

 

玄武岩は、元は黒いのですが、鉄分を含むので、

表面が酸化したら赤茶色になるそうです。

 

この作品は、その色の違いを利用。

 

(作品名:To Bring to Life)
 
石を4つに切り分けて、黒い部分を削ったあとに、また合体させています。
丸い穴は、竹を差し、そこに水を流し込み、
竹が膨張する力を利用して、空けてあるとか!!
 
イサム・ノグチの定義では、
「彫刻=立体で心を動かすもの」。
 
ですから、噴水を使って「水の彫刻」としたり、
本来、使われなかった素材を利用するなど、
従来の彫刻の概念を打ち破った作品も。
 
ツアーで取り上げた3作目は、そんな作品のひとつ、「あかり」シリーズ。
 
(畳に座って(寝ても)鑑賞できます)
 
50年代に、提灯の名産地、岐阜で出会った提灯に感激。産業が後退していることも危惧し、老舗オゼキと共同で、提灯の素材を使った作品を生み出しています。
 
「あかり」シリーズは、イサム・ノグチが手作りしているわけではなく、デザインした型を使って、職人さんが量産しています。
量産に踏み切った理由は二つ。職人さんの生活も守れる、自分の作品がより人々の生活に身近なものとして存在できる、ということだったとか。

 

ツアーでの最後の作品は、こちら。

美術館内で、唯一、触っても、乗っても良い作品です。

 

イサム・ノグチは、公園のデザインも手がけていました。

50、60年代のニューヨークの公園の遊具は、

4S(Swing, Seasaw, Sand box, Slide)が定番で

「もっと子どもの想像力を伸ばしたい」と

こんな遊具も提案していたそうです。

ただし、却下。

ニューヨークでは彼の作品がある

公園はありません。アメリカでも、マイアミ、アトランタなど数カ所だとか。

 

日本では、製作途中に本人はなくなったものの完成されている札幌・モエレ沼公園が有名ですね。

 

ツアーは終了。

作品はまだまだ続きます。

見ごたえたっぷり。

 

私が惹かれた一部の作品を写真にてご紹介!

ゆっくりご鑑賞ください♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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カフェもあり「あかり」も販売されています。
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お茶のペットボトル3.75ドル。
もちろんコーヒーやクロワッサンなども。
 
以上、インタビュアー&ライター
なまずみきの、プライベート・遊びの
レポでした。
 
 
蛇足です。
帰りに寄ったレストランで、7歳の娘が、
「これもアート?」と。
 
 
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かもしれませんね。

心が動けば(笑)。

 

なまずみき

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