「その人らしさ」と地方言葉は切り離せない。 | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」

 

昨日のブログでは、その人の個性があらわれる文体の話を書きました。

 

同様に方言も、その人らしさそのもの!と思っています。

公の記事では、取材相手の方言は自動的に標準語に変換しますが、

人柄も売っている個人事業主さんは、方言でのブランディングも大事だなと実感しています。

 

たとえば!

 

桜の季節に、活動内容についての取材&執筆をご依頼いただいた

「人生を変える薔薇の魔法師・霊能師」奄海るかさん。

 

るかさんと言えば、関西弁でずばっと本質をつくブログ記事が特徴で、

歯に衣着せない物言いが、気持ちいいんです(笑)。

 

そのるかさんとの打ち合わせ後(フォアグラのランチ、おいしかったなー)、

外向けのものとして、標準語のQ&A形式で活動を説明する文章を納品しました。

 

でも、違和感があって。

内容は伝わりやすいと思うのですが、私が知ってるるかさんとは違う…。

 

後日、勝手に関西弁トークバージョンを作ってメッセージで送りました。

私の自己満足というか、遊びのつもりで(笑)。

だけど、ここに使っていただいていましたよ。

 

ジャン!

 

http://enjyudou.com/column/interview/


ね??いつものるかさんですよね??
ついでに鯰も関西弁(笑)。

 

ところで、鯰も正真正銘の関西人です。

関西といえば、東から3大都市、京都・大阪・神戸があって、

それぞれ微妙に言葉が違うと言われています。

大阪と神戸に挟まれた芦屋市出身の鯰ですが、

両親が関西弁を話さないこともあって、関西弁は弱いです。

 

スピーキングで「バリバリの関西弁」は使えず、

たとえば、

「そないゆうけど」

とかは、ナチュラルには使えません。

 

ですが、関西弁の方が話しても聞いても、感情が伝わりやすいなと思うこともあります。

たとえば、

「それ、むっちゃ笑けんねんけど」

「今から会いたいねんけど、時間ないやんね?」

「むっちゃ好きやねんけど、どう思ってんの?」

とかの場合ですね。

 

なのに!

東京では「関西人と思えない」と言われ、

関西でも「関西人と思えない」と言われ始め…。

 

たまに、関西人に向かって関西弁を使うと、

「偽物っぽくてイラっとする」

と言われるほど語学力が低下している私!

それでも、まだまだ、関西弁&標準語のバイリンガルのつもりですし、

もちろん、関西弁のヒアリングもライティングも可能です。

 

というわけで!

関西弁のヒアリング、ライティング、スピーキング、

ご要望に応じて公私ともにO.K.ですよのインタビュアー&ライター鯰美紀でした。

 

(撮影:加藤彰さん)*鯰が育った関西の家