現在、東京早稲田のドラードギャラリーにて
開催中の「Neo琳派展」に参加しております。
私は幕末琳派の鈴木其一(きいつ)の
「朝顔図屏風」(メトロポリタン美術館所蔵)を
高校生の時に見て衝撃を受けて以来、
其一はじめ琳派が大好きです。
私は主に油絵具を使って作品を作っていますが、
画面構成や構図、地と図の関係性など、
この琳派や江戸絵画から知らず知らずのうちに
おそらく多大な影響を受けていると思います。
(「鈴木其一のこと」と題して4年前にもブログに書いていました^^)
http://ameblo.jp/miki-t-art-yorimichi/entry-1052
そんなわけで、
今回ドラードギャラリーで「Neo琳派展」の募集があった時、
迷わず参加希望を出していました^^
2点出品していますので今日は
そのうちの1点をご紹介します!!
「たゆたう#5」
2014年制作
キャンバス・油彩・アルキド樹脂絵具
53×33.3cm(M10)
たゆたう、はこれまでにも何枚か描いてきたシリーズです。
揺らぐ水面に時の流れを表現しています。
今回のNeo琳派展、
出品作品の条件としては、金または銀を使うこと。
これまでは、使うとしても一部分に
さりげなく使うくらいだったので、
いざイメージが出来て制作を進めていても
なかなか思い切って金を載せることが出来ず、
また、べた塗りの金にはしたくなかったため、
(理想としては金粉を細かく蒔いて色面を作る感じ^^)
うす塗りで何回も何回も重ねていました。
ただ、途中で金があまり目立ってこないこともあり、
もう一度ブルーを塗ってからまた金を重ねたり、、、と
金の輝きを出すのに苦労した作品でもあります。
(部分アップ)
金や銀の効果として、時間とともに変化して見える、
というものがあります。今は例えば美術館など
一定の明るさの下で見ることの方が多いですが、
江戸時代は、明かりは天然の太陽とゆらぐ蝋燭の火。
その太陽も、季節で、1日のうちのその傾きでも光の色味が違います。
そんな日の変化に呼応して、色を変えるのが金や銀。
以前、美術館の展示で、とある江戸時代の屏風作品を
1日の日の変化をイメージし、照明の明るさを変える演出を
して見せる試みを行っていたことありました。
例えば昼間の明るさ、例えば夕暮れ時の赤みを帯びた光、、、
刻々と変化する日の光に、作品もまた変化していく。。。
綺麗でしたし、今の光量では一見華美すぎるのでは、
と思うほどの金の使い方が、実は少ない光量でいかに
綺麗に、劇的な演出をするか、という効果もふまえて
いるのだと改めて気づかされました。
今回の私の出品作品も
ぜひ色んな角度から、ご覧いただければと思います。
キラキラと、時に暗めの輝き、
時にまぶしいほどのきらめき、、、と
その変化を楽しんでください^^
展覧会では、金の効果をより引き立たせるために
黒い箱額に入れて展示しています。
そしてもう1点もたゆたうシリーズです^^
こちらも後日、ご紹介しますね♪
Neo琳派展は16日まで(水曜休み)です。
よろしくお願いいたします。
Neo琳派展
2月8日(土)~16日(日)
12:00~20:00(最終日18:00)
ドラードギャラリー
東京都新宿区早稲田鶴巻町517
TEL:03-6809-3808
ギャラリーオーナー小原さんのブログ
http://ameblo.jp/sizingaka/
また、今回の展示、
TH(トーキングヘッズ)叢書さんにご協賛いただいていて
TH叢書57に今回の展示の記事を掲載してくださっています。
そして、その紹介ページに私の出品作の画像も
載せてくださっています!!
こちらもぜひお手に取ってみてくださいね♪
開催中の「Neo琳派展」に参加しております。
私は幕末琳派の鈴木其一(きいつ)の
「朝顔図屏風」(メトロポリタン美術館所蔵)を
高校生の時に見て衝撃を受けて以来、
其一はじめ琳派が大好きです。
私は主に油絵具を使って作品を作っていますが、
画面構成や構図、地と図の関係性など、
この琳派や江戸絵画から知らず知らずのうちに
おそらく多大な影響を受けていると思います。
(「鈴木其一のこと」と題して4年前にもブログに書いていました^^)
http://ameblo.jp/miki-t-art-yorimichi/entry-1052
そんなわけで、
今回ドラードギャラリーで「Neo琳派展」の募集があった時、
迷わず参加希望を出していました^^
2点出品していますので今日は
そのうちの1点をご紹介します!!
「たゆたう#5」
2014年制作
キャンバス・油彩・アルキド樹脂絵具
53×33.3cm(M10)
たゆたう、はこれまでにも何枚か描いてきたシリーズです。
揺らぐ水面に時の流れを表現しています。
今回のNeo琳派展、
出品作品の条件としては、金または銀を使うこと。
これまでは、使うとしても一部分に
さりげなく使うくらいだったので、
いざイメージが出来て制作を進めていても
なかなか思い切って金を載せることが出来ず、
また、べた塗りの金にはしたくなかったため、
(理想としては金粉を細かく蒔いて色面を作る感じ^^)
うす塗りで何回も何回も重ねていました。
ただ、途中で金があまり目立ってこないこともあり、
もう一度ブルーを塗ってからまた金を重ねたり、、、と
金の輝きを出すのに苦労した作品でもあります。
(部分アップ)
金や銀の効果として、時間とともに変化して見える、
というものがあります。今は例えば美術館など
一定の明るさの下で見ることの方が多いですが、
江戸時代は、明かりは天然の太陽とゆらぐ蝋燭の火。
その太陽も、季節で、1日のうちのその傾きでも光の色味が違います。
そんな日の変化に呼応して、色を変えるのが金や銀。
以前、美術館の展示で、とある江戸時代の屏風作品を
1日の日の変化をイメージし、照明の明るさを変える演出を
して見せる試みを行っていたことありました。
例えば昼間の明るさ、例えば夕暮れ時の赤みを帯びた光、、、
刻々と変化する日の光に、作品もまた変化していく。。。
綺麗でしたし、今の光量では一見華美すぎるのでは、
と思うほどの金の使い方が、実は少ない光量でいかに
綺麗に、劇的な演出をするか、という効果もふまえて
いるのだと改めて気づかされました。
今回の私の出品作品も
ぜひ色んな角度から、ご覧いただければと思います。
キラキラと、時に暗めの輝き、
時にまぶしいほどのきらめき、、、と
その変化を楽しんでください^^
展覧会では、金の効果をより引き立たせるために
黒い箱額に入れて展示しています。
そしてもう1点もたゆたうシリーズです^^
こちらも後日、ご紹介しますね♪
Neo琳派展は16日まで(水曜休み)です。
よろしくお願いいたします。
Neo琳派展
2月8日(土)~16日(日)
12:00~20:00(最終日18:00)
ドラードギャラリー
東京都新宿区早稲田鶴巻町517
TEL:03-6809-3808
ギャラリーオーナー小原さんのブログ
http://ameblo.jp/sizingaka/
また、今回の展示、
TH(トーキングヘッズ)叢書さんにご協賛いただいていて
TH叢書57に今回の展示の記事を掲載してくださっています。
そして、その紹介ページに私の出品作の画像も
載せてくださっています!!
こちらもぜひお手に取ってみてくださいね♪