昨日、5月3日は記念日だったのに、記事載せる気力がなく。。。

今日改めて書こうと思います。


好きな画家は?と聞かれたらまず真っ先に出てくるのは「鈴木其一(きいつ)」

分類としては幕末の江戸琳派の画家、酒井抱一の弟子です。


その其一と出会ったのが、1994年5月3日なのでした^^


私は高校生1年生。

そのころ、名古屋市博物館で「琳派展」を開催していました。

なぜだか家にチケットが1枚あり(新聞屋さんとかでもらったのかな~?)

美術科の生徒(5月だからなりたてですが)だった私に、母が「行ってきたら~」とチケットをくれました。

私は美術科といえど、琳派に対しての知識もそんなになく、

「あ~教科書に載ってる風神雷神ね」くらいのノリで出かけたのでした。


古い美術、というイメージだったけど、

行ってみると意外とおもしろく、

そして、最後の方の展示室で出会ってしまったのです[るんるん]


鈴木其一の「朝顔図屏風」に!!

衝撃でした。 なんという迫力! 

たくさんの群青色鮮やかな朝顔の花と

画面を縦横無尽に走り回るような蔓。

色は花の青と葉の緑だけのシンプルな絵ですが、

この構図と、大きさもかなりある屏風なので、本当にド迫力なのでした。


一気に虜になってしまい、閉館まで会場をうろうろ、

とくに「朝顔図屏風」の前で多くの時間費やしたのを覚えています。

それから琳派にどっぷりハマっています^^


寄り道アートの道草ブログ 上:「朝顔図屏風」右隻 下:「柳鷺図屏風」

(ポストカードを撮影したものなのでちょっと色暗くなってしまいましたが)


その後は学校の美術史のレポートも其一のこと、

大学入っても、油画の学生としては珍しく(?実際同級生はあまり受講してなかったような覚えが・・・)

日本美術史の講義を受講したり。


琳派に関係する展覧会は(動ける範囲で)欠かさず見に行ったり。


京都の細見美術館が所蔵している「藤花図」や「水辺鵞鳥図屏風」も好き^^

其一の構図は奇抜で斬新といわれる琳派の画家たちの中でもちょっと異質な気がします。

藤花図などしっとり、細やかな線があるかと思うと、

「夏秋山水図屏風」の流れる水の表現は

まるで朝顔の蔓のように強く躍動的。

どの作品も素敵なのです^^


そんなわけで、私は油絵描いてますが、

大好きなのは日本の美術、それも江戸絵画だったりします^^


私の作品にも、その影響は出ているようです。

以前、個展の時に「琳派好きでしょ?」と言われたことも。


そういえば、東京ではK'sGalleryさん で個展してますが、

K'sGalleryとの出会いも其一のおかげかも^^


その話は、次回・・・^^


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琳派っぽい?