心のお部屋、それはあなたのものですか? | あなたの心のお部屋はあなた色ですか?

RC Method代表万紀子さんの許可の元、blogを編集掲載しています。

 

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「どうしてできないの!」

 
これは、口にするだけ毒な言葉です。
 
言われたことがある人は、
ただ人格否定されただけで
ただ傷ついただけで
全然できるようにならないんですよね。
 
言われたことがある
という方は多いのではないでしょうか。
 
どうしてできないか
 
伝え方が適切じゃないからです。
 
どうしてできないの!
という人は、
相手の理解力と実行力に依存しています。
 
自分の力不足を
相手のせいにしているのです。
 
きちんと相手が理解できる言葉で説明し
相手の力量に合ったことを選んだなら。
 
きっと最初から完璧でなくとも
必ずできるようになることでしょう。
 
このように、
本当は自分の側に責任があるのに
相手に押しつけて相手の権利を侵食することを
境界線の侵害といいます。
 
 
では、
境界線って何でしょう?
 

どこからが私で、

どこからが私じゃないか。
 
その境目のことを、境界線と言います。
 
ひとつの部屋をイメージしてください。
誰もが全員、ひとつずつ部屋を持っています。
 
部屋の中にあるものは、持ち主のもので、
部屋をどう使うかも、何を入れるかも、
決める権利は持ち主にあります。
 
また、壁をどうするかも、持ち主が決めます。
この部屋の境界線が、
心の境界線だと思ってください。
 
あなたの部屋に
友だちの服とバッグが散乱していたら。
 
お母さんが自分の捨てられない不要物を
置きにきたら。
 
…自分が置きたいと思うものを
入れるスペースがなくなってしまったり、
片付かなくてごちゃごちゃしたりして
困ってしまいますね。
 
お友だちは、
自分の部屋に自分のものを
しまっておかないとですし、
お母さんは、不要なら捨てるなり、
取っておくなら自分の部屋に
置くなりしないといけません。
 
…実は、心でもこのようなことが
たくさん起きています。
 
自分の心は、他人から見えないのに
他人のものがあったりって、
どういうこと?
と疑問に思うことでしょう。
 
実際に嫌な目にあっている人は、
ピンとくるかもしれません。

 

自分の心のお部屋に

他の人が踏み込んできたり
ものを置いていったり
(逆もありますが…)
それが何の影響もなければ
問題ありません。
 
でも、
世の中で起きている
人間関係の問題のほとんどは、
この境界線の扱いに原因があります。
 
自分の境界線
 
他人の境界線
 
それぞれ、どう扱うかによって、
人間関係の距離感が変わってきます。
 
 
つづき記事

 

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元記事

「どうしてできないの!」は、百害あって一利なし

境界線とは

これはあなたのものですか?