文章を書くときに欠かせないのが「副詞」です。
副詞は動詞・形容詞・形容動詞を修飾し、表現を豊かにする役割を
持っています。
ですが、使い方を間違えると、文章全体が不自然になったり、意味が
伝わりにくくなることも。
なので、副詞の正しい使い方と基本ルールを知っておきましょう。
<<副詞とセットで使うルール>>
副詞には、後に続く言葉がある程度決まっています。
代表的な組み合わせを見てみましょう。
「けっして」→「〜ない」
「必ず」→「〜する」
「なぜ(なぜなら)」→「〜か」「だから」
◎正しい例
・この試合はけっして負けるわけにはいかない。
・私は必ず約束を守る。
・なぜ嘘をついたのか。それは誰にも心配をかけたくなかったからだ。
◎間違った例
・私はけっして約束を守るつもりです。
・彼は必ず約束を守らない
・なぜ彼が来たのか。必ず楽しい時間になるでしょう。
このように、副詞が受ける言葉を正しく理解して使うことで、自然で
読みやすい文章になります。
文章が長くなると、副詞がどの語を修飾しているのか分かりにくく
なることがあります。
その場合は 「副詞を文頭に置く」 とスッキリします。
例えば「必ず」「実は」「たとえば」などを文頭に持ってくると、
意味が明確になり誤解も防げます。
副詞は小さな言葉ですが、文章全体のリズムや説得力を左右します。
基本ルールを押さえて、例文で確認しながら練習すれば、文章はぐっと
わかりやすくなるので、意識してくださいね。