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この記事の続きです。
2005年当時、「ブックライター」という言葉はありませんでした。
ライター、フリーライター、ゴーストライター、くらいかな。
最初、私はフリーではなかったので(正社員でした)、名刺には
「ライター」と書いていたと思います。
「ブックライター」という言葉が出てきたのは、2013年かな?
この本が出て、Wikipediaにも出て、という感じだったかと。
いやー、ありがたかったですね。
「フリーライター」もしっくり来ないし、「ゴーストライター」は
何だかイメージが悪いじゃないですか。
なので「ブックライター」という言葉を作ってくださった著者には
感謝してます。
書籍1冊目は、勤めていた会社の社長の本です。
すでに何冊か出版されていて、そのうちの1冊を頼まれた形だったと
思います。
すでに目次があって、その内容を社長が話して、録音されたものを
私が聞いて、まとめる形に原稿にしました。
やり方を教わったわけではないので、完全に自己流。
今思えば、よくやったよな〜と感じますね。
で、この原稿を当時の編集者が気に入ってくださったんですよ。
そこから、一気に書籍の原稿を書く仕事が増えました。
社長が顔の広い方だったので、周囲の起業家さんなどに「うちの
社員が本の原稿を書けるよ」と広めてくださったんですよね。
社員の間に、いくつかの出版社と仕事をさせてもらいました。
社長と一緒に東京に行って、出版社に挨拶周りもしました。
20年前、まだビジネス書が少なかった頃です。
ある出版社に挨拶に行ったとき、そこの編集長さんに、
「女にビジネス書が書けるのか」と馬鹿にしたように、鼻で笑う
感じで言われたことがありました。
社長も私も、顔がポカンとなって。
あー、そんなことを言われる業界なんだと驚いたことを、今でも
覚えています。
でも、そこでスイッチが入ったんですよね。
負けず嫌いのスイッチが。
「書けないって言うなら、書いたやろうじゃん」って。
そこから、「ライター」としての覚悟が決まった気がします。
つづく。