本当に30年経ったんですね。
私は25歳で、ホテルマンとして働いていました。
あの頃は、30年後の自分をまったく想像できなかったですね。
震災について、最初に書いた記事。
毎年、亡くなった友人のお母さまと電話で話していたんですが、
施設に入られたので、それもできなくなりました。
「あの子の分も生きてね」と言われて、常に私の頭の中には、
彼女のことがあります。
私がいつか寿命が尽きて彼女に会った時に、恥ずかしくならない
ように生きたいんですよね。
「あなたが何気なく過ごした今日は、昨日死んだ誰かがどうしても
生きたいと願った明日」
誰の言葉だったかわからないけれど、この言葉を忘れずに生きること。
震災は、神戸だけではありません。
東北も、能登も、九州も。
日本に住んでいる限り、いつどこで被災するなんてわかりません。
備えることも大事だけど、自分の生き方を見直す「1.17」です。