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35歳で第一子を出産。妊娠・結婚・出産・キャリアアップ、女性のライフステージに合わせたボディメイクを提案いたします。

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お客様のライススタイルに合わせて出張パーソナルトレーニングを実施している池野です。

 

 

 

こんにちは。

 

 

【春ちゃんが亡くなりました】

 

 

4月11日16時3分

息子の春弥が亡くなりました。

 

4月10日頃から容態が徐々に悪化し、

細菌感染から多臓器不全で亡くなりました。

 

 

生まれた当初から染色体検査により「13トリソミー」と診断され、約90%の新生児が1カ月以内で亡くなる難病で数年前まで13トリソミーの新生児は積極的な延命治療を行わないとされていたそうです。

 

 

近年では19歳まで生きた方もいらっしゃったようですが、

生まれた時から短命でどこまで生きられるのか分からないのが分かっていた難病でした。

 

 

毎日面会に行っては「今日の春ちゃんの容態はどうかな?」と緊張感をもって面会に行っていました。

春ちゃんは心臓の奇形などはないものの、

呼吸器がどうしても外せず日々チアノーゼを起こして呼吸が辛い病状を患っていました。

 

 

呼吸器がついていたため、抱っこも4回しかしてあげられずとても寂しい思いをさせてしまったと思います。

Blogに書くかどうか非常に悩みましたが、春ちゃんとのことを忘れたくないので、こちらに記録として残させて頂きます。

 

プライベートな話で失礼します。

 

 

【4月11日(日)0時30分頃】

熊本市民病院から電話がかかり、春ちゃんの状態が悪化していると連絡があった。

細菌感染し、血圧が上がらない。そんな状況ですと。

私はすぐに病院に行こうとしたけれど、もう少し様子を見るとのことで一旦電話を切る。秀君に電話してどうしたらいいのか話す。

まずは予定していた先生とのリモートmtgにいつも通りに病院に行くことを考えて寝ようと努力する。

 

 

 

それでも春ちゃんが心配でそばに行きたくて涙が止まらない。

いつのまにか泣き疲れて眠ってしまって朝5時に目が覚める。

いつもより早く目が覚めて、朝から搾乳して朝ごはんを食べる。

朝7時頃再び熊本市民病院から電話があり、春ちゃんに状態が変わらないので病院に来て下さいと連絡がある。

秀君にも病院から電話してもらう。

 

 

何か心の中で崩れ、春ちゃんの事を想い涙が溢れ、嗚咽も出てしまう。

ソファの側で泣き崩れ春ちゃんの状況が夜中から変わらず、危ない状態である事を両親に伝える。

私はどうしようも無い絶望に身体が動かず、涙と嗚咽でどうしようもない状態になる。

秀君から電話がかかり、春ちゃんが危ない状態である事、どうしたらいいのじゃ分からない事を電話口に泣き崩れる。

 

 

秀君と電話で話して、少し落ち着きを取り戻し、必要な荷物をまとめて、

着替えの準備をしお父さんの運転で熊本市民病院に向かう。車の中で春ちゃんの事を想った。

何かの間違えであって欲しい、春ちゃんに会いたい、私の宝物の春ちゃん。

病院に到着し、すぐにNICUに向かう。看護師さん、そして主治医の先生に春ちゃんのところまで連れて行ってもらう。

 

 

 

8:30頃に病院に到着。今回は両親もNICUに入る許可が出て一緒に入る。

春ちゃんは今まで見たことのないような浮腫みと、苦しそうな呼吸、目は空いているけれど意識が朦朧としているような状態だった。

 

 

春ちゃんに触れたくて泣きながら春ちゃんの顔に触れる。

ずっと私の事を待ってくれていたように、春ちゃんが目を開けて求めてくれた。主治医の先生から、

感染症を起こし血液が循環せず浮腫んでいると。おしっこが昨夜から出なくて、黄疸の値も高くなっていると説明がある。

 

 

血圧の低下で循環が戻らず、出来ることは尽くしたと話しがある。

「何かしてあげられることはないのですか」質問しても返ってこない。

つまり、今できることは春ちゃんのそばにいてあげること、抱っこをしてあげることだけだった。

 

 

秀君も東京から春ちゃんに会いに来てくれると電話があったが、どうしても飛行機のチケットが昼からの便しか間に合わない。春ちゃんがそこまで持つか分からないので、もし容態が急変しても、心臓マッサージなど、春ちゃんが苦しむことはしないようにしようと思いますと言われる。

秀樹も電話でそんな話をして、仕方がないけれど了承したと聞かされる。

 

 

春ちゃんの状況が変わり、呼吸器をめいいっぱ高くしても酸素濃度が低下し始める。抱っこの準備が始まり、浮腫んで大きくなった春ちゃんを抱っこさせてもらえた。

 

 

抱っこが大好きな春ちゃん愛情をいつも求めていたのに抱っこできなくていつも寂しそうでした私は抱っこをしている間、春ちゃんに

「秀君と私の所に生まれてきてくれてありがとう」

「2ヶ月も頑張り続けてくれてありがとう」

「春ちゃんは優しい子」

「春ちゃんが生まれてきてきれてママになることができました」「佐々木家の長男は佐々木春弥だけです」

「春ちゃんは私の宝物です」

「春ちゃんママが来るまで待っていてくれてありがとう」

を言い続けました。春ちゃんの顔を真っ直ぐ見てお互いに目線を合わせて、しっかり春ちゃんに伝わるように。

 

 

すると、先程まで悪化していた春ちゃんの酸素濃度が安定し、主治医の先生も驚いていました。

これから春ちゃんを病室を移動し個室に入るタイミングで、両親が実家に戻り車を取ってくるとのこと。

私は春ちゃんと一緒に個室に入る。目の前にいる春ちゃんは、呼吸器でめいいっぱい酸素を送ってもらい、何とか心臓が動いている状態だった。私は春ちゃんにできるだけ触れていたくて、保育器のカバーを下ろし、春ちゃんのおでこに額を当てて「春ちゃんありがとう」を何度も伝えました。

 

 

 

春ちゃんは手を握っても足を触っても、今までのように反応したり力強く返してくれることはありませんでした。もう力が入らない、

今は心臓と循環を回すだけで精一杯なのだと悟りました。

 

 

 

額と額を合わせて何度も

「こんにちは、春ちゃん、可愛い笑顔」「こんにちは、春ちゃん、素敵な笑顔」「こんにちは、春ちゃん、優しい笑顔」歌いました。

 

 

どんぐりコロコロ、迷子の子猫、色んな歌を春ちゃんに歌ってあげました。

オムツ交換をすることも、身体拭きをすることも、春ちゃんの負担になるからと言われ何もしてあげる事が無かったからです。

涙が出ては春ちゃんの顔に涙が落ちました。春ちゃんに身体に覆いかぶさるように、腕を身体に当てて、春ちゃんに温もりを感じてもらいたくて、何度も春ちゃんにキスをしました。

 

 

春ちゃんが寂しくないように、

「春ちゃん、今日はずっと側にいるからね」毎日1時間しか会えないので、きっと春ちゃんは寂しさを募らせていたと思います。

 

 

今思えば春ちゃんが生後2ヶ月になった4/9、

保育器の交換で春ちゃんを抱っこした時、とても優しい顔で穏やかに私の腕の中にいてくれました。

抱っこの時間が終わると、両目をずっと開けて抱っこをせがんでいたように思います。

 

 

寂しそうに、そして何か私に伝えたいような様子で、いつも1時間しかいない面会が、

4/9だけ90分ほど春ちゃんと目を合わせてずっと側にいることができました。

今思えば、春ちゃんは4/10から体調が悪くなってきて浮腫が始まっていたので、春ちゃん自身最後の力を振り絞って甘えてくれたのではないかと思います。

 

 

とても優しい子なんです。そしてとても強い子なんです。

 

 

私はそんな春ちゃんの想いや春ちゃんの容態に気付いてあげることができませんでした。

それが残念でなりません。もっと春ちゃんに愛情たっぷりに伝えたいことが沢山ありました。

 

 

春ちゃんと個室に一緒に入っていましたが、午後になってお母さんが来てくれました。一緒にお昼を食べました。

春ちゃんの側に一緒にいるか聞いてみると、最初は涙しか出ないから遠慮していましたが、

私の事を想って一緒に病室に来てくれました。

 

 

おばあちゃんにも側にいてもらいましたね。

春ちゃんの目が片目しか空かなかったのですが、時々両目を開けて私に一生懸命何かを伝えようとしてくれました。

私は側にいて「春ちゃん、ありがとう。でも苦しいなら頑張りすぎなくていいよ」

春ちゃんが苦しそうに頑張っている姿に涙と感謝が溢れ出てきました。

おばあちゃんも春ちゃんの側にいて、ずっと一緒に見守ってくれていました。

生後2ヶ月なのに、こんなに頑張ってくれる姿に張り裂けそうな気持ちで秀君を待っていました。

 

 

 

春ちゃんが目を開けてくれた時にはおでこと、おでこにを合わせてお互いの体温を感じ合いました。

もう手を触っても、足を触っても私の存在を感じることが難しいと思ったし、

春ちゃんに寂しい思いをして欲しくないので抱っこができない変わりに、

ずっと額と額を合わせて感じ合いました。

 

 

涙が止まらず、何度も春ちゃんの目に涙が入りましたね。

もう瞬きもほとんどできなくて、春ちゃんの目に私の涙が入ってしまいました。

 

 

主治医の先生が何度か様子を見に来てくれましたが、

様子を見るだけで何もしてあげられないようで、また退室していきました。

点滴や薬が身体に何本も入れられ、数分おきに点滴のアラームが鳴りました。身体拭きもオムツも、唾液を吸引することもできなくて、春ちゃんが苦しくないかただただ、見守ることしかできませんでした。

 

 

それでも春ちゃんに何かしてあげられないかと思い、

春ちゃんの左足についているギプスを取って欲しいと看護師さんにお願いして、

ギプスや不要な点滴の出血を抑えるテープなどを外してもらいました。春ちゃんの左足を見てみると、以前は強い内反が真っ直ぐに整ってきていました。春ちゃんの成長、頑張りを感じました。

 

 

ギプスを取ってから看護師さんが、「寝たままだと背中が痛いので、少し背中を浮かしてあげましょう」春ちゃんhq生まれてからずっと寝たままだったので、時々姿勢を変えてもらったりしましたが、

今は姿勢を変えるにも負担になるようなので、春ちゃんの背中を浮かしてさすってあげました。

 

 

ギプスをとって14:30頃、酸素濃度を示す値が落ち始め、

アラームが鳴り始める。母が主治医の先生を呼び、看護婦さんも駆けつける。

 

 

春ちゃんの様子がおかしく、呼吸器で呼吸はしているけれど、とても苦しそう。そして一瞬だけれど春ちゃんの顔が固まり歪んだと思ったら「ニコッ」と私に微笑む。微笑んだまま固まって動かないように見えた。

 

 

私は泣き叫び「春ちゃん行かないで」と大声で叫んだ。まだ秀君が来ておらず、春ちゃんとお別れをして欲しくて、「先生春ちゃんが」と泣きながら訴える。

 

 

先生達は冷静に心臓を動かす薬を投与する。一時的かもしれないけれど、春ちゃんの心臓、酸素濃度がまた戻る。春ちゃんは優しいから、私の最後のお願いを聞いてくれたんだと思う。

 

 

 

「春ちゃん、ママの最後のお願いを聞いてくれるかな」

「秀君が来るまで、もう少しだけ頑張ってくれるかな」

春ちゃんの側で、泣きながら、おでこに頭をあてながら春ちゃんにお願いしました。

 

 

 

酸素濃度に値がどんどん低下し、目の力も入らなくてなってきたのか、春ちゃんは苦しそうに、でも何とか今の状態を保ってくれているような、本当にギリギリの状態で秀君を待っていました。

 

 

15:15分頃、秀君が熊本空港から熊本市民病院に向かって間もなく到着すると連絡がありました。

春ちゃんには「パパがもうすぐ来るからね」春ちゃんが頑張れるように大きな声で必死に伝えました。

 

15:30頃、秀君がNICUに到着し春ちゃんの所へ来てくれました。秀君も春ちゃんの状況を聞かされて、涙が溢れていました。

 

 

看護師さん達が抱っこの準備をして、秀君に抱っこしてもらう春ちゃん。苦しそうな表情が少し和らいで嬉しそうに見えました。

 

 

やはり抱っこが好きなようです。秀君の温もり、秀君の声も春ちゃんは覚えています。今まで秀君に抱っこしてもらったのは一度だけ。

でも春ちゃんには心地良く、父親の存在はお腹にいる時から伝わっていたようです。

 

 

 

その後、私も抱っこさせてもらいました。春ちゃんは穏やかな顔で、なんとも優しい顔でいてくれました。呼吸が辛そうで私はずっと

「春ちゃんありがとう、パパをずっと待ってくたね」

「春ちゃん、生まれてきてくれてありがとう」

「春ちゃんありがとう、私の宝物です」

「春ちゃんありがとう、大好きだよ」

春ちゃんに感謝の気持ちを伝えたくてずっと話し続けました。

 

 

 

抱っこしている時、春ちゃんは両目を開けてくれていたのですが、ゆっくり両目を閉じていきました。

「先生!春ちゃんが目を開けてくれません」

「お母さん一度確認するので、一度宜しいですか?」先生に促されて春ちゃんの心臓の状態を確認してもらう。

「4時3分、春弥君がお亡くなりました」

その言葉を聞いた時、秀君と一緒に「春ちゃん」「春弥」と叫びました。秀君の胸に向かって号泣していました。

 

 

まだ春ちゃんは暖かく、眠っているようにしか見えません。

 

春ちゃんの呼吸器や点滴を外してもらうため、一度春ちゃんを保育器に戻しました。

 

 

私はその間もずっと「春ちゃん」と言い続けて、今の現実を受け入れられませんでした。私の大切な宝物が、この世にいない事が信じられません。

 

 

それでも春ちゃんに感謝の気持ちと、苦しい中秀君を待ち続けてくれた事に、ありがとうの気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

春ちゃんが私達のところへ来てきてくれたこと、生まれてくれたこと、ありがとうの気持ちが伝えられないこと、春ちゃんが動いてくれないこと、

もう色んな気持ちがごちゃ混ぜになり、自分が今どういう感情なのか分からない。

 

 

春ちゃんの呼吸器、点滴の管を外してもらい、生まれて初めて春ちゃんのお顔を見ることができた。優しい顔で両目を瞑り、今にも目を開けてくれそうな雰囲気だった。

 

 

秀君そっくりな顔で、穏やかに私達に微笑み返してくれているような顔でした。天使のような本当に可愛い顔でした。

 

 

 

何度も私は春ちゃんにキスをして、秀君はずっと春ちゃんを抱っこして父親の時間を過ごしていました。