君と館の間に。 | 凶暴なお魚と戦う極真カラテ みけねこ日記

凶暴なお魚と戦う極真カラテ みけねこ日記

世界を拳で繋ぐ格闘家ママ・山本ゆきの釣り・空手・育児日記。世界大会第3位、全日本優勝5回、全アジア大会軽量級優勝、オールアメリカン無差別級優勝。現在は治療院と愛知北FMにて木曜日スマイルチャージのナビゲーターをしております。

掲示板の方で「びほろ」さんから合宿の話が出てまして。


思い出してしまいましたよ。去年の悪夢をっっ


記憶から封印してました(爆) あの寒い夏合宿。

まあ、あれから1年も経ったんだな~と思いながら、もう一回載せちゃいます。笑ってやってください。ほんまにもう。


**********************************************

「君と館の間に。」


極真館の総本部合宿から帰ってきて、ぐったりのみけマンマです。


いや、色んな意味でぐったりなんですけどね(汗)

極真館の総本部合宿は、千葉県にある白子海岸という所で行なわれました。

今回、みけマンマ、世界大会の代表に選ばれた事で、急遽総本部の方から電話があり、参加する事になったので当日まで結構ドタバタでした。


しかも初めての総本部合宿。


一体、どんな所でどんな事をするのか。



不安に思いながら、何とか時間に間に合うように近くの「茂原(もばら)」という駅まで辿り着きました。


バスは荷物も大きかったので迷惑になるだろうと、タクシーに乗ることに。

タクシーに乗り込むと、タクシーの運ちゃんが開口一発

「お姉さん、大きな荷物で。スポーツか何かやってるの?」


「そうなんですよ~。今から空手の合宿なんです。」


「ああああ~♪合宿やってるねーーー!結構大勢来るんだよ~毎年。」


「そうなんですか~」


「どこのホテルかな?」


「白子...何とかオオツカってホテルです。」


「ああ~~~オオツカねっ!!やってるよ~やってる~~空手の人がいたよ~~」

良かった~~(涙)

これで何とか時間までに間に合いそうだ~♪


タクシーの運ちゃん、ノリノリでホテルに横付け。

「じゃあね!!お姉さん、空手頑張ってね~~~~☆」

タクシーから降りて、オオツカホテルに入ろうとすると、また一台タクシーが来て、今度は男性が降りてきました。


優しそうな男性は、

十字を切って「押忍!」とみけマンマに挨拶。

よかったああ~~~(涙)

安堵のあまり、みけマンマ、めっちゃ大きな声で

「押忍!!!!!」

と、挨拶。


「もうすぐ始まりますよね~まだ、誰も降りて来てないですね。」


「いや~~自分、愛知県から来たので、千葉は遠かったっす~~(涙)」


玄関先にビックミットも置いてあって、間違いなく、空手の合宿だ。

「ああ~~ビックミットだぁ~☆楽しみだな~~~ガンガンやりたいな~~」

みけマンマ、男性と盛り上がって話す。



「女子部は部屋、分かってますか?」


「いえ、分からないです、押忍。」


そこへ、道着を来た男性達がゾロゾロとロビーに。

「あ、女子部の方ですか。もう、みんな着替えてますので急いで下さい。」


「押忍、すみません!」


「あ、部屋、分かりますか?」


「押忍!分かりません!」


道着を着た男性、合宿の紙を見ながら


「えっと...女子部は...406号室かな。」


406?

確か、世界大会組手女子は7階フロアーとメールにあったよな...。


「あれ?自分、7階って聞いていたんですが。」


そこへ、女子部の方々もロビーに。


「あ、ごめんなさいね。カギ閉めて来ちゃった(汗)まだ女子部いたのね。」


「押忍、申し訳けありません。」


ペコリ。

「君、名前は?」


「押忍、みけマンマですっ」

道着の男性、合宿のしおりを見て首をかしげる。

「みけマンマって名前、無いなあ~。名簿にもれてるじゃないか。どこで申し込みしたの?」



合宿のしおりをみると「総本部合宿」と書いてある。


「押忍、自分、急遽合宿に参加することになったので、総本部に申し込みしましたが、直前でしたので名前が無いのかもしれないです。」


他の女子部の人たちもみけマンマのそばに来て


「かわいそうに~名前もれてたの~」


「いや~名前無かったみたいです~~~♪」


頭カキカキ。


道着の男性、心配そうにしおりを見直していたので



「あの、とりあえず総本部から日程のファックスだけは頂いてるんです。」

と日程のファックスをかばんから取り出し、みんなに見せたら

「あ。君、極真館さんだね~(笑)」


...。

......。

極真館さんだね???


目の前に立っている男性の胸のマークをマジマジと見ると、

「極真会」

みけマンマを取り囲んでいる大勢の男性、女性の腕には

「一撃」の文字が。

うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



みけマンマ、あまりの衝撃でヘナヘナとその場でへたり込む。


「ここは?」


「白子ニューオオツカ。」


ファックスに書いてあるホテル名を指差して


「極真館は?」


「白子サンライズオオツカ。」

紛らわしいんじゃっゴラアアアアアア!!!!(涙)

へたり込んで幼稚園児のように今にも泣きそうなみけマンマに、手書きで白子サンライズオオツカの場所まで書いてくれて、

「ホテルはここから100メートルぐらい先ですから。」

と紙を渡される(泣)

みけマンマ、ダッシュで逃げるようにニューオオツカを後にしましたよっ

最初に仲良く話していた男性も、にこやかに見送ってくれておりました(号泣)

すみませんっ

極真会館さんっ

でも、みなさん、いい人達でした。

お騒がせしました(涙)

100メートル先にある白子サンライズオオツカに向ってる途中も、ずっと一人で意味不明に叫び続けていたみけマンマ。


信号を渡ったら、子供達を引率しているE田支部長が歩いていて、みけマンマを見つけて

「お疲れ様です☆」

とにこやか~に頭を下げらました。

みけマンマ、E田支部長とは全く話した事は無かったんですが

「E田支部長ぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ~~~~(涙)」

と鼻水垂らして抱きついて泣きたいぐらい嬉しかったです(爆)

きっと、迷子になった子供が親を見つけたらこのぐらい感動するんだろーなー。

合宿所に着く前から、めちゃくちゃ疲れた合宿でした。



最終更新日 2009年07月27日 18時40分18秒

*********************************************

懐かしい。あの悪夢からもう1年なんですね。

あの千葉の合宿はほんまトラウマっすよ。今年は行きません。

でも、どうせだから、極真会館とか、新極真とか、連合会とか、いっぱい極真のつく流派が合同で合宿とかやったら

楽しいような気がするんですけど。

ダメ?

ダメかな~~~~~~




最終更新日時 2010年7月12日 9時45分36秒