ギランバレー症候群 7 | 「これでもか!」に「負けるもんか!!」

「これでもか!」に「負けるもんか!!」

これでもか!これでもか!と私の身の回りに起こる出来事。大変なことや辛いことばっかりだけど、おかげで色々な経験をしました。せっかくなので記録に残しておきます。

夜中の医師からの電話でギランバレーの治療を始めてもらえることがわかって、よかった!よかった!と安心して眠り、翌日は面会時間の1時になるのを待って足取りも軽く息子に会いに行った私は息子の様子を見て愕然とした。




息子は鼻に酸素を流すチューブを付けられ、それでも苦しそうに喘いでいた。




昨夜、「明日は腕の一本も動くようになってるかもしれない♪」なんていう私の考えは甘っちょろかったのだ!




腕が動くようになるどころか、麻痺が呼吸器まで来たんだ!




私は荷物を置くのももどかしく、涙目で必死に何かを言っている息子に顔を近づけた。




どうやら、苦しくて息を吹きかけるセンサー式のナースコールが使えなくなって、看護師さんも呼べなくなってしまったらしく、苦しいので看護師さんを呼んでほしいと、私に訴える声もやっと聞き取れるくらいあせる




こりゃ、えらいこっちゃ!と慌てて看護師さんを呼んで来て貰ったけれど、看護師さんはおもむろに息子の指に何か器具を挟み、「サチュレーション(血中の酸素飽和度)も90を切ってないから大丈夫だと思いますよ。」とそっけなく言うと何をしてくれるわけでもなく帰ってしまった。




その後も、苦しい!苦しい!と訴える息子を見かねて看護師さんを呼んでも、サチュレーションは下がってないと取り合ってもらえず、最後には「何とかしてやってください!」と頼んでみたものの、看護師さんは面倒くさそうに「先生に伺ってみます。」と言ったきり、戻って来なかった。




この時から息子の医療スタッフへの不信感と私の涙涙の日々が始まった。