二回目のギランバレー症候群、それは突然、発症した。
2007年12月13日夜9時過ぎ
その日、夕飯も普通に食べて普段と変わらなかった息子がそれから3時間もたたないうちに「な~んか頭が痛くて調子が悪いから、もう寝るわ。」と言い出した。
今までに見たことのないぐらい真っ白な息子の顔に『イヤな感じ』がした。
そして11時過ぎ、トイレに入って行った息子がなかなか出て来ないので心配になって見に行くとトイレで吐いている様子。
真っ青な顔でトイレから出てきた息子は後頭部から肩にかけて石を押し付けられているような痛みだ、とグッタリと食卓の椅子に座ったけれど、そう話しているうちにも吐き気に襲われたようでトイレに駆け込んだ。
これはただ事ではない!
後頭部の吐くほどの痛みなら、まず、脳神経外科だ!
すぐに着替えて既に寝ていた夫を起こし、息子の吐き気が少し治まって来たところで嘔吐用のビニール袋を持たせながら市内の24時間対応してくれる脳神経外科に連れて行き、すぐに検査してもらったけれど、脳に異常は無いとの結果。
当直の若い医師から目の使いすぎによる疲れかもしれないので、緊張を緩和する薬を飲んで様子を見るようにと言われ帰って来た。
脳の病気じゃないことにホッとしながらも、帰りの車の中でも相変わらず痛みを訴え、ビニール袋に顔をうずめる息子に、私の『イヤな感じ』はまだまだ続いていた。