「映画バーMIKA'S BAR」映画のすすめ♪
「オットーという男」
『A Man Called Otto』
【町内イチのの嫌われ者。だけど・・好きにならずにいられない】
★★★☆☆ ≪2023≫
久しぶりに「トム・ハンクス」観ました
やっぱり彼のヒューマンドラマはイイネ
とっても胸が熱く切なくなりました〜
この作品は2015年のスゥエーデンの作品
「幸せなひとりぼっち」のリメイク。
初老を演じたトムは愛情深いんだけど
ちょっとした気難しい雰囲気がぴったり
ここ何年かの彼の情報としては・・
コロナが始まった頃だったよね。
奥様の「リタ・ウィルソン」と
オーストラリア旅行中にコロナ感染し
隔離され、アメリカに帰れるのか
そんな事があったの覚えてる～
あの時は本当に心配しちゃったのよね
そしてそして・・
「ピノキオ」のゼペット爺さんを演ったり
「エルヴィス」ではあの「パーカー大佐」
を熱演したのよね〜
ファンなのにまだ観てないけど
いつの間にか年配の役を演じるように
なったトムも67歳、納得の年齢ね。
そんなお話は・・
半年前に最愛の妻を亡くし生きる意味を
見失い絶望な毎日を送っていた
「オットー・アンダーソン」
彼は気難しく曲がった事が許せない性格
だった為、地元でも偏屈ジジイだと
誰もが思っていた。その規則正しい
生活のまま仕事も真面目に勤め上げ
定年を迎えた・・
ある日・・
その日を待ちわびていた様に
ホームセンターで買ったロープを
取り出し天井に付けたフック通し
その下には新聞を綺麗に引き詰め
スーツに着替え首にロープを掛けた・・
しかし・・
目の前の窓から見えたのは向いの家の前に
見た事の無い車が駐車をする所だった。
規律に厳しいオットーはまた許可証を
持たない車が入って来たのだとロープを
外して注意をしに家から飛び出した
向いの家を借りた住人が車を停めていた。
妊婦の「マリソル」と夫の「トミー」だった。
トミーの世にも酷すぎる運転に変わり
駐車をさせるオットー。
それに感謝する夫婦だった。
愛想のないオットーだったがお隣さんと
言う事でマリソルは手料理を持って
挨拶に来た人なつっこい夫婦だった。
そして彼等を帰し・・・
再び自殺を決行するオットーだが
テーブルに置かれた手料理のタッパーが
気になり食べてみた。とても美味しく
味わって食べてから・・
自殺の続きを始めるオットー
しかし
吊られたものの
フックは重みに耐えかね外れてしまい
床に叩きつけられられてしまった
顔を上げ引き詰めた新聞に目をやると
花屋が2倍セールをしていた
気分を変えて花を買いに行き
妻の墓に花を届けるオットーだった。
そして「君の元へなかなか行けない」と
愚痴を妻へ話すのだった・・
何度も自殺を図ろうするオットー
いつも過去の思い出が蘇ってしまう。
仲良くなったマリソルは夫がケガを
した事でパニックになりオットーに
病院までの送迎を頼むのだった。
それ以来、オットーとマリソルには
友情が芽生え始め、子供のシッターを
オットーに頼んだり・・彼の事を
見過ごせないでいたマリソンだった。
しかし・・
自殺悲願者のオットーはマリソルの
優しい気持ちも受け入れないでいた。
オットーの家に良く現れていた猫を
しょうがなく飼う事になったオットー。
自分の過去と今の自分を冷静に過ごす
そしてお隣さんの存在と妻の教え子
だった「マルコム」と猫が彼の生活に
少しづつ係わっ来た繋がりで
何かを決心するオットー。
彼は自殺して終わってしまうのか
それとも・・・残りの人生は
続きはDVDで観てね～
とっても心優しくなれる作品でした
人って独りでは生きていけない。
でも、家族だけが家族では無いよね
何ともグレーな作品なんだけど・・
トムの演技がコメディチックでもあり
シリアスでもあり良かったです
トムの生真面目で誠実なところが
オットーと重なってとても良かった。
題材的にズシッと重い作品かと
思ってたけど・・違った
若かりしオットーを演じていたのは
トムのご子息。有名なのは「コリン」
だけど彼は3番目の「トゥルーマン」
少し顔が似て無いので気が付かなかった
ママのリタ似なのね～
地味におススメの作品です
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