「映画バーMIKA'S BAR」映画のすすめ♪
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」
【死んだふりが夫婦を救う】
★★★☆☆ ≪2018≫
今日は随分前に漫画版で知って
いずれ見ようと思ってた作品
まさか映画に成るとは驚いた
みんなやっぱ気になってたのね~
とっても地味~な絵で
とってもシュールです
漫画版はまだ観て無いけど
先ずは映画で観て見た~
何だかやっぱり面白いぞ~
そんなお話は・・・
1度離婚を経験しているバツ1の
サラリーマンの「加賀美 じゅん」
3年前に静岡の出張先での帰りの
バスに乗り遅れバスを追い掛け
走っていた所で実家の鮨屋の前で
看板娘の「チエ」と出逢った
バス1時間は来ませんよ・・
中距離恋愛をしながらも
再婚を決心したじゅんだった
そして仲睦まじく3年近くを
過ごして来たふたりだったが・・・
じゅんは1度目の結婚も3年近くで
破局し離婚したそんな経験から
何に付けても3年位が旬だと
妙な価値観を持っていた
じゅんの不安は・・
そろそろチエに飽きられ
「話があるの」と言われる事を
毎日心配していた・・・
ある日・・・
家に帰るとチャイムに反応が無い
自分で鍵を開け中に入ると
ただいま~
口元から血を流しセーターを真っ赤に
染めたチエが横たわっていた
腰を抜かしたじゅんは
「救急車〜」
「117177と叫んでいた」
その反応に思わず吹き出した
チエは何事も無かった様子で
オムライスを食卓に置き
血のりに使ったケチャップを掛けて
「さあ食べましょう」と言った
「一体何が起こってるんだ」
そしてその日から・・・
次の日もまた次の日も
チエの死にマネは続くのだった
喰われてる
チエが自分に何を訴えているのか
全く解らないじゅんは
「自分ともう別れたくて嫌がらせを
しているの」かと思う様になっていた
何日か驚いたフリをして付き合って
いたじゅんも疲れて帰って来て毎日
コレかと思うと流石に無理だと思った
おいおい新婚じゃあるまいし~
チエに「死ぬのを止めて欲しい」と
打ち明けてみたが・・・
次の日からは・・・・
死ぬのを止め「かぶり物」で
じゅんの帰宅を待つチエだった
「出逢った頃の様に構えない」と
勘違いしたじゅんは、チエに時間を
潰す為にパートに出れば良いと提案する
しかしパートに行き始めても
帰ってくると「何か」で待つチエだった
「チエが伝えたい事は何なんだ」
続きはDVDで観てね〜
これはですね漫画で知った時には
「面白い」と思っていたけど・・
すっかり忘れてて映画に成るまで
記憶の片隅にもありませんでした~
もし私がじゅんだったら・・・
毎日毎日うっとおしい妻の相手で
これはマジにキレると思います
でもふたりの間には「二人だけの秘密」が
あったんですね~なかなか奥が深い
キーワードは・・・
「夏目漱石」と「二葉亭四迷」
スレて無いチエは学生の頃に
しっかり教師の言った言葉を
胸に刻み大人になってたんですね~
現代のお話なのにとっても妻が
「奥ゆかしく」可愛さがある
ここまで持って行くのに凄い時間が
掛かってて途中で飽きちゃった人は
このキーワードが解らなかったかもね
漫画でもう一度見たい作品でした
「もう馴れたから」なんでもOKでは無く
「もう馴れたからこそ」相手を想いやる
「こんな夫婦になりたい」
「榮倉奈々」ちゃんぴったりの役
「死に方」が楽し過だぁぁ~
人生には3つの坂がある・・・
「人生は上り坂、下り坂、まさか」
名言だわぁ~
クスッと笑える気持ちがとっても
優しくなる1本です
心に響いた人には「良作」
意味解んねぇの人は奈々ちゃんの
パフォーマンスを楽しんでね
日曜日、雪が降るらしいよ~
土曜は食料買い込んで「映画三昧」かな
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