こんにちは(*>ω<*)ゞ
 
一昨年以来HDDに録りためてた
NHK特集3本を観た
 
1976(昭和51)年、
テレビの可能性を追求する
 
実験性とスクープ性を
方針に開始されたNHK特集
 
1989(平成元)年3月までの
13年間に1378本が放送されたそうな
 
1976年と云えば中学3年生
 
そー云えば
高校時代によく観てた
 
当時はVTRも無かったので
集中して真剣に見ていたように思う
 
また、興味ある番組は
音声をカセットテープに録音して
繰り返し聴いてた(^^♪
 
なんかもよく録音してたなー
 
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高校1年生の時
1977(昭和52)年10月13日
と20日に放映された
 
NHK特集 遠野物語をゆく 
柳田國男の風景1、2部

 

 

奈良岡朋子さんの朗読と、

平光淳之助アナの語りは

 

カセットテープが

擦り切れる程聞きました

 

 

このカセットテープを

最近になって発掘したけど

 

途中から上書き録音されてるーびっくり

 

爪を折って上書き禁止にしてたのに

何故上書き録音したのか

 

全く記憶は無いけど

 

上書き録音した内容を

よく聴いてみると

 

森田童子が出てる~

 

インタビューにも答えてる

FMのライブ番組みたい

 

森田童子さん聴くと

引き込まれるぅ~

 

 

テープに録音されてたのは

 

これらよりも

もっと後の放送みたいですが

 

1980年代かな~

 

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おっと!
 
話が逸れてしまいましたが
 
NHK特集
神の湖・摩周湖は
 
1984(昭和59)年9月7日放映
 
 
1979年7月27日放映
 

昭和53年11月に

愛媛県城辺町久良湾の

水深41mの海底で発見され

 

 翌年7月15日に引き揚げられた

三四三海軍航空隊の紫電改

 

戦後の国内には

機体が現存せず幻の戦闘機でした

 

海底の紫電改には誰が搭乗していたのか

遺族の見守る前で、

 

貝殻に覆われた紫電改が

海面に浮かび上がる

 

2022-01-13

 

 

 

「寅さんは生きている ~山田洋次の世界~」

 

シリーズ第34作(昭和59年12月公開)
制作現場にカメラを入れ
 
作品完成までの3か月を取材し
山田洋次の素顔に迫る
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さて、さて
 
今回は3本のうち
「神の湖・摩周湖」
 
 
摩周湖は、世界有数の透明度を誇る美しい湖で、
夏は霧に、冬は氷につつまれている
 
その姿からアイヌの人々は“神の湖”と崇め、
摩周湖は多くの伝説で彩られている
 
一年間に亘って
摩周湖を見つめたカメラは
 
霧の晴れ間の澄み切った湖水の表情や
冬の湖に氷が張る音など
驚きの映像をとらえ
 
深くまで光が差す透明な水中に潜った
 
さらに、
摩周湖の最深部に
ロボットカメラで挑み
 
水深200mの
湖底の様子を映し出す
カムイトーよ!
摩周湖よ!
謹んであなたに申し上げます
 
この満月の夜
私達アイヌは祝詞を上げ
お神酒を捧げます
 
どうか、私たちを
永久に慈しみ、お守り下さい
 
カムイトーよ!
摩周湖よ!
 

摩周湖はアイヌ語では、カムイトー

神の湖と呼ばれる神秘の場所

 

 
厳冬の2月
氷に閉ざされた摩周湖
 
鹿の通る雪の斜面を降りる
一人の老人(77歳)
 
摩周湖が国立公園になって
この年(1984年)で50年
 
彼が湖面に降りるのは
1年に1度のみ
 
誕生日の2月27日に
氷の湖面を渡って
 
湖の中心にある中島に詣でる
 
湖岸から中島までは3km
 
監視員になって20年
摩周湖と共に生きて来た小野寺さん
アイヌの人達が神と崇めた摩周湖に
小野寺さんも神を見るようになった
 
中島に人間が近づくと天気が乱れるという
アイヌの言い伝えがあるそうな
 

摩周湖の中にある小さな中島は、

カムイシュ島と呼ばれている。

「カムイシュ」とは、

アイヌ語で神様のような老婆という意味。

 

この老婆は宗谷稚内辺りの

コタンの強い首長の母であったが、

あるときこの首長の一族は

隣の首長に騙し討ちにあって殺されてしまった。

 

その時老婆はやっとの事で首長のひとり息子を抱いて、

闇に紛れて敵の手から逃れ出て

野山をさまよい歩いているうちに、

自分の命よりも大事にしていた孫を見失ってしまった。

 

悲しみながらその行方を探し探して

ある日屈斜路湖畔にたどり着き、

疲れた老婆は一夜の宿を湖の神に頼んだが、

どうしてか湖の神様は返事をしてくれなかった。

 

それで仕方なく更に歩みを進めて

摩周湖のほとりまで行って、

そこでカムイヌプリに頼んだところ、

快く宿を貸してくれたので、

この湖の中に休むことになり、

そのまま島になってしまったのであるという。

 

日本の伝説 下巻、松谷みよ子

講談社、1975年7月15日

原題

「島になったおばあさん」

 

ポヨンポヨンという音は

アイヌの伝統楽器「ムックリ

 

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摩周湖を訪れる観光客は
年間150万人(1984年当時)
 
霧が晴れた時の湖面の美しさは
一層際立ちます
 
世界で最も美しいと云われる
湖水を確かめるために湖面へ
 
摩周湖の透明度は
1931(昭和6)年に41.6mを記録し
 
未だ世界中のどの湖にも
破られていないそうな
 
湖底に波にさらわれた木が
無数に横たわっているが
 
湖底の沈木も
真夏でも4度と水温が低い為
 
朽ち果てる事もなく
そのままの姿を留めてる
 
中島は湖の底まで
急激に落ち込んでいる
 
摩周湖には流れ込む川が
一つも無く
 
外輪山が切り立っている為
流れ込む水は
ほとんど雨水だけである
 
そのため
窒素やリンと云った
栄養素が殆ど無く
 
水の汚れの原因になる
プランクトンが
極端に少ない
 
嵐が過ぎた翌朝
 
湖岸に沢山のザリガニが
打ち上げられてる
 
大正の終わりから昭和の初めにかけて
食糧増産の為に
 
ザリガニ、川エビ、ニジマス、ヒメマスが
放流されたが
 
餌のプランクトンが極端に少ない為
 
川エビは死に絶え、
マス類の成長も果々しくなく
 
生命力の強いザリガニだけが
生き残ってるそうな
 
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摩周岳頂上
 
摩周湖は
 
カムチャツカ半島から
千島列島を経て日高山脈に至る
 
延々2000キロの
千島火山帯の中にある
 
湖が出来たのは7千年前
 
摩周湖は日本で最も新しい
カルデラ湖です
 
摩周岳頂上から見る景色
 
現在は阿寒摩周国立公園の
特別保護地区に指定され
 
カルデラ内壁内への立ち入りは
 
マスコミや研究者に対しても
厳しく制限されていますが
 
未だ阿寒国立公園だった
1980年代には
 
一般人でも湖岸まで
降りる事が可能でした
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かつて、存在した
裏摩周第2展望台
1987年6月、裏摩周第2展望台から
急峻な外輪山を下ります
 
1987年当時は裏摩周第2展望台まで
車道が通じてた
 
2012(平成24)年には
歩道(裏摩周探勝線道路)も廃止されてる
 
摩周湖に最後の火山活動が
起こったのは1千年前
 
摩周岳が大量の溶岩を噴き出し
中央部が崩れ落ちた
 
 
急峻なカルデラ壁を降り
裏摩周第2展望台下の湖岸に到着アセアセ
 
波打ち際には
ウチダザリガニがいっぱい居た
 
 
 
裏摩周展望台
 
訪れる人も少なく
摩周岳を映す
静かな摩周湖が見られる
唯一、波打ち際に
降りれる場所でもある
【1980年代のガイドブックより】
 
雲海に覆われた摩周湖(1985年撮影)
 
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番組では中島の近くから
水深200mの最深部まで探ります
 
中島(カムイシュ島)は
4千年前に溶岩が噴出して誕生し
 
水深200mから
一挙に盛り上がってる
潜水ロボットで200mの最深部へ
 
湖底の無数の穴から気泡(火山性ガス)
 
眠れる湖は生きていた?びっくり
 
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厳冬期の摩周湖
 
アイヌの人々が
神様の足音と呼ぶ巨大な音
 
一旦八分通り凍った湖面が
次の日には砕け散り半分以下に
 
一進一退を続ける氷が
ぶつかり合い反響して
 
巨大な唸り声となる
 
しぶき氷
 
はすの葉氷と空像
 
摩周湖は深さ200mの
すり鉢状の湖で
 
表面積に比べて水の量が多く
冷えにくい湖
 
氷点下30度という
冷たい空気の下にありながら
 
日本で一番最後に
氷結する湖である
北海道自然保護監視員の
小野寺仁吉さんが
 
湖岸から摩周湖中央部の中島へ
氷上を辿ったルートは
 
摩周岳を右手に見てるので
 
私たちが下ったB地点の反対側で
下図のA地点辺りと思われる
 
では、潜水取材の為に
ボートを降ろしたのは
どの辺りだろう?
 
ボートを降ろした湖岸と
湖上を走るボート上からの画像
 
それぞれ映っている外輪山を
重ね合わせると
 
A地点か第1展望台右のC地点
どちらかの谷ではないかと思われる
 
外輪山の上まで
車でボートを運んだのなら
 
やっぱりC地点ぽいかなぁ~
 
 
最後までご覧いただきまして
ありがとうございました
 
では、またバイバイ