冬至も過ぎて平成29年もあと僅かとなりました

 
今日は北の方では大荒れの天候だったようで、北海道留萌では灯台が折れて無くなったらしいびっくり
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「びっくりだべ、今まで灯台がもげたなんてことあっただべか」
 
テレビのインタビューの言葉に同感だべさ
 
広報資料
 
中心気圧が944hPaまで発達!
爆弾低気圧おそるべし
 
道北の名寄市風蓮辺りでは吹雪による事故で国道40号で100台以上の立往生が発生
 
稚内ではラッセル車が脱線
 
視界の悪い吹雪の中での運転は怖いですね
 
 
吹雪は雪が降っていてもいなくても、積もった粉雪が風雪でオガクズの様に舞い上り、辺りの白い背景と相まって、ホワイトアウトといった状況に陥ります
 
風の流れによっては吹き溜まりも発生してそこにタイヤを取られるとスタックして動けなくなり、やがて車のまわりに雪が積もり、マフラーも雪に埋もれると排ガスが車内に流れ込み一酸化炭素中毒で死に至ります
 
 
話が寄り道ですが、フジテレビのドラマ北の国からでもありましたねぇ~
 
第10話だったかな
 
五郎が計画していた風力発電の部品が届いたと知らせがあり、雪子(竹下景子)と純が車で富良野まで取りに行った
 
その帰りみち、来た道ではなく草太の家の前に通じる八幡丘の坂を通って帰る途中で、天気予報どうり午後から発達した低気圧で吹雪に遭い、車が吹き溜まりに突っ込み遭難する(天気予報では午後から吹雪くと言っていたけど午前中あまりに晴れていたので天候が崩れるとは思わずにこの道を通ってしまった)
 
雪子と純は吹き溜まりからの脱出を試みるが、雪はどんどん積もり続け、五郎は帰って来ない二人を心配してあちこちに電話をかけて、午後1時頃に富良野の電気店を出発したことを突き止めたがその後の消息がつかめない
 
五郎は中畑からジープを借りて麓郷街道を探しますが、誰もそれらしい車は見かけていなかった
 
まさか八幡丘、しかしそっちはもうジープで行く事は不可能な状況になっていた
 
こうなったら馬橇しかない、五郎は馬そりを貸してもらいたいと杵次(正吉君のお爺ちゃん)を訪ね、二人で荒れ狂う吹雪の中を橇で捜索に向かう
 
車中で凍死寸前の二人は夢の中で馬橇の鈴の音を聞き目覚める
 
雪に完全に埋まってしまった車を杵次の馬(ばんえい競馬で活躍する農耕馬のばん馬)が見つけ、二人は奇跡的に助け出されました
 
世界で唯一のばんえい競馬 帯広市
(以前は岩見沢にもありました)
 
それからしばらくして、やむなく愛馬を肉馬として売った翌日、杵次は悲しみからか酔って橋から自転車ごと転落して亡くなってしまいます
 
葬儀の夜に皆が杵次の生前の悪口を話していたのを聞いて、大滝秀治が怒り、開拓時代の杵次の苦労と「あの馬だけが爺さんの事をわかっていた」という旨の言葉を発する
 
ここは私が思う北の国からの中での大滝秀治の名シーン、特に3つあるうちでも一番ですグッ
 
 
 
話をもどしまして
 
稚内から留萌に向かう国道232号線、羽幌の手前の遠別辺りだったでしょうか、視界悪く上方に設置されている道路幅の表示も見えず、赤く光る前車のテールランプだけをたよりにひたすら追います
 
少し離れるとランプも見失うし、近づきすぎると前の状況がわからないのでアイスバーン上での追突がこわい
 
youtubeを見てみると現在ではみんなハザードランプを点滅させて走行してますね
 
こんな状況でも何故か車列の巡航速度は40km以下には落ちず、おいていかれると何処が道かもわからなくなるので追いていくのに必死でしたアセアセ
 
国道も1級、2級、3級とあり、1級国道は24時間体制で除雪、2級は21時まで、3級は18時までとかあり、特に激しくなる区間は大雨と一緒で通行止めのゲートなども開発局によって設置されています
 
北海道と沖縄は今でも開発局がおかれているのは何故なんでしょうね
稚内から留萌に至る(一部国道40号線との重複部分あり)国道232号線、日本海沿いに走る天塩から留萌までは冬はいつもどんよりした重い雲に覆われた荒涼とした風景の道でした(夏は日本海に沈む夕日がきれいです)
 
この国道と並行して留萌と宗谷本線の通る幌延駅を羽幌線141.1キロが結んでいました
 
羽幌線 留萌-幌延 141.1キロ
 
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羽幌線 民営化前々日1987年3月29日廃止
 
北国の春は遅く、もう4月が来るというのにまだ雪の中です
 
羽幌駅
 
羽幌から暑寒別天売焼尻国定公園に指定されている天売島、焼尻島へのフェリーが出ています
 
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さよなら羽幌線記念入場券を購入
 
ペンギンに似たオロロン鳥(ウミガラス)と天売島にある赤岩
 
天売島は我が国有数の海鳥の繁殖地でウミネコ、ウミウ、ウミガラスなどが棲み分けてコロニーを形成しております
 
当時天売島で多く繁殖していたオロロン鳥は今は数羽しか繁殖していないそうですショボーン
 
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 主な各駅の入場券がセットになっていますグッ
 
羽幌線廃止の二日後に誕生したJR北海道
 
6,822億円の経営安定基金を貰って、3,177キロの営業線区を引き継いだけどすでに特定地方交通線は全廃、地方交通線も、江差線、深名線は既になく残りも風前のともし火となっています
 
他に国鉄からは631の駅、1,439輌の車両、280台のバス、船舶13隻、15,580haの用地を固定資産として引き継いだ
 
国鉄時代の昭和60年度だけで3,286億円の赤字を出した経営収支を民営化後は9億円の黒字(昭和62年度見通し)を出すというマジックはJR四国、九州とともに経営安定基金として国から支出される巨額の持参金
 
この基金を年7.3%での運用を想定して利息分498億円がJR北海道に支給され黒字を目指すという(他も併せて全収入1,371億円の38%が税金の負担)
 
以上、北海道新聞による
 
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これだけの国費を投入したJR北海道が今や風前のともし火となり無くなろうとしている
 
その一方で東海道新幹線を抱えるJR東海はリニア中央新幹線着工と鼻息が荒い
 
この両者の差は今流の二極化はてなマーク
 
 
 
またも、二日に跨ってしまいました
 
おまけにブログも吹雪の中で迷走してしまいましたが、最後まで見て頂きありがとうございました
 
では、また
 
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