高校生活の大切さを説いた作品~赤い約束~FORTUNE ARTERIAL~ | みかんともブログ

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あなたも試しにご覧あれ(^-^)

転校を繰り返した少年がヴァンパイアの少女との出会いで前向きに高校生活を送る学園アニメ。

「赤い約束~FORTUNE ARTERIAL」をこんな風に形容してもいいかもしれません。

 

僕は視始めた際にSFが混じった学園恋愛ストーリーとこの作品を考えました。

また、6話ぐらい視聴してWikipediaで制作の経緯を調べてみたところ、2008年に18歳未満禁止の恋愛アドベンチャーゲームとして発売されたものがオリジナルであり、アニメ版は2010年10月から放映されたということを知りました。

R18 ゲーム由来ですが、6話まで見てきわどいシーンはほとんどなく、お風呂場のアクシデントぐらいだったので、

あらわに官能を刺激する表現を取り込んだ「ヨスガノソラ」とは異なり、「クラナド」「AIR」のように性描写は抑えた、ヴァンパイアと人間の恋愛ストーリーなのだろうと思いました。

しかし、最終話まで見るに及んでこの考えは少し修正しないわけにはいきませんでした。

メインヒロインの千堂瑛里華と主人公支倉孝平は好意を寄せあうのですが、キス一つせず、そこに強い恋愛要素は感じられず、むしろ仲間と言ったほうが適切ではないかという感じを途中から受けたのです。

恋愛アドベンチャーの常道、二人が恋愛的に結ばれて終わるという結末ではないことにも驚きました。

 

この作品から僕が受け取ったメッセージは、

 

高校生活を傍観者ではなく、主体的に前向きに過ごそう

 

ということ。

最終回の最後の局面で、タイトルの「赤い約束」が何を意味してるかが分かりますが、僕が全12話を視聴して受け取ったメッセージにやはり関わるものでした。

この作品の魅力はキャラクターたちのビジュアルと性格の面白さ。

また、僕はR18の恋愛ゲーム由来ながら、性描写を排し、高校生活の大切さを説いた意外性もこの作品の大きな魅力だと言えます。

 

あなたが高校生なら視てもらっていい作品だと思います。

きっと共感を覚えるのではないでしょうか。

もちろん、違う年代でも見て損はないと思いますよ(^-^)

 

左から陽菜、公平、瑛里華