田老で。 | みかん一座のブログ

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愛媛のまじめなミュージカル劇団「みかん一座」のメンバー日記!

12日から4日間、宮古市にいます。

東日本大震災の約3時間前に宮古市立田老第三小学校のこども達と担任の先生が、愛媛県西予市のギャラリーしろかわに「かまぼこ板の絵」を送ったことから始まったご縁。

(一昨日の記事に書きました。読んでくださいね。)

児童が減少し、今は閉校になっている校舎です。

木造の立派な建物です。

今回、この小学校にこどもが通っていた畠山さんがいろんな所を案内してくれました。

ここには、過去3回の大津波の高さが記されています。
明治29年。昭和8年。平成23年(2011年)。

1番上が2011年3月11日の津波です。16メートルという高さ。
人がいると、その高さに驚きますよね。

田老は過去の津波で甚大な被害があり、多くの方が亡くなったことから、高さ10、65メートル。総延長2、4キロメートルの巨大防潮堤が作られていました。
しかし、それを乗り越え、町をのみこんでしまいました。
あの時、私はテレビで津波で流されていく地獄のような光景を目にして、息ができないほどでした。

あれから12年が過ぎ、その場所に立ちながら胸が詰まって、手を合わせることしかできませんでした。

旧たろう観光ホテルは当時のままで残っています。

現在、以前の防潮堤より海側に
14、7メートルの防潮堤が。

ある方が言っていました。
「心にも防波堤を持たないといけない」と。