しいたけ、きのこ類考 | 食と健康を考える

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3.11大震災の前
私がしいたけを買うことは
ほとんどありませんでした。

高かったので手がでなかった・・・

たまに、肉厚ですごくキレイなのが
「お、安い!」と思うと
中国産だったりして・・・

しいたけは、原木に種菌植えて
収穫まで2年かかるので、
その手間の分、値段が高くなる
ものなんでしょう。

震災後、京都のスーパーでは
徳島産のしいたけが、
石川県では地元のしいたけが
手のとどく値段になりました。

産地が表示してないものだと、
6,7個入りで100円とか
投売り状態になっていることも
あります。

東京新聞4月21日記事より

    *

栃木県林業振興課によると、

国が4月から放射性セシウムの基準値を
500ベクレル/kgから100ベクレル/kg
にしたことで、

原木生しいたけの出荷停止が
露地栽培で21市町、
施設栽培でも5市町に
広まったとのこと。

農家からは100ベクレル/kg
という数値は厳しいという声が
上がっている。

栃木県のしいたけは
群馬県についで
全国2位の生産量。

栃木県のしいたけ栽培は
県内産の原木から
県外産にきりかえる善後策を
模索中。

    *

まず思ったこと・・・
2年間、手間隙かけて育てて
出荷停止では、
農家の方やりきれませんね。

次に思ったこと・・・
100ベクレル/kg以上で
500ベクレルまでのものが
バンバン出回ってたんだよなあ。
(けっこう食べましたよ)

最後に思ったこと・・・
しいたけの原木が
それだけ高いレベルで
汚染されてるということは、

山林のほかの樹木も
同様だと考えられるわけで・・・

クヌギとかナラとかブナとかいった
山林の落葉広葉樹・・・

そのおがくず使って
えのきだけやらしめじやらが
栽培されているわけで、

いったいどこまで汚染管理できるやら
といった感があります。