日本で内部被曝の研究がすすまなかった理由① | 食と健康を考える

食と健康を考える

食と健康に関わること、思いつくまま綴っています

2011年4月21日、
広島で開催された催しでの
肥田舜太郎医師の講演から
書き起こします。

    *

(原爆を)おとしたアメリカは、

直接ピカをあびてやけどをしたり
大怪我をした人たちが・・・
そういう強い放射線で殺される・・・

これは隠すことができないんで
そのまんま認めたんですね。

ところが、
あとから町へ入った人が
今の医学ではわからない病気で
苦しんだということを聞いても、

それは、その患者が、
その患者を診た医師が、

原爆のことを悪くいうために
デマをとばしてるんであって、

体の中に入るわずかな放射線は
全然害がないということを

ヒロシマに爆弾を落としてから
ちょうど1ヶ月と2日目、
9月の8日の日に

アメリカの、
あの爆弾をつくったグループの
いちばんトップの人から2番目という
えらい軍人が来て、

まだ、
マッカーサーが日本へ上陸する前に

焼け残った東京の帝国ホテルのロビーに
外国から来ている
ジャーナリストを集めて、

つまり、微量な放射線は
体に入っても何の害もないんだ
ということを世界に向けて放送し、

日本の政府に向けても
それを承知しろと・・・

で、ヒロシマ、ナガサキで
被害をうけた被曝者は

アメリカの軍事機密である原子爆弾の
秘密の一部を自分の体で
知ったわけだから・・・

これはアメリカの軍事機密だから
絶対に人にしゃべってはいけないと、

書いて残してはいけない、
もちろん写真や絵で書いてはいけない、

もし違反したものは厳罰に処すと、

占領政策の最初に
日本でそれを宣言したんですね。

(ひとまず書き起こし以上)
      *

南相馬市にお住まいの「ぬまゆ」さんは
いちばん信頼していたホームドクターに、

ぬまゆさんが苦しんでおられる
数々の症状と放射線との関係を
話したところ・・・

「ありえない」と、
背を向けられてしまったそうです。