こんにちは🌸!
春日井インター店 大脇です。
春の気配もようやく整い、心浮き立つ今日この頃…(執筆時は、まさに確定申告期限の数日前のため、頭から湯気が沸き立っていますが(笑))。
この4月には、本店だけでなくインター店にも!社員1名パートさん3名が入社される予定で、いまからワクワクしております
さて、私も採用面接を担当することがありますが、実は「面接時に聞いていけない項目」が結構あって質問するにも難しいんですよ。
具体的には11項目あります。
●本人に責任のない事項は聞いてはいけない…
①本籍・出身地に関すること
②家族に関すること
「お父さんの職業は?」等がこれにあたります。
③住宅状況に関すること
「賃貸住宅ですか?」等がこれにあたります。
ただし、ここ最近は在宅勤務等勤務スタイルも様々になっていることから、在宅勤務の環境が整っているかどうかは確認してよく、例えば「業務可能な場所が確保できているか?」や「照明やインターネット環境の状況」を聞くことは違反にならないとされています。
④生活環境・家庭環境などに関すること
●本来自由であるべき事項を聞いてはいけない…
⑤宗教に関すること
⑥支持政党に関すること
⑦人生観、生活信条に関すること
「あなたの信条としている言葉は何ですか?」もNGです。
⑧尊敬する人物に関すること
⑨思想に関すること
「将来、どんな人になりたいと思いますか」もNGです。
⑩労働組合に関すること
⑪購読新聞・雑誌・愛読書等
犯罪歴に関しては、法律上で必ずしも聞いていけないことになっていません。
例えば、車の運転が必須の業務において、安全運転ができる資質を確認するために、交通の犯罪歴を聞くことは許されています。
20数年前…まだ中小企業の(女性の)育児休業取得がかなり低く、女性は結婚や妊娠をきっかけに退職することが多かった時代。
当時20代半ばだった弊社スタッフのF氏は、自分の面接の2日後に面接を受けた同じ年の女性が「彼氏はいますか?」という質問をされたと聞いて、「なぜ私にはその質問をしなかったんですか?」と面接を担当した事業主に聞いたところ、「あなたには見るからにいないと思って」と言われたとか(笑)。
「結婚する予定はありますか?」等は、当時も今も男女雇用機会均等法に抵触するNG質問です(笑)。
性別の問題では、2021年4月に厚生労働省が新たな履歴書の様式例として、性別欄を任意記載事項とした履歴書を公表しました。
また、「通勤時間」「扶養家族(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の4項目を削除しました。
トランスジェンダーなどLGBTQの労働問題の改善を支援する団体からの要望だそうです。
採用面接時の不快な質問は、応募者がその内容をSNSに投稿し、印象の悪い内容が拡散されると企業のイメージ低下にもつながります。
正しい採用面接を行うには自社の採用活動に関する内容を見直し、企業全体で認識を合わせることも大切ですね。