松尾形成外科・眼瞼クリニックで手術見学 | Life can be beautiful. (みかこクリニック院長 高木美香子のブログ)

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一昨日は有給休暇を取って浜松にある松尾形成外科・眼瞼クリニックにお邪魔させていただき、信州大学形成外科の教授であられた松尾清先生リンクはこちら)の手術を見学させて頂きました。

 
今回またまた松尾先生のクリニックにお邪魔した一番の目的は、前回手術見学をさせて頂いた後に私が行った手術で、疑問に思った症例について、松尾先生のご意見を伺うことでした。毎回、見学を終えた後は、もう全て分かったような錯覚に陥るのですが、手術を続けていくと、また新しい疑問が湧いてきます。手術を続けていくということは、この繰り返しなのかもしれません。
 
見学と言いつつ、毎回助手をさせて頂く のですが、昨日入らせて頂いた手術は、眼瞼下垂が2例、開瞼失行の手術が1例の合計3例でした。午前の外来診療が終わってから、午後2時近くに始まった手術は、午後8時近くまで続きました。毎日、こんな調子で手術されているというので驚きです。
 
3例目の開瞼失行(まばたきのための神経や筋肉の作用に支障が出て、まばたきがうまくできなくなること)を改善させる手術は、顕微鏡の下、下眼瞼のミュラー筋を眼球の奥底の方まで切除するという難しい手術で、全国でも松尾先生しか行っていない方法でした。松尾先生によると、眼瞼下垂の手術をする患者さんのうち、約25%ぐらいで眼瞼痙攣または開瞼失行を併発している可能性があり、眼瞼下垂の手術のみでは患者さん自身が訴える症状が改善しないケースがあるそうです。
 
実際に私も、眼瞼下垂の手術はとても上手くいって、術後には患者さんの意思でしっかりと瞼が開くようになっているのに、患者さんからは「勝手に瞼が閉じてしまう。開けるのに努力がいる。しょぼしょぼする。」などの訴えが出た経験があります。松尾先生が言われるように、それが25%にものぼる実感まではありませんが、眼瞼下垂の手術だけでは楽にならない患者さんが存在するのは確かです。
 
 
松尾先生のクリニックにお邪魔して驚くのは、毎回何かしら進化されていることです。外来診察でも、新しい検査法が増えていましたし、前回は無かったとても便利そうな道具が増えていたり、新しい発見が沢山あるので、毎回わくわくしてしまいます。お忙しい中、私の症例相談にも乗って頂き、新しい学びと気づきも沢山頂きました。お忙しい中、親切に対応してくださった松尾先生とスタッフの皆さんには感謝でいっぱいです。また明日からの診療につなげたいと思います!
 
 
ちなみに、まったくの余談になりますが、当日の朝、夫と息子が車で駅まで送ってくれることになったのですが、出発の直前になって息子がお気に入りのショベルカーのオモチャを取りに戻るとダダをこね出しました。電車に乗り遅れては大変と、既に車のエンジンをかけた夫からキーレスの車の鍵も一緒についた家の鍵を受け取り、ショベルカーのオモチャを取りに猛ダッシュしました。息子にオモチャを持たせて出発して無事に駅に着き、電車を待っていると、夫から「鍵!」というメールが!なんと、夫の鍵と私の鍵、2つの鍵が私の鞄の中に入っているではありませんか!!焦ったものの「遅刻したら大変だからとにかく電車に乗って!」という夫の言葉に従い、名古屋に到着。幸い、新幹線への乗り換えまでの間に、高速を飛ばして追いついてくれた夫に鍵を渡し、事無きを得ました。皆さんも、キーレスカーにはお気をつけ下さい。車の技術の進歩にも困ったものです。こんなウッカリさんはそうそう居ないと思いますが、参考までにお知らせしておきますと、暗証番号式のコインロッカーで受け渡しができないものかと探したところ、名古屋駅などの大きな駅には、受取人の携帯番号を入力することで、荷物の受け渡しができるコインロッカーもあるようです。コインロッカーも進化しているんですねー。新しい発見でした。皆様も万が一の際にはご利用くださいね!
 
 
 
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