2023年12月。
ニュージーランド南島の西海岸にある小さなかわいい町、オマルー Oamaru の 「スチームパンクミュージアム Steampunk HQ」に行ってきました。
スチームパンクとは、蒸気機関が発達した産業革命時のヴィクトリア期の雰囲気をベースにレトロでパンクな近未来描いたSFやアートのジャンル。
機械仕掛けや乗り物、鉄や皮を使ったデザインが特徴的で、『未来世紀ブラジル』『ロスト・チルドレン』『ワイルド・ワイルド・ウェスト』などの映画や、パっと思いつくところでは、ディズニーシーのミステリアスアイランドもスチームパンクを取り入れたデザインです。
オマルーは19世紀に移植してきたスコットランド人によって拓かれた町でヴィクトリア様式の石の建築物が多いので、スチームパンクのバックグラウンドとして最適ということかな。
この美術館の建物はかつて穀物庫だったそうです。
建物の屋内外にそれぞれ展示があり、建物内部は少し不気味な感じ。
マッドサイエンティスト感あふれる機材とか、いろんなものが所狭しと並ぶ。
屋外には鉄道車両やロケット、飛行船などの展示があって、中に入ったりもできます。
興味がない人が見たら錆びた鉄のガラクタが放置されているだけに見える可能性もある屋外展示ですが、赤い錆び色も含めてスチームパンク。
美術館自体はそんなに大きくないので、45分から1時間もあれば十分見て回れました。
入口のスペースにはスチームパンク的な衣装を着て写真が撮れる一角もありますよ!
時間があったらやってみたかった〜。
ちなみに、美術館の前には線路と鉄道駅があるのですが、こちらはボランティアによって運営されている保存鉄道「Oamaru Steam and Rail」。
石造りの建物が建ち並ぶヴィクトリアン地区を通ってブルーペンギンのコロニーがある海岸まで行って戻ってきて30分。この時はディーゼルでしたが、古い蒸気機関車も走るようです。
わたしたちは残念ながらもう町を出るので乗れなかったけれど、鉄道が出ていくのは見送ってきました!
車両はピカピカ。すごく手入れされているんだろうな。
名残惜しいけど、これから車で ダニーデン Dunedin に向かいます。