ニュージーランド オマルーの野生ペンギン | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2023年12月。

 

コロナという長い混乱と閉塞の時期を経て、すごくすごく久しぶりに、海外旅行に出発しました。

 

行先は、ニュージーランド。

 

2回目のニュージーランド旅である今回は、南島の、南のほう、このあたりをぐるっと車で回ったり、4日間かけて長い登山道を歩いたりする予定です。

 

 

クリップ 2018年のニュージーランド旅は こちらから。

 

 

まずは東京から北島のオークランドまでが、11時間くらい。

乗り換えて、そこからクイーンズタウンまでが、2時間くらい。意外とね、遠いですよね。

 

 

久々の国際線でなんとなく緊張したけど、案外ちゃんと眠れて疲れなかった。

というか出発直前まで仕事が忙しくて疲れ果てていたので、逆に飛行機の中で死んだように眠れた、というべきか。

 

 

ニュージーランド航空、機内食はかなりイマイチだったけど、ニュージーランドといえば!の クッキータイム がもらえるのは良かったです。

 

 

 

到着したクイーンズタウンの空港からは、すぐにレンタカーを借りて、まずは東へ。今日はこれから野生のペンギンがいるという、オマルー Oamaru という町に向かいます。

 

 

 

クイーンズタウンからはしばらく川沿い。

このあたりはワイナリーや果樹園も多い地域です。

 

 

途中にいくつも果実の販売所があるので立ち寄って濃厚なフルーツジュースを買って飲んでみたりしました。 

 

 

天気は… まずまず?

前回も旅して思ったけど、ニュージーランドの夏って案外すっきり晴れてくれない。

 

 

ときどき交代したりしながら、Google Mapをたよりに運転します。

バタバタだったけど、ちゃんと事前に国際免許証を取りに行った自分をほめたい。

 

 

途中の小さい町でランチを食べることにしました。

巨大なベーコン&エッグパイ、海外に来たなーーー!というサイズ感。

 

 

これで、NZ$12.90、このときの為替で 1,100円くらい。

 

 

このあとは荒野のようななんにもない土地を 2時間くらい走ります。

ちなみに、クイーンズタウンからオマルーまでは車でだいたい 4時間ほど。

 

 

 

途中で立ち寄ったのは「エレファントロックス」 という… 観光地?

ものすごく巨大な、象のような岩がいくつかある場所です。

 

 

 

 

ニュージーランドはこういう、なんというか、感想を述べにくい観光地が多いですよね。

ほんとに、自然の面白さ、美しさ、素朴さで攻めてくるから。

 

それが良い。それが良いのだけど、魅力をうまく言葉にはしづらい感じ。

 

 

お昼食べたり、岩を見たり、スーパーマーケットで大量のお水(500mlのボトルを 24本)を買ったり、道路沿いのパブでコーヒー飲んだりしながら、ついに到着しました。オマルー。

 

ニュージーランド最初の宿は Poshtel というちょっとオシャレなホテルです。

 

 

 

 

お部屋ごとに内装が違っていて、釣り具や登山道具、ビリヤードや楽器などいろんなモチーフがあるようですが、わたしたちが泊ったのはこれは船のオールかな。

 

 

荷物をおいたら、すぐに着替えて部屋を出ました。

 

 

オマルー自慢の、ヴィクトリア時代の建築が残る古い町並み。

 

 

ニュージーランドの夏は遅くまで明るいのですが、実はもう結構遅い時間になってきていて、お店も閉まり、町なかに人の姿はほとんどありません。これで夜 8時過ぎくらい。

 

 

これから、オマルーの町のはずれにある「ブルーペンギンコロニー Blue Penguin Colony」に野生のペンギンを見に行きます。

 

ブルーペンギンは、ニュージーランドやオーストラリア南部に分布する世界最小のペンギン。
この町には保護団体によって管理、運営された生殖地(コロニー)があって、海から上がってくるペンギンを観察することができるのです。

 

 

 

 

今日の観察は夜9時開始。

薄暗くなるころに、ペンギンが海から陸にあがってきて、海岸を駆け抜けて巣に戻っていくのを、両脇に作られた観察用のスタンドから見ることができます。

 

 

海風が来る吹きさらしの場所なので結構寒い。

ニュージーランドは夏でも夜はかなり冷えるので、防寒着を用意してご参加ください。

 

 

わたしたちが買ったチケットはこちらの「Premium Entry」席。

少し高いのですがペンギンにより近いし、…たぶんだけど「General Entry」席よりはすこしだけ寒くない。(このあと徐々に日が落ちて暗くなります)。

 

 

 

残念ながらペンギンは撮影禁止なので、走ってくるたくさんのペンギンたちの様子はここに掲載することはできないのですが、体長 40cmくらいの小さなペンギンたちがトテトテトテ…!って走ってくるのは本当にかわいかった!

 

そして、裏手のコロニーに巡らせてある木道を歩いて終了なのですが…

この、コロニーがとても良くて。

 

この木道に入れるのはPremium Entryの人だけなのですが、ビックリするくらい近い距離でペンギン家族の様子を目にすることができました。近くまで寄ってくる子もいます(向こうから来るのはOK、こちらから近寄ったり触ったらダメ)。

 

 

そんなわけで、ペンギンコロニーを後にして、大満足でホテルに戻ります。

 

でも、オマルーでのペンギン体験はここでは終わらなかったのです。

 

…なんと、

 

道端で 野良ペンギン を発見!!

 

 

 

オマルーでは運が良ければ町でも野生のペンギンが見られるとは聞いていたけれど、まさか本当に、こんな間近で見られるとは思わなかった!

 

でも… この子たち、コロニーに帰るつもりが間違えて違う海岸に上がってきてしまったのではなかろうか。不安げに鳴いているように見えて心配ではある。ちゃんと巣に帰れるのだろうか。

 

ペンギンの周りに集まる人も、一定の距離をとってそっと見守ります。

 

よく見ると、海沿いのくさむらなどにはあちこちでペンギンを見かけました。

オマルー、すごい!

 

 

そして、このあと、わたしたちは開いているお店をまったく見つけられず(パブは開いていたのだけどもうフードの時間が終わっていて飲み物しかなかった)、日本から持ってきたカロリーメイトやお菓子などを食べて眠りにつきました。

  

ニュージーランド、店が閉まるのが早い、です!