ニュージーランド唯一のお城 ラーナック城 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2023年12月。

 

ニュージーランドの旅 2日目の今日は、オマルー Oamaru という小さな町からダニーデン Dunedin まで、東海岸を車で南下します。

 

 

寄り道せずまっすぐ走れば 1時間半くらいの距離。

 

 

町を出るとすぐに、こういう緑の風景しかなくなってくるのがニュージーランド。

前回 2018年に来た時も思ったけど、ほんとに人が少ないんだよね。

 

 

 

よく言われるけど、人の数より羊の数のほうが多いらしい。

車道沿いには牧草地が広がっていて、羊の群れがあちこちで見られます。

 

 

 

南下中に途中で車を降りて立ち寄ったのが、今日の最初の観光地。モエラキ・ボルダー海岸 Moeraki Boulders Beach です。

 

この海岸にはなぜか 400万年かけて形成された丸い亀甲石が文字通りゴロゴロしています。

 

 

ちょうど干潮の時間だったので石の上に立ったりわりと近くで観察することができたけど、水が石の周りに満ちている時間帯のほうが神秘的だったんだろうか。

 

それにしても、前日のエレファントロックに続き、観光地が岩です。

 

 

お昼前に町を出てきたので、ここの駐車場に併設したカフェでランチも食べてしまいました。スイートチリソースのウェッジポテト、サワークリーム添え。

 

 

コーヒーは、ニュージーランドならではの フラットホワイト です。

 

 

そして、再び車で南下。さっきまでがウソのような霧だ。

 

 

 

…と思ったらダニーデンの市街地に入るころにはこんないい天気。

せいぜい1時間弱のドライブでこんなにくるくる天気が変わるのがNZですね。

 

 

 

この日はダニーデンをいったん素通りしてオタゴ半島へ入ります。

 

 

ここから半島の端に位置するイエローアイドペンギンのコロニーに向かうのですが、その前に立ち寄ったのが、ニュージーランド唯一のお城「ラーナック城 Larnach Castle」。 

 

 

ラーナック城は 19世紀に建てられたお城で、荒れ果てた古城だった時期を経て 1967年に現在のバーカー家に買い取られ、修復を施された今は一般公開されています。

 

ホームページなんかで見るラーナック城は花の咲き乱れる美しいお城ですが、あいにくこの日の深い霧のなかではお化けでも出そうな雰囲気…

 

 

中では執事のようなおじいちゃんがパンフレットを手渡してくれて、内部の構造などを説明してくれます。「ぜひ、お城を楽しんでくださいね」。

 

 

廃墟になっていたなんて想像しにくいくらい、内部は美しく修復されています。

お城には大広間と、43もの部屋があるんだそう。

 

 

 

こじんまりしたお城に見えるけど案外広い。螺旋状の階段を上がってすべてのフロアを見学しましたが、全部のお部屋をちゃんとは見切れなかったです。

 

 

塔の上からみた景色も… まっしろだ!

 

 

 

天気は良くなかったけれど、庭園も散歩してみました。

庭には、バーカー家の子供たちが親しんだという「不思議の国のアリス」のモチーフがあちこちにありました。末娘の名前もアリスなのだそう。

 

 

 

庭園の東屋の美しい屋根の装飾。

 

 

 

そして、このお城の大広間はカフェになっていて、ランチやディナーはもちろん、貸し切りでパーティもできるし、アフタヌーンティなんかもできるのです。

 

今回、せめてケーキとお茶でもと思って楽しみにしていたのですが、お城の見学に時間をかけすぎてしまったようで、時間がなくなり諦めました。

 

 

 

甘いものおいしそうだったのに~。

 

カフェの外にはテラス席も設けられていて、天気が良ければ夏のランチは素敵なんだろうなと思います。今日はまあ… あいにくの天気ですが。

 

今日はこのあとペンギンを見に行って、ダニーデンの町に向かいます!

 

 

 

…ちなみに。

 

このお城のことをここで書くために、帰国してあらためていろんな資料を見てみたのですが、なんとここはニュージーランドでも有名な幽霊スポットなのでした…!

(霧の中の城を「幽霊屋敷みたい」とか言っている場合じゃなかった)