山から海へいっきに下る! - タクシーでスリランカ大縦断 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2019年 12月。

スリランカの旅ももう7日目。

 

スリランカ中南部に位置する高原のちいさな町エッラで、午前中は「ナインアーチブリッジ」と「リトルアダムスピーク」に足を延ばしてきました。

 

ホテルに戻ってシャワーを浴びたら、パッキング。

ランチがわりに食べたのはポテトのクラッカーです。

 

 

日本ではあまり見かけませんが、ポテトチップスとクラッカーの中間のような感じでとてもおいしい。

 

 

さて、今日は高原の町エッラからいっきに南下し、海辺の町まで移動します。

エッラから南下するための公共交通機関はないので、昨日のうちに宿の人に相談してドライバーつきの車をチャーターする手配をしてもらっていました。

 

ほぼ半日まるまるかけて、一気に南下!

 

 

タクシー1台(セダン)を半日チャーターして、11,000ルピー。

だいたい日本円で 6,000円くらいです。

 

 

まずは、エッラを出る前に車を止めてくれたのが、「ラワーナ・ウォーターフォール(ラワーナ滝)」。

 

 

実は「Ella エッラ」というのはスリランカの言葉で「滝」という意味。

この町の近くには複数の滝があるそうです。

 

 

車窓から見た山々の姿。これ、午前中に登った「リトルアダムスピーク」かな?

 

 

山の中の小さな町、すぐそばに自然があって、田舎だけど丁度よくお店やレストランもあって、歩いて回れてしまうサイズのエッラ。

 

高原のリゾートとして数日過ごすのには最高の町でした。

(1泊しかできませんでしたが)。

 

 

ここからしばらくは、後部座席の旅。車内で少しうたた寝したり、ドライバーさんがランチを食べに行く間(「一緒に行く?」って聞かれたけどわたしは車内で待っていた)に本を読みながらスナック菓子をつまんだり、ただただ飛んでいく風景を眺めたり。

 

 

 

幸いにもドライバーさんが英語が結構できたので、スリランカのことをいろいろと教えてもらったり、日本のことを話したりしました。

 

ドライバーさんは首都コロンボ在住で、観光客を乗せてあちこち移動しているプロの運転手。旅先では「ドライバーズホテル」という安い施設に宿泊し、何日も家に帰らず移動することも多いそう。

 

 

そんななか、ちょっとぼんやり眠かったとき、急にドライバーさんが「あ!」と声を上げました。「あ、象だ!

 

ドライバーさんはあわてて車を止めてくれて、「野生の象がいるから見に行こう」と。

そこで言われるがままに車を降りて道を渡ったところに・・・

 

 

道端にいました。野生の象。

 

 

でっかいーーー! 本当にすぐそこにいます。

 

 

(おそらくは電気の通っているのであろう)細い電線が張られていて、森から道路のほうには出てこられないようになっていました。象もそれをわかっているのか、無理に出てこようとはしません。賢い。

 

 

ついつい近づいてしまい、ドライバーさんに「危険だから距離を取って!」と注意されました。たしかに、お客さん用にしつけられているわけでもない野生の象だもんね。

 

「こういう象はよく見るの?」って聞いたら「全然見ないよ!野生の象をこんな近くで見られるなんてものすごく珍しいことだよ!」って、ドライバーさんもウキウキしてスマホで写真を撮ってた。

 

 

ちなみに、先に象に気づいて写真を撮っていたのは、昨日電車のなかで見かけた母娘でした。

 

 

スリランカは小さな国で、ある程度観光地が限られるため、こういうこと(ほかの観光客と行先や旅程がかぶること)が良くありました。

 

キャンディのホテルの朝食で隣のテーブルで食事していたのが前日のジープサファリで一台前のジープに乗っていた女性だったり、リトルアダムスピークに登っているときにすれ違ったカップルに「あなたたち、昨夜みかけたわよ! セイロン・ティー・ファクトリーで食事していたでしょう?」って声をかけられたり。

 

 

さて、再び車に戻って移動再開。

そして、夕方そろそろ暗くなってくる時間に、海辺の町マタラに到着しました。

 

宿泊したのは、町の中心から少し離れた地区にあるリゾートホテル。

 

 

 

ちょっとローカルな地区にあって、まわりは静かな住宅地。

ビーチ沿いに4つくらいリゾートホテルが連なっている、そのなかの1つです。

 

 

 

部屋の外、目の前は海! さっきまで山の中にいたのにー。

 

 

それにしても、半日車のなかにいたので少し疲れました…

部屋でゆっくり飲み物など飲んでいると、うっかり陽が落ちてしまいましたが。

 

 

今日の夕食はマタラの旧市街フォート地区にある「The Dutchman's Street(ダッチマンズ・ストリート)」で食べることにして、ホテルの近くからトゥクトゥクで移動。

 

オランダ時代の街並みをテーマに、インテリアやお店の作りがとても楽しいレストランです。

 

 

 

 

 

 

屋内もかわいいのですが、ビーチに続く屋外の席が良い感じだったので、外で食べることにしました。(足元には蚊取り線香)。

 

 

 

メニューは、サラダ、スープ、シーフード、ミート、パスタ、スシなどヴァラエティに富んでいてちょっとおもしろい。スシなんてスリランカで初めて見たのでオーダーしてみました。火の通ったマグロの巻物。

 

 

 

 

マタラはどちらかというと地元感の強い海辺のですが、こんなカワイイレストランがあるってことは観光客もそこそこ多いのだろうなぁ。

 

 

なんで観光客がいるかというと、それは海があるから!

 

明日は海に行ってみようと思います。