2019年 12月。
スリランカの旅 2日目です。
今日は鉄道でキャンディに向かう予定なのですが、列車の予約ができなかったので当日券の一本勝負。昨日、駅の窓口で「1時間前に来い」と言われたので、早起きして準備。
長い一日になりそうなので朝食もちゃんと取ります。
一泊 7,000円のホテルでしたが、朝食バイキングは果物も多く、卵もその場で焼いてくれたりして意外と良かった。朝食ルームが階上にあってオープンエアなのもなんだか好きでした。
ホテルの前のながめ。
古くなって取り壊されている時代物の建物と、その後ろにチラっと見えるモスク、さらに背後に高層ビル。なんだかこういう風景はヨルダンでも見た。街が成長し、生まれ変わっている真っ只中なんだろうな。
昨日は歩いて向かった鉄道駅。
今朝はちょっと急いでいるのと大きな荷物もあるので、トゥクトゥクを呼ぶことにしました。
なんと・・・スリランカでは、トゥクトゥクも UBER で呼べるのです!
(車種を選ぶ画面でトゥクトゥクが出てくる)。
そして・・・10分、15分の移動なら日本円で 100円かかりません。
これには本当に助けられました。
さてと、駅の窓口で再度、今日のチケットにチャレンジ!
(この写真だと空いているように見えるのですが、後ろに行列ができていて、窓口はけっこう混みあってました)
そして・・・果たして、9時の急行列車のチケットは取れなかった・・・。
当日券ももう売り切れなのか。予約のチケットと当日券の比率ってどのくらいなんだろう?
やっと取れたのは、10時半の列車。朝の便より遅い列車のため、到着が予定より 3時間遅れることになりました。
キャンディからはレンタカーで移動する予定なので、遅れるとちょっとしんどい。
そこで、「そうだ、そのまま9時の列車に乗ってしまおう!」ということに。
というのも、そもそも2等、3等車は座席の指定もないはずなので乗ってしまえば大丈夫なのではないかと考えたのです。
そこで、列車が到着してすぐに2等に乗り込んでみたのですが、すぐに「そこは俺の席だ」という人が現れました。あれ?2等は指定じゃないって聞いていたのに。
結局、回ってきた車掌さんにチケットを見せるように言われて、「次の列車のチケットでは乗車できない。降りろ」と。交渉もむなしく「ダメダメ。満席だから」と下ろされてしまいました。
いまから思えば、この列車は急行だったのでほかの列車と違って指定席が必要だったのかな…
しょうがないので諦めて、時間をつぶすべくホームわきの小さなカフェへ。
ただ、ここもひっきりなしに人がやってくるのでのんびり座っているわけにもいかず、途中で外のベンチに場所を移すことになりました。
ここで読書すること1時間弱。
やっと列車がやってきました。
今回乗車するのは全席指定の1等なので、座席は確保されています。
さすが1等車、さっきの車両とは比較にならないくらいキレイで快適。
今回の鉄道チケット。駅によってはこんなきれいなチケットではなくて手書きの紙だったりもしましたが。
移動中の車窓はひたすらノンビリしていて、時折どこかの駅について、また旅立っていくの繰り返し。本を開いては閉じながら、窓の外をながめたり、少しだけ眠ったり。
こういう時間が、鉄道旅の醍醐味だなぁ。
スリランカでは線路の上を歩く人がいると聞いていたのですが、…はたして、実際に歩いている人は結構います。
のんびり歩いていく人たちの光景は、なんとなく、貧困とかそういうことよりも「無理に急がなくても良いじゃない」という国の空気というか、余裕さえ感じたりしました。
さて。小腹が減ってきたので、Utaoが売店で買ったというスナック菓子を食べてみました。
ただのビニール袋に入って売っていたらしい。たぶん自分ひとりだったらまず買ってないなぁ(もっと無難な、市販のスナック菓子みたいのを選ぶと思う)。
食べてみたら、スイートポテトのチップスでした。
甘みのあるポテトに塩味が絶妙で、カリっとしていて意外にも美味しい。
食欲に火がついてしまったので、お昼に買っておいたホットドッグも食べる。
パンなのかソーセージなのか、なんだか少し変わった味がして少し不安になったけど、おなかを壊したりはしなかった。たぶん、慣れない味のスパイスか何かだと思うんだけど。
そうこうしているうちに3時間がたち、列車がキャンディに到着!
今思えばこのゆっくりとした鉄道の時間はとても貴重なものなのでした。
さて、古都キャンディでは、今日はレンタカーを借りて街を出るだけ。
今日から数日かけて文化三角地帯と呼ばれる地域の遺跡を巡る予定なので、キャンディに戻ってくるのは4日後です。