さよならチベット - 中国大横断 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2018年、秋。

 

いよいよ、今日でチベットにもお別れ。

行きは杭州から入って西安、西寧と移動して、鉄道に乗って、数日かけてラサに入りましたが、帰りは飛行機を成都で乗り継いで1日で上海まで戻ります。

 

 


今回の旅ではじめてゆっくりと食べる朝ごはん。

 

 

ここではじめて噂の 「バター茶」 とやらを飲みましたが、脂分が多くて吐きそうでした。

 

ヤクのバターと塩を加えた紅茶は、チベットでは定番のお茶。水分、脂肪分、塩分、エネルギーを一杯で採れるので、一日に何杯も飲むんだそう。

 

朝のうちにツアーバスに迎えにきてもらって、空港へ。

空港はラサから1時間ほど離れているのですが、送迎バスがあまり頻繁にないのでかなり早い便で到着し、3時間以上 小さな小さな空港で待機することになりました。

 

 

まずは2軒くらいしかないお土産屋さんをプラプラ。

昨日のお土産ショッピングで買えていなかったお菓子などをここで。

 

ちなみに、ここで買ったヤクミルクのクッキーは、パッケージの写真と中身がまるで違う(帰国後気づくのですが)というとてもチベット感あふれる商品でした。

 

 

 

味は、「なんだろう。何かが足りない・・・けどこれはこれで美味しい!」 という感じ。あっさりめで、素朴なビスケット。


 

お土産屋さんを見たらもうやることが何もないので、バーガーキングでコーヒーなど飲みながら読書。「チベットにバーキンがある」ってことにもなんとなくもう慣れてしまった。

 

 

 


ときどきチェックするスマホで、このあたりから、日本から 「台風が来る、飛行機が飛ばないんじゃないか?」 という情報が届き始めました… 嫌な予感。

 

 

そんななか、まずはラサから成都へ。

 

 

 

飛行機は、はじめて乗った 「中国東方航空(チャイナイースタン)」。

いつもはなるべく中華系の飛行機は避けているのですが、中国国内を移動する今回はもうどうしようもないわけで。(結果、問題なく快適でしたが)。

 

 

中国ではどんなに短い区間の飛行機でも必ず機内食がしっかり出るらしく、たった2時間しか乗らないこの便でもフルフルの機内食が提供されました。

 

 

 


メインは、あんかけのかかったヌードル。

ヌードルはくっつきあっていて持ち上げるとプチプチ切れてしまうので、麺というよりはソバメシみたいな感じでしたけど。

 

 

そして到着した、成都! パンダの聖地です。

 

 


世界的に有名なパンダの繁殖研究センターがある成都ですが、ここでの乗り継ぎ時間がなんと 45分しかなかったので、今回は空港内部のみ。

 

それでも、空港中にパンダがいて、少し気分があがりました!

 

調子に乗って、セキュリティエリアで流れていたパンダのビデオを動画で撮っていたら係員にめちゃくちゃ怒られましたが。

 

そして、ここ成都で、飛行機が遅延。

 

 

中国では電車も飛行機も遅れることは珍しくないらしく、まわりの人が全く意に介していないのがおもしろかった。

 

結果、予定よりも 1時間ほど遅れて出発。

飛行時間は 2時間半ほどです。

 

ここでも機内食が出されましたが、そもそもさっき食べたばかりなのであまり食欲もなく…

 

 

 

上海に到着するころには、もうすっかり陽も落ちてしまいました。

 

 

 

到着したのは上海 虹橋空港。


本日の宿は、上海から電車で30分ほどの距離にある 世界遺産の町、蘇州です。

 

 

今日は空港からそのまま電車かバスで蘇州まで移動するつもりでした。ところが、まさかの 「電車もバスも本日の便はすべてソールドアウト!」なことが発覚!

 

この週末から日本のお盆にあたる 「国慶節」 に入る中国では、里帰りの人びとですべての交通機関が激混みだったのです。

 

広い空港内をバス乗り場や鉄道駅へと荷物を引きずって駆けずり回った結果、すごすごとタクシー乗り場に向かうことになりました。疲れた体をシートに沈めて、空港からタクシーで 1時間かけて蘇州まで移動。

高速料金こみで、400元でした。



ホテルに着いたら身も心も胃もくたくたに疲れてしまったため、夕食を食べに出るのも面倒くさく、近所のコンビニでビールとスナック菓子を買ってきてそれで一日が終了。

 

 

携帯で台風の様子や飛行機のフライト予定などを何度もチェックしたり、明日の観光の予定を立てたりしつつ、のんびり。

 

食べきれなかった分のスナックは、翌日、翌々日の朝食になりました。