世界遺産、地球の割れ目「ギャウ」を歩く、ゴールデンサークルツアー | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2013年 12月 29日。

 

アイスランドの大自然の観光地を巡る、ゴールデンサークルツアーに参加しています。

 

 

自然を見たり、自然を遊んだりすることが最大の観光であるアイスランドの、大定番ツアー。

 

冬のアイスランドはどこに行っても白い凍った世界が広がっていて寒々しいですが(夏だと花が咲き乱れた緑の草原だったりするらしいです)、これはこれで、北の端にいるんだなって実感が倍増して悪くない。

 

 

寒さに凍えたグトルフォスの滝のあとは、英語の「間欠泉(ガイザー/Geyser)」の語源となった間欠泉「ゲイシール」へ。

 


近づくにつれ、硫黄のにおいと、もくもく白い煙が。

 

 

熱された地下水(温泉)が湧いた場所があちこちに広がり、そこらじゅうに白い蒸気が立ち上っています。ちょっと、箱根の地獄谷みたいな感じ。

 

 

 

遠くに見えるのが、有名な間欠泉。ちょうど吹きだしたところです!

 

 

一番高く噴き出す有名な間欠泉は 60mにも達するそうですが、いまでは1日に3回ほどしか噴出さないので、それに遭遇するのはなかなか難しいそう。

 

 

でも、その近くにある間欠泉が 7、8分に一度噴き出しているので、そちらならほぼ確実に噴出の瞬間を見ることができます。間欠泉のまわりを、観光客がぐるり。

 

 

 

 

最大で 20m くらいに達するとのことです。一度噴き出した後、次を待ち構えている時間のドキドキ感。カメラを構えたまま、いつでもシャッターが切れるようにして、じっとしたまま…

 

このあたりは水が噴き出すため、雪が氷になっていて地面がツルツルしていました。

滑りにくいスノーブーツをはいていたので良かったのですが、装備が甘かった友人は何度か転んでいたみたいです。レイキャビクでもいたるところが滑るので、冬のアイスランドに行くときは、滑らない靴が必須。

 

 

間欠泉のあとは、近くの大きなお土産店に立ち寄ってトイレ休憩。

 

実はこのお土産店が、アイスランドでみたお土産屋さんのなかで一番規模が大きく、グッズが充実していました。土産物から衣料品など幅広い品ぞろえ。

 

実はわたし、アイスランドに来る前から、アイスランドの国鳥 パフィン のグッズを買おうって思っていたんですが、旅行中立ち寄ったお土産屋さんのなかでも、ここが一番種類豊富に扱っていました!

 

 

でも、ツアー中だし、荷物を増やしたくないのと、レイキャビクの土産店でも大量に売ってるだろうし、ここではいくつか目星をつけるだけでスルー。

(これを、あとで後悔するのですが)。


ひげつきのニットキャップ。

 

 

顔や首をすっぽり隠すので、これがあればあの寒かったグトルフォスの滝も怖くなかったでしょう…。

 

 

再び、バスに乗り込んで荒野を走ります。

バスの窓ガラスが青いので景色が青っぽくなっているというのはありますが、実際に、すこしずつ陽がくれてきているというのもあります。アイスランドの冬は、ほんとうに昼間が短い。

 

 


目指したのは、世界遺産のシングヴェリトル国立公園。
世界最古の議会 「アルシンギ」 が行われた場所だそうです。

 

それにしても、また、何もないだだっ広い場所です。なぜこの場所だったのでしょう。

 

 

 

さて、この国立公園は、「アルシンギ」 が行われたという歴史的な意義だけでなく、別のものでも有名です。それが、「地球の割れ目 (ギャウ)」 と呼ばれる大地の裂け目。

 

雪で覆われていて分かりにくいですが、黒い絶壁と、その下に延びる谷がそれ。

 

 

 

南北に走るこの割れ目は、ユーラシアプレートと北米プレートのふたつが生まれる境界線にあたり、大西洋の海底から連なっているもの。

 

 

ちょうど、東と西を分ける真ん中ということですね。

この崖は、プレート運動の影響で毎年数ミリずつ東西に広がっているんだとか。

 

そのうち島が真っ二つになるのかな?

 

地上でこの割れ目が観測できる場所は、地球上で2カ所しかないんだそうです。

 


このギャウ(裂け目)は、このあたりに何か所にも点在しているのですが、こうして谷を歩ける割れ目だけではなく、裂け目が深く地中に落ちて、水をたたえているような場所もたくさんあります。

 

実は、そのうちの一か所、氷河の溶け水で満ちた「シルフラ」と呼ばれる裂け目には、なんと、ダイビングで潜ることができるのです!

 

この真冬に、氷河の水に、潜る・・・ですと!?

 

な・・・なんて面白そうな!

 

というわけで、実はこのアイスランドの旅の最大のクライマックスのひとつとして、ダイビングも予約してきたのでした。後日、この模様は旅日記でアップします!



そんなわけで、ギャウを見終えてゴールデンサークルツアーは無事終了です。
レイキャヴィクの町に戻ってきました。

 

街で一番大きなショッピングモールまで足を延ばしてみました。

とりあえず、まずはモール入り口にあったショップでスムージーを。うーん、しみるー。

 

 

 

 

実はこの日は狙っていたレストランがあったのですが、電話してみるとあいにくの満席。

 

やっぱり日本から予約しておけばよかったーーと後悔しても先に立たず。

 

鮫を発酵させて(腐らせて)作るアイスランドの伝統料理で、「世界一臭い料理」 と呼ばれる 「ハカール」 を食べるというチャンスをここで逃してしまいました。

 

地元の人でさえ嫌うというかなりショッキングな食べ物らしいので(強烈なアンモニア臭がして、口のなかで刺激的に泡立つとかなんとか)、正直、本気で食べたいかと言われると 「話のタネにちょっと経験してみたかった」 程度なのですが、とはいえ、残念。

 

ハカールの食べられるレストランはいくつかあると思いますが、私たちが行こうとしていたのは、アイスランドの様々な料理が食べれるこちらのお店。

 

3 Frakkar

http://3frakkar.com/index.php?page=history

なんと、アイスランドの国鳥パフィンのお肉も食べちゃうそうです。

(野性的な臭みがあって美味しくないみたいですが)。

 

そんなわけで、モールを一周してみましたが、めぼしいレストランがなかったため(下の写真はフードコートで見つけた寿司バー「涼しい」。「Cool (かっこいい)」 とかけてるのかな・・・?)、昨日の夜歩いたメインストリートにタクシーで向かい、そこで見つけたレストランに入ることにしました。

 

 

 

メニューに 「クジラのステーキ」 があったのが、決め手で、一件のお店に入りました。ミンククジラのステーキを、ミディアムレアで。

 


 

 クジラをこういう洋風のステーキで食べるのって初めてですが、すごく噛みごたえがあるというか、噛んでも噛んでもなかなか口の中からなくならないタイプのお肉でした。
 

別に特に不味いわけではないのですが、すごく美味しいわけでもない…かな。

まあ、これもひとつの、アイスランド体験。

 

 

ちなみに、探していたパフィンのグッズ(ぬいぐるみ)、レイキャヴィクの町でかろうじて見つけたのがこれ。

 

 

 

手のひらサイズでカワイイので気に入ってます。もう少しモジャモジャしたタイプを帰りの空港で発見して、そっちも購入。

 


さて、盛りだくさんの一日、食事を終えてお部屋に戻ったら、友人とお酒の時間。

 

 

アイスランドのビール 「Viking ヴァイキング」 を飲んでみました~。


 


 

 


 

現地ツアー 「Golden Circle Classic」 9500 ISK

スムージー 650 ISK

ディナー (メモが、iPhoneのデータとともに消滅)

 

※ 1 ISK (デンマーククローネ) = 約 0.9 円

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