スペインからジブラルタル海峡を渡ってモロッコへ! | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

* たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2011年 12月 27日。

 

クリスマスも終了。いよいよ今日、スペインを発って、アフリカ大陸に移動します。

まずは南スペインのアルヘシラスという港から、アフリカ側にあるスペインの飛び地、セウタという町までフェリーで渡り、その後、国境を越える予定。

 

 

 

4日間お世話になった、泊めていただいたゲストルームにもお別れです。

 

 

友人の旦那さんに車で送っていただき、友人とともにアルヘシラスに到着しました。

この港で、セウタ行きのフェリーのチケットを購入。

 

 

特に決まったオフィシャルの窓口はなく、いくつもの旅行会社が窓口を構えている感じでした。

乗ろうとしている船の運航会社のチケットを扱っている窓口で購入すればOK。

ちょっと、わかりにくいよね。

 

冬は海が荒れて欠航が出やすいなどと聞いていたので心配していたのですが、特に問題なく、予定していた便に乗ることができました。よかった!

 

 

 

客室内には小さなショップや、カフェが 2つついていました。綺麗な船です。

景色がよさそうな前の席に座ろうとしたところ、揺れるから後ろのほうが良いとすすめられました。

 

 

席を移って大正解。酔い止めは飲んでいたのに、後半かなりの揺れで、気持ちが悪くなってしまいました。前の席にいたら大変なことになってたかも。

 

運行タイムテーブルでは11時に出航して 30分で到着の予定でしたが、そこはスペイン。

実際に船が出たのがすでに 11時半くらいかな?

 

 

 

良かったのは、アルヘシラスではどんよりしていた空が、対岸に着くころには晴れてくれたこと!

 

これからのモロッコの旅も、天気がいいといいなぁ。

 

12時を回ったころかな、セウタの港に到着。

アフリカ大陸初上陸!ですが、ここはまだ、スペインです。

 

 

 

 

せっかくなのでセウタでランチでも? とも思ったのですが、セウタには特に面白そうなものがない感じだし、早く目的地のテトゥアンについてしまいたい気持ちもあり、さっさと港でタクシーを拾って、モロッコとの国境まで移動してしまうことに。

 

 

海沿いを 10分くらい走って、7ユーロ。いま思えば、このあと国境をくぐって反対側に出た瞬間に、タクシー代から何から、物価が激変するのでした。

 

スペイン / モロッコ国境に到着。

これはまだ、スペイン側のゲートの前。スペインを出国する前です。

 

 

この国境は、ジブラルタルと同じで、セウタに通っているモロッコ人 (買い出しや、出稼ぎなど) が多いためか、日常的に使っている人も多いらしく、かなりごった返している印象です。

 

国境は意外と長く (スペイン側のゲートとモロッコ側のゲートの間の距離がかなりあって歩かされる)、どこで誰にスタンプをもらうのかもややわかりにくかった。

 

歩道に小さな小屋がたくさん並んでいますが、そこではなく、車が行列を作っている車道まで出て、そこにある高速道路のチケットブースのようなところで手続きを。

 

とうとう、ゲートを出ました。

ここはすでに、モロッコです。

 

スペインとの時差は1時間。時計を 1時間戻します。

心なしか、空気が変わったような気がしました。

 

 

さて。

初めてのアフリカ大陸。

初めてのアラブ諸国。

南スペインやポルトガルの各地で痕跡を目撃してきた、ムーア人の世界。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて、ここから、最初の目的地、世界遺産の小さな町 テトゥアンまで移動します。

国境からテトゥアンまでの移動方法は、事前に調べてありました。

 


モロッコには 2種類のタクシーがあって、町の中での移動は 「プチ・タクシー」 と呼ばれる普通のタクシーで、町と町の間を移動する長距離タクシーは 「グラン・タクシー」 と呼ばれる、6~7人で相乗りする乗合タクシーなんだそう。

 

セウタからテトゥアンまでは約 3~40キロ。

国境から、グラン・タクシーに乗ることになります。

 

というわけで、国境付近でワンボックスカーのようなものを探していたのですが、見渡す限り普通のタクシーが待っているだけ。

 

とりあえず、その辺にいたおじさんにテトゥアンまでと言うと、わたしたちは一台のタクシーの助手席に割り振られました。

 

なんのことはない、「グラン・タクシー」 と呼ばれているタクシーも、普通のセダンだったんです!

 

 

え、でも 6~7人で相乗りだって聞いてたんだけど。

え、この車に相乗りするの!?え、7人で? ほんとに乗るの??

 

うそでしょ??

 

わたしと友人は 2人で助手席に乗せられ、後ろのシートには 大の大人の男性が 4人乗り込んで、やっとタクシーはスタートしました。

 

あ、あ、ありえない!

でも、こんなの初めてでなんだかワクワクする!

運賃はこれまたありえない、30キロ以上離れた町まで、一人 2ユーロ でした!



 

 

 

アルヘシラス Algeciras - Ceuta セウタ (1h)

Acciona Ferry

セウタ Ceuta - Tetouan テトゥアン (40m)

グランタクシー

 


 

フェリー € 28 (アルヘシラス港)

ドーナツとコーク €? (船の中)

グランタクシー € 2 (国境からテトゥアンまで)

※ €1 (ユーロ) = 約 98 円

___________________________________

モロッコ 旅行 鉄道 スペイン セウタ 国境 テトゥアン フェリー ジブラルタル海峡 相乗りタクシー