悠久のベトナム - 世界遺産 ハロン湾クルーズ | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2011年 8月 15日。

 

朝 6時半に起きてホテルで朝食をすませ、バイクタクシーで 旧市街の 「Shin Tourist シン・ツーリスト」 のオフィスへ。今日は 「日帰り ハロン湾クルーズ」 に参加するんです。

 

 

 

シン・ツーリストはベトナム最大手の旅行代理店。むかしは 「シン・カフェ」 といったのですが、あまりにも偽シン・カフェ が増えてしまったため、「シン・ツーリスト」 と名前を変えたんだそう。今回のツアーは、日本にいるときに、オフィシャルサイトで申し込みをしておきました。

 

 

 

ベトナム北東部に位置する 世界遺産のハロン湾は、ハノイから車で 3時間ほどの距離。

旧市街から出発したツアーのミニバスは、国籍もさまざまなツーリストたちを拾い、ハノイから東へ。

 

途中で寄った大きなお土産店ではベトナムの民芸品の制作風景が見れるのですが、手刺繍をしているのがみんな若い女の子だったのは意外でした。

 


 

 

朝早かったのでちょっと転寝したりしているうちに、ハロン湾着。

ここでバスから船に乗り換えて、ハロン湾をクルーズします。天気はあいにくの曇り空。

 

 


 

 

中国との国境近くに位置するハロン湾は、侵食によってできた不思議な形の奇岩や島が点在する、ベトナムの自然遺産。竜が棲んでいるという伝説がこんなに似合う湾はほかにないでしょう。

 

 

実はここは、ずっと前にテレビで見て以来、いつか来てみたいと思っていた場所。

 

船が出ると、なんだか緊張してきてしまいました。

ずっと来たかった場所なだけに、「なんだこんなもんか、想像のほうが素敵だったから、逆に来なければ良かった」 なんて思ってしまうのでは、と。


 

そんなわたしの不安をよそに、船は、ゆっくりと奇岩のあいだを抜けていきます。

 

 

 

遠くに見えていた島や奇岩が近づいて来て、だんだんハロン湾らしくなってきた!

天気が悪いことも効を奏し、どんよりとしたハロン湾は想像していた通り。

 

まさに竜が棲んでいそうな、独特の雰囲気を持つ場所でした。

 

 

 

モンゴルとの戦いの際には軍事拠点となったという天然の要塞でもあります。

 


 

特徴的な奇岩には名前がついています。これは、魚 (船?) の形をした小さな島かと思ったら、ゴリラの横顔に見えるから、「ゴリラ岩」 なんだって。

 

 

 

水上生活者もたくさんいるらしく、タイでよくみかける水上商店も行き来していました。

 


 

今日のランチは船の中でベトナム料理。

「バーバーバー」 と読む 「333 」 ビールを購入しました。

 

 


 

 

さて、ここからは希望者のみ小船に乗り換えて、狭い岩場を抜けたり、低いトンネルを抜けて、島に囲まれた小さな内湾に出たり、探検することができるそう。

 

 

 

当然、乗船。奇岩にあいた小さな裂け目を抜けていったりできて、楽しい!

途中で 2度ほど ざっと雨が降りました。折りたたみ傘を持っていて良かったです。


 

内湾を小船で回ったら、再び船に戻って、ティエンクン鍾乳洞へ。

ハロン湾には大小数々の鍾乳洞があって、そのうちのいくつかは観光用に公開されています。

 

 

 

(ライトアップがカラフルすぎて、なんだかディズニーランドみたいでしたが)。


 

以前は海賊の隠れ家だったというハロン湾。鍾乳洞はお宝の隠し場所だったのでしょうね。

 


 

ハロン湾を全部で 2時間ほど楽しみました。再びバスに乗り換えて、ハノイに戻ります。

ハロン湾ツアーには、湾上に停泊した船に泊まって 2日間ハロン湾をクルーズして回るツアーもありますが、わたしは 2時間で満足だと感じました。雰囲気は十分に味わえましたし。


 

帰りのバスが急停止。原因は水牛の群れ。

 

 

 


再び 3時間の道のりを経て、ハノイ着。

 

夜は、ハロン湾ツアーでご一緒した方々と数人で、ベトナム料理を食べに出かけました。

まずはベトナム・スイーツとして有名な バイン・フラン (カスタード・プディング。フランスから入ってきて定着したんでしょうね) を、大教会のすぐ近くにある Paris Deli (パリス・デリ) にて。

 

 

 

まあ普通にカスタード・プリンなんですけど、濃厚で美味しかったです。

このカフェはパンやお料理も美味しそうでした。


 

次に向かったのは、ホテルの人が太鼓判を押して薦めてくれたレストラン 「クアンアン・ゴン」。

 

中庭を囲むようにいろんな屋台が並んでいるようなつくりになっていて、屋台村みたいな雰囲気のなか、ベトナム料理が食べられます。

 

 

 

 

ベトナムではビールに氷を入れて飲むそうなので、それに倣ってみました。

蒸し暑いベトナムでは、サッパリと飲める氷ビールは結構アリかも!

 


 

バイン・セオと呼ばれるベトナム版お好み焼きと生春巻き。

 

 

 

ハノイ名物のヌードル 「ブン・チャー」。ハーブたっぷり!

 

旅行のこと、ベトナムのこといろいろ話して、ワイワイと食事しました。

一人旅だとなかなか数種類の食事を一度に食べられないので、良かったです。


 

食事が終わったら、旧市街のホテルに戻るみなさんとお別れして、ひとり、ハノイ中央駅へ。

クアンアン・ゴン からは歩いて数分ですが、夜道は暗くてやや緊張しました。


駅に到着したら、待合室で夜行の到着を待ちます。

これから、南北統一鉄道に乗って、ベトナム中部の古都、フエ に向かうのです。


 



 

日帰りツアー 520,000 VND (Shin Tourist)

水のボトル 10,000 VND (土産店)

ビール 40,000 VND (船内)

小船での小クルーズ US 5 ドル (船着場)

大教会前から 「クアンアン・ゴン」 までタクシー 22,000 VND (マイリンタクシー)

夕食 150,000 VND (クアンアン・ゴン)

 

 

※ 1 VND (ドン) = 約 0.004 円

(カンマ以下の 000 を取って、4 をかけると簡単です。20,000 の場合、20 に 4 をかけて 80 円)

 

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