2011年 8月 14日。
ハノイの見どころをぐるっと駆け足で見て回ったあとは、大好きな街歩き！
旧市街の商店街は、とてもレトロで古風な雰囲気がそのまま残っているんです。
さらに、「ハノイ 36通り」 とも言われるように、通りごとに扱う商品が決まっていて、おもちゃならおもちゃ、靴なら靴屋さんがずらりと軒を連ねているので、角を曲がるたびにワクワク楽しい。
田舎でしか見られないのかと思っていた三角形のアイコニックなベトナム帽 （現地では ノン と呼ばれている） も、ここでは普通に目にしました。
ベトナムといえばシクロ。今回は乗らなかったなぁ。
ベトナムの民芸品、素朴でかわいい。
ベトナムでは 「地面に座る」「地面に並べる」 というのは基本でした。
天秤棒を担いでモノを運んだり売ったりするおばちゃんたち。
観光用ではなく、この国ではまだ普通に生きている風景です。
わたしが生まれた頃すでに日本にはこういう風景はなかったはずなのに、なぜか懐かしさを覚えるようなハノイの風景。そこには、どこか 「昭和」 につながる何かがありました。
のんびりしているのに元気な印象を受ける、不思議な街。
そろそろ、陽が落ちてきました。
実は、今日はこれから、伝統芸能の 「水上人形劇」 を見に行ってきます！
ホアンキエム湖のまわりを歩いていたときにシアターの前を通ったので、ふと気が向いて当日券の有無を聞いてみたら、夜の回が取れたのです。（結構人気があるらしく、当日券は取れないことも多いそうなので、どうしても見たい人は事前に代理店などを介して取っておくと良いかも）。
まあ気が向けば、くらいの感じだったし、見れなければ見れないでいいやと思っていましたが、実際に見てみると、やっぱり面白かったです。
まず、シアターの入り口にデンと立っている等身大の人形がコワイし。
人形劇はチェコでも見ましたが、それが 「水の上」 ってだけで全然、趣が違うんですね。
最初は 「え、どうやって操作してるんだろ？」 ってビックリするし、ベトナムの伝統的な音楽と歌も、なかなか良かったし。
5分程度の短い出し物が何種類かで、全部で1時間弱の上演なのですが、ギリギリ飽きる前に終わる感じでちょうどよかったです。1時間半見てたら寝てたかも （笑）。
シアターを出たら、すでに夜。
今日はたまたま ナイトマーケット （夜市） がたつ日だと聞いていたので、マーケットが出る通りを歩いてみました。
通りの両側と真ん中にえんえんとありとあらゆる露店が並ぶ様子はワクワクしたのですが、お土産というよりは生活用品を扱っているので、あんまり買いたいものも見つからなくて。
ひとつ、カゴ を扱う露店でいくつかほしいバッグや雑貨を見つけてかなり迷いましたが、まだこれからホイアンまで下っていかなければいけないので、かさばる荷物を増やしたくなくて断念。
ナイトマーケットを切り上げ、ホテルの近くまで戻って食事をすることに。
実は今日、考えたら朝から何も食べてないんですよね。
というか、ベトナムに来て以来、何も食べてない？？ （ガーン）
というわけで、もちろん ベトナム料理！と思ったんだけど…ホテルの近くに雰囲気の良い一軒家のレストランをみつけてしまい、つい、入ってしまいました。
「Le Petit Bruxelles」 というベルギー料理のレストラン。ハノイ大教会に向かって右側の細い道を行くと、左手に見えてきます。
2階には、オープンエアのテラスも。
テラス席はあまりにも蒸して暑かったので、結局室内で食べたけど。
オーダーしたのは、Tiger ビールと、ニース風サラダ、そしてトマトソースのミートボール。
サラダもミートボールも、美味しかったです。
ミートボールのトマトソースが、すっごい家庭風で、なんだかほっとする味で。
サービスもとても気持ちが良くて、安心感がありました。お客さんの大半が外国人なのも納得。
おなかも満腹で、満足してホテルへ。
昨日の夜、到着早々に詐欺に会い、大嫌いになりかけたベトナム。だけど、ホテルで親切な対応をしてもらい、バイクタクシーでハノイを駆け抜け、旧市街を迷い歩き、「いいじゃん、面白いじゃん、ベトナム！」 と思うことが出来てよかった。
まだまだ不信感は消えないけれど、一人旅だもの、そのくらいのほうが丁度いい。
明日は世界遺産のハロン湾に行ってきます。
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ところで、わたしは旅先のいろんな国でマクドナルドに入ってみることにしています。
「どこにでもあるんだから、わざわざ旅先で食べなくても」 と思われそうだけど、どこにでもあるからこそ比較がしやすくて面白いんです。
その国、その町に何店舗くらいあるのか、どういう位置づけをされているのか、価格は安いのか、高いのか、ローカルメニューはあるのか、などなど、そんなとことからみえてくることがあったり。
で、今回ベトナムで見えたことは、「マックが無い」 ということ。ロッテリアは各地で見ましたが、マック は進出していませんでした。
政治的な理由があるそうですが、いまや ロシアにだってマックやスタバがある時代。やっぱり、ベトナム戦争の影響も大きいのでしょうか。
2000年には通商条約が交わされ、コカコーラなどアメリカ企業が進出しているベトナムですが、マックが無いことを知って、まだまだ壁はあるんだろうなぁと気づくことができました。
同時に、これからますます開けていく余地がたくさんある国なんだな、って。
Splendid Star 2 Hotel
シングルルーム 25ドル
水上人形劇 60,000 VND （水上人形劇場）
天秤棒で売っていたゴマ団子 20,000 VND （路上）
お土産に Tシャツ 100,000 VND （土産店）
夕食 305,000 VND （Le Petit Bruxelles）
※ 1 VND （ドン） = 約 0.004 円
（カンマ以下の 000 を取って、4 をかけると簡単です。20,000 の場合、20 に 4 をかけて 80 円）
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