アメリカ大自然に触れてみた!ヨセミテ国立公園 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

西海岸に 2週間滞在していた間に、少しだけ遠出。

 

サンフランシスコから日帰りツアーに参加して、シエラネバダ山脈の山麓に広がる巨大な国立公園、「ヨセミテ国立公園」 に行ってきました。

 

今回参加したのは、サンフランシスコの旅行会社 Extranomical Tours が催行する 「Total Yosemite Experience & Giant Sequoias」 ツアー。

 

 

エアコン完備の大型バスでサンフランを出発し、ヨセミテの見所をコンパクトに日帰りで回れて、さらにジャイアント・セコイアまでのハイクができる欲張りツアーです!

 


ヨセミテ (英語の発音は ヨセミティ) までは、 車で片道約 3時間。

 

 

そのあいだ、陽気な運転手さんがヨセミテの成り立ちや歴史などをマイクを通して話してくれます (英語 / 英語が苦手な人は、日本語のデジタル音声ガイドが借りられますよ)。

 

 

バスが山を登り始め、ヨセミテに入ったら、まずはジャイアント・セコイアの森からスタート。

バスを降りて、ジャイアント・セコイアまで片道 1時間弱のハイキングコースを歩きます。

 

ジャイアントセコイアが見られる森はいくつかあるのですが、今回訪れるのは、Tuolumne Grove。

 

 

 

山の上なので空気はひんやり。涼しくて気持ち良い。

 

 

ここで見れるジャイアント・セコイアの目玉のひとつがこれ。

「Tunnel Tree (トンネル・ツリー)」 と呼ばれる、根元に穴を開けたセコイアです。

 


人が歩けるような穴が空けられるくらい、立派に育った巨大なセコイア。

でも、人工的に穴を開けたため、木そのものは傷んで死んでしまいました。

 

* 自然保護が進んだ現在では、このように人が手を加えるようなことはなくなりました。自然発火なら、山火事もある程度は消火せず放っておくほどだそう。これは、あまり木が多くなりすぎても育ちにくくなるので、自然の間引きがされていることに人の手でバイアスをかけないため。



そしてこちらは、大人 6人が手をひろげて囲んでも足りないという巨大なセコイア。左側に立っている人間のサイズと比べてみてください。

 

 

ここ Tuolumne Grove にはこんな巨大セコイアが 25本あります。(人気の Mariposa Grove には 200本も生えているそうです)。

 

 

そこまで見たところでコースを逆行して、バスの待つ駐車場まで戻ってきました。帰りは上り坂だったので、ちょっと汗ばむくらいの運動量。

 

駐車場の脇にあった、セコイアの切り株あと。

置いてあるエビアン、500ml ではなくて 1L ボトルです。

 

 

 


標高が高いので、途中で買ってきたプレッツェルの袋がパンパンに・・・

 

 

さて、再びバスに乗って、ヨセミテ国立公園 最大のみどころ、ヨセミテ渓谷へ向かいます。

 

 

 

ヨセミテ渓谷を一番美しく望めるという展望台 「トンネル・ビュー」 で下車。

 

 

 
魚眼で覗いたかのような丸く傾斜した森の向こうに、巨大な一枚岩 「エル・キャピタン」 と、「ヨセミテ滝」、そして 「ハーフドーム」 が望めます。

 

巨大な岩山に囲まれたヨセミテ渓谷のダイナミックな眺めは、いかにもアメリカという感じ。

 

 

さて、いよいよ渓谷の下まで。

バスは一路、坂を下って渓谷の裂け目へ降りていきます。

 

 

 

こちらは、センチネル橋の上から、渓谷を流れるマーセド川越しに望む 「ハーフドーム」。

 

 


氷河の侵食によって削られたといわれる、スパっと半分に切ったかのような岩山です。

ヨセミテのシンボルのひとつ。

 

 


さて、ここからしばらくフリータイム!

ヨセミテ滝まで歩いてみました。

 

 

写真ではややわかりにくいですが、上部 (アッパー)、中間 (カスケード)、下部 (ロウワー) の 3つに分かれていて、全部あわせて 740m の落差は世界 第8位。

アメリカでは一番高い滝だそうです。

 

 

実は、この季節は一年で一番水量の多いシーズン。しかも昨年はとても雪が多かったこともあって、かなり力強い滝になっていました。

 

 

遠くまで響く、「ドーン」 という、破裂音にも似た爆音が聞こえますか?

 

 

滝までは、川をさかのぼりながら、森の中を歩いていきます。

ものっすごく、水が綺麗。

 

 

 


いよいよ、滝つぼの近くまでやってきました。

 

 

 

水しぶきがすごくて、滝つぼから少し離れた橋の上から見るのがやっと!

 


 

結構離れているのに、それでも、かなり水をかぶりました。中にはレインコートをすっぽりとかぶって、近くまで行こうとチャレンジする人も。

 

わたしは、カメラが心配なので、早々に撤退!

でも冷たくて気持ちがよかったです。

 

 

さて、フリータイムのうちにランチを済ませてしまわなくては。

 

 

 


公園内のロッジのカフェテリアで、ミートボールパスタを。

集合時間まで時間がないので、あせりつつ猛スピードでの食事でした。


 

 

フリータイムのあとは、バスに乗って移動。

ヨセミテのみどころのひとつ、ものすごく巨大な一枚岩 「エル・キャピタン」 を見に行きます。

 

 


渓谷の北側に聳え立つエル・キャピタンは、谷底から高さが 1000メートルもあり、花崗岩の一枚岩としては世界一の大きさ。

 

 

ロッククライミングの名所でもあり、数日かけて壁面を登っていくクライマーの姿を目にすることが出来ます。一日がかりで歩いて上るトレイルルートもあるんだそう。

 

 

クライマーの姿を探して岸壁を見上げるツアーメンバー。

 

 

と、いうわけで、ヨセミテの超有名スポットを、バスでぐるりと回ってみました。


ヨセミテにはほかにも、すごくキレイな湖があったり、山々に囲まれたすばらしい景色が見られる見学スポットがたくさんあります。

 

そもそも、見所スポットから見る完璧な風景だけじゃなくても、木々の間をトレイルしたり、トレッキングしたり、キャンプしたり、とにかく、大自然をからだいっぱいで満喫できる場所。

 

 

ですが、一日ツアーではこれが限界。バスはサンフランに向けて帰途に着きます。

 

 

でもね、自分の足がなくてもヨセミテまで行けて、コンパクトに面白いところだけ的確に見学できたし、途中ジャイアントセコイアまでトレイルしたり、フリータイムに滝まで歩く時間があったり、一日ツアーにしては満足できる内容だったと思います。陽気な運転手/ガイド のおっちゃんも良かったし。

 

がんがん歩いたりする必要なくて、ちょっとだけ大自然を体験してみたいという、わたしのようなへなちょこ旅行者にはオススメ。

 

サンフランシスコ・ベイ に戻ってきたころには、夕暮れ。いかにもカリフォルニアな風景。

 

 

 

 

ダウンタウンの街並みが見えてきました。帰ってきた!

 

 


というわけで、サンフランシスコから行く、日帰りのヨセミテツアー、終了。

 

 

歴史を感じる古い町並みや古い文化が残る場所に惹かれるわたしは、普段、ヨーロッパやアジアに足が向きがちです。でも、アメリカならではのダイナミックな大自然には興味があったんですよね。

 

今回、それの片鱗にちょっとだけ触れることができてよかったです。

 

いつか、ユタやアリゾナの真っ赤な大地に広がる国立公園群 グランドサークルにも行けるかな?

 


 

 

道南バス Extranomical Tours

ヨセミテツアー各種 (日帰りから 5日間のツアーまで)

わたしが参加したのは Total Yosemite Experience & Giant Sequoias ツアー

Internet Special Price で $ 135 でした。

 


 

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