2009年 8月 2日。
ルーマニア初のホテルは、なんともビジネスライクに、「Hotel Ibis」。(日本だと 「アイビス」 と呼ぶけれど、ヨーロッパ圏だと 「イビス」 と呼びますね)。
まあ、少々旅情にはかけますが、北駅まで歩いてほんとうにすぐだし、治安の不安なこの地区において、ものすごく安全できれいで快適だし、このホテル、意外とおすすめかもしれません。
本当は朝イチで鉄道に乗ってしまうつもりで北駅からすぐのホテルを取ったのだけれど、あまりにも眠いので、あきらめて昼過ぎの列車に乗ることにして、ちょっと寝坊。 午前中の時間ができたので、さっそくブカレスト Bucharest の町を歩いてみることにしました。
まずは、ホテルのほんの裏手にある 中央市場 「マタケ市場」 へ。 中央市場というから、どんな大きな市場なのかと思っていたら、すんごいローカルな、い~い感じの市場でした。これは楽しそうだぞ。
通りには、量り売りの果物やさん。スイカが旬です!
野菜を売る人でにぎわう屋内の市場に足を踏み入れると、ブワーっと、濃い~い野菜のにおい。
そうか、本来は野菜ってこんなに香りが強いものなのね!と、目がぱっちり覚めてしまいました。
どれも素朴で、すごくローカルなお店ばかり。
つい、パンやドーナツを買いたくなるたたずまいでしょ?
さて、マーケットをぐるっと回って楽しんだ後は、中心部にむけて、なんとなく歩いていくことに。
ホテルのレセプションでもらった地図をたよりに、ぶらぶらと。 ひどくぼろぼろの建物が多いです。
実は、マーケットをみながら感じていたことがあって、同じことを、建物を見ながら歩いていて、さらに強く感じたんですが…、ここって、「ヨーロッパ」 というより、「ヨーロッパの文化の入ったアジアや南米の国」 のような雰囲気があるんです。
たとえば、この間のマレーシアのマラッカとか、メキシコで感じた雰囲気に近い。夏だから? 暑いからそう思うのかなぁ…?
この古い教会は 「クレツレスク教会」。18世紀建造の、典型的なルーマニア正教の教会です。
ルーマニアでは、この、2つ塔が突き出た特徴的な教会建築をいたるところで目にしました。こういう形の教会は、いままであんまり見たことないなぁ。 -----
17.50 Lei だったので、約 520円。 それほど安くないですね、マクドナルド。
これから知ることになるのだけれど、ルーマニアは食事がとっても安いので、マクドナルドは逆に割高感があります。
「西側 (外国資本)」 のモノなので、価格基準が少し違うのかも。こういうところにその国の 「社会」 が見えるので、マックにいくのも意外と面白いんですよ。
----- お昼を済ませたら、「チシュミジウ公園」 のなかを歩いて、ホテルのほうへ。 ロンドンで言うところのハイドパーク?
大きな池があったりして、市民の憩いの場です。
ここでも見つけた、ヨーロッパ各地でみる、アンティークな有料体重計! ちいさな女の子が乗っていたけれど、お金を入れても動かなかったみたい。
日曜日だったので、広場のステージではジャズバンドの演奏があったり、子供づれの家族を中心に、たくさんの人が思い思いに楽しんでいました。 休みの日に 「公園」 で豊かな時間を過ごすのは、ヨーロッパ共通文化ですね。 さあて、ホテルに戻ったら、預けていた荷物を受け取って、北駅 (Gara de Nord) へ。
いよいよ、トランシルヴァニアに向けて、鉄道の旅の始まりです。
マクドナルド 17.5 Lei (ブカレスト)
1 Lei (レイ) = 約 30 円 ___________________________________ ヨーロッパ 旅行 鉄道 一人旅 ルーマニア ブカレスト 東欧 北駅 ノルド駅 トランシルヴァニア |