2009年 3月 8日。 朝 7時12分発のチューリッヒ行きの列車をつかまえるため、5時半起床。 ホテルは朝食込みだったのですが、朝食の時間 (7時半) には早すぎたため、駅で朝食を買うことにして早めにホテルを出ました。
日曜の早朝、駅構内も人の姿はまばら。
今日はドイツから、ふたたびスイス、ベルンに戻ります。 まずは、チューリッヒにむけて、途中でオーストリアをかすめていく、3カ国にまたがる 4時間半の列車の旅。 早く駅に着いたこともあって、なんだかやけに張り切って、フルーツジュースにコーヒー、パンに新聞にチョコレート、と、万全の準備で列車に乗り込みました。
列車が走りだしてみれば、今日はびっくりするくらいの快晴!
先週のカーニバルのときもそうだったんだけど、わたしがベルンに行く時は、必ず天気が味方してくれます。魔法のように。
食べてみて…???? あれ? …これ、チョコじゃない。
っていうか、まさかの 「あんこ」 だ!!
甘さ控えめでしたが…これ、本当にあんこ? え、そんなことある?
ドイツ在住の方がいたら教えてください。 さあ、標高が高くなってくると、だんだん景色が雪がちになってきて…
そして、その向こうに、アルプスの山々が見えてきました!
アルプスよ、ただいま!
天気もいいし、めちゃくちゃ気分がいいです。
今回 あまりにも移動が多かったため、疲れ果てて 列車の中では眠り込んでいることが多くて、前回のようには列車の旅を存分には満喫できていなかったのですが… ここにきて やっと、昨年味わってクセになってしまった 「あの感覚」 を取り戻すことができました。
列車は、オーストリア、スイスとも接している Bodensee ボーデン湖 (コンスタンス湖とも) 沿岸の、ドイツ側の町のひとつ、Lindau リンダウに近づいてきました。
湖の向こう側は、もうスイスです!
もう、我慢できなくて、ぺったり窓に顔をつけて、向かいの席のおじさんに笑われたくらい。
列車はリンダウ駅で進行方向を変え、反対方向に向かって走り出しました。ここから、湖をぐるりと迂回してオーストリアに入り、Bregenz ブレゲンツ 駅に停車ののち、スイスに入ります。 この旅で一番の、最高の、列車の旅ができた 4時間半でした。 ああ、ほんとうに甘美な、幸せな時間だった。 いま思い出しても、なんだか切なくなってしまうくらいに。 いつも思うけれど、旅は恋と似ている。
ミュンヘン München 07.12 - 11.44 Zürich チューリッヒ (4.5h) DB ドイツ国鉄 / ÖBB オーストリア国鉄 / SBB スイス国鉄
「George's Scecret Key to the Universe」 Stephen Hawking & Lucy Hawking Corgi
フルーツジュース € 5.3 (ミュンヘン駅のスタンド) ペストリーとコーヒー € 6.6 (ミュンヘン駅のパン屋さん) チョコレート € 2.7 (ミュンヘン駅のキオスク) 新聞とポストカード € 6 (ミュンヘン駅のキオスク) ミュンヘン = チューリッヒ間の列車運賃 : ジャーマン・オーストリア・レールパス、スイスパス併用
※ € 1 (ユーロ) = 約 119 円
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