ヨーロッパ鉄道の旅 - 駅の荷物預かり所 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。


鉄道で旅をしているとき、「この町には泊らないんだけど、途中下車だけしたい」 ってこと、結構ありますよね。


でも、大きな荷物をもったまま街を歩くのは勘弁・・・


そんなときとても頼りになるのが、駅構内にある荷物預かり所。

ヨーロッパでは、主要なターミナル駅ならもちろんのこと、それなりに大きな駅なら、だいたい見つけることができます。


預かり所には、担当者が常駐して預かってくれる窓口タイプと、セルフサービスのコインロッカータイプの2種類があって、どちらも時間制。


カバン 有人の窓口タイプ


窓口タイプでは、預かり所の窓口で荷物を預けてタグを受取り、引き取りに行った時に預けた時間でお金を払う、後払い制が多いです。

人の手で管理してもらえるので安心ではありますが、24時間じゃない場合、取りに行ったら閉まっていた、なんてこともあるので (実際、昔エジンバラでそんな憂き目に合い、あとで荷物を宅急便でロンドンに送ってもらったことがあります・・・)、窓口の時間は事前に調べておいてくださいね。


カバン コインロッカータイプ


コインロッカータイプには、それぞれのロッカーにお金を入れるタイプと、自販機みたいな機械にロッカー番号を入力してお金を払うタイプがあります。


使い方は、コインロッカーに直接お金を入れるものは、日本のロッカーとほとんど同じ。指定されたコインしか使えないので、細かいものがないときは、近くのキオスクで水とかミントなどを買って崩したりしました。

ロッカー番号を入力するタイプのほうは、クレジットカードが使えました。たいてい、数ヶ国語での表示が可能ですが、日本語はみかけなかったので、英語での利用になります。受け取り時に使うカードが出てくるので、それをなくさずに持っていてください。

また、ロッカーの場合、荷物が大きすぎると入らない場合が。大きなスーツケースなんかだと、結構難しいかもしれません。わたしのキャリーバッグも、厚みがあるため入らなかったりしましたが、小さなリュックを取り外せるしくみのものだったため、それを取り外して入れたりしました。


いちど、イタリアの小さな町(でも世界遺産)で、駅に「手荷物預かり所 (Left Luggage)の表示はあるのに、撤去されていてロッカーがなかったことがあり、泣く泣くキャリーを引きずって街へ出たことがあります。


あまりに邪魔なので、ダイヤルロックのついたチェーンでキャリーを自転車駐輪所に駐輪(笑)させて30分ほど放置しました。(もちろん、貴重品のたぐいは中に入ってない状態で)。このときは何もなかったから良かったものの、チェーンだってペンチで切れるし、ナイロン性のバッグなんか簡単に切り裂いて中身をとれるんだから、まあ、まったくお勧めはしません。


また、テロなどの警戒が厳しい場所だと、不審物として警察の目にとまったりすると結構面倒だそうですよ。


また、駅以外でも、大きなショッピングモールやデパートなどが近くにある場合は、中にコインロッカーがあることがあります。いちど、ベルギーのアントワープで利用しました。


せっかくの街歩きを身軽に楽しめるように、荷物預かり所を気軽に利用してみてください。