ヨーロッパの鉄道に乗ろう! | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

 


ヨーロッパの鉄道は、どこの国のものも、きちんと整備されていて、時間も正確。

とても使いやすい移動手段だと思います。

 

そもそも、日本と違っていろんな国が陸続きな感じはとても面白いので、のんびり列車の旅はかなりおすすめ。

 

国境を越えるたびに入れ替わる車掌さんやスタッフ、言葉がかわるアナウンス。風景も突然がらっと変わったり、飽きることがありません。

 

ヨーロッパ各国の鉄道の主要な運行時刻を網羅した時刻表 「トマス・クック 鉄道時刻表」 が日本でも手に入るので (年に 4回発行)、ぜひ1冊あると、旅の計画を練るのにも、現地での急な計画変更にも便利です。


わたしはほとんど鉄道で動く旅をしたので、計画の段階から、何度も何度も繰り返しこの本をひっくり返しました。

 

単純に移動の時間を調べるだけじゃなくて、上手に途中下車して回るためのルートや、最速で動けるルート探し。地図上では近く見えてもダイレクトに鉄道がひかれていないとか、行きたい場所への電車が曜日ごとにあったりなかったり・・・。やっぱり、この時刻表なしに、この旅は無理でした。

 

さて、現地でのチケットですが、簡単に言って、乗り放題の鉄道パス (乗り放題と言っても、意外と制限がありますが) と、そのたびごとに購入するチケットの2種類があります。

 

鉄道パス については、こちらにまとめているので見てみてください。

ヨーロッパ鉄道の旅 各種レイルパス

ヨーロッパ鉄道の旅 ユーレイルパスって必要?

 

パスについては別に触れているので、ここでは主に、窓口での購入について書いてみたいと思います。

 

窓口は、「International (国際線)」と「Domestic (国内線)」が別れていてチケット売り場もまったく別の場所にある場合があるので、それぞれの利用列車に合わせた窓口に向かいます。

 

(国によっては自動販売機での購入も可能。でも、窓口のほうがよりよい乗り継ぎを教えてくれたり、各種割引について教えてくれたり融通がきくので、窓口のほうが安心かも。そのかわり、並ぶのは要覚悟)。

 

車両には 1等と 2等 が存在していて、1等のほうが座席が広く、シートも綺麗。・・・ですが、わたしが思うに、ピークのシーズンでどうしても 1等しか取れない、なんていう場合以外は、2等で全然十分だと思います。わたしも毎回、2等を使っていました。

 

座席指定が必要な列車 (要するに、日本でいうところの特急券が別に必要、みたいなことと同じ。混んでなければ座席指定券はいらないかというと、そういうわけではありません) の場合、チケットを買う際に同時にそれも購入します。

 

ヨーロッパの鉄道には改札がないことが多いので、イタリアなど、国によっては、駅にある小さな機械にチケットを通してチケットに刻印を入れる 「Validation (ヴァリデーション)」 をしておかなければいけません。これをしていないと、場合によってはあとで罰金をチャージされることもあるかもしれないので、要注意。

 


座席は、日本のように、ひとつの車両にだーっとシートが並んでいるものと、車両が4つくらいのコンパートメントとよばれる小さな部屋に区切られていて、それぞれにシートが向い合せになっているものの2種類が。(中欧から東側のほうは、コンパートメント率が高かったです)。

 



 
 

わたしはコンパートメントが大好きなので、同じ列車に両方の車両がある場合は、絶対にコンパートメントを選んでいましたが、まあ、これは好みの問題ですね。

 

座席指定のある場合は、指定された席に座ります。

 

車内では、車掌さんが検札に回ってくるので、チケットを見せてスタンプを押してもらいます。

途中で国境を超える場合、それぞれの国で別の車掌さんが回ってきます。

国によっては、越境する際、国境警察が入ってきてパスポートチェックもされたりします。(EU圏内での移動ではパスポートチェックはありません。)

 

電車を降りたら、改札がないのでチケットはもう必要ないですが、往復のチケットを買っている場合は、なくさないように・・・!(当たり前ですが)。

 

国や鉄道会社によって、または国内線や国際線の列車の種類によって、本当にさまざまな列車があって、とっても楽しい鉄道の旅。飛行機やバスの移動とは違った楽しさがあって、わたしはとても大好きです。