こんにちは、ミジンコやさんです。

毎日毎日暑いですね……。暑いを通り越して熱いですね!

吸い込む空気がことごとく熱風でほとほと嫌になってしまいます(笑)

 

 

さて、今回は30度越え、真夏のミジンコ管理についてお話ししていきます。

連日真夏日&熱帯夜続きで参ってしまうのは人間だけではありません。

ミジンコたちもさすがにこの暑さはしんどいでしょうね……。

 

 

ミジンコの夏対策、オススメは?~室内飼育編~

 

室内でミジンコを増やしている方にオススメなのは、エアコンの効いた部屋にミジンコたちを避難させることです。水温は室温に影響されますから、エアコンでミジンコのいる室内ごと冷やすのが一番の高水温対策になります。

 

もし、ミジンコのいるお部屋がそこまで暑くないという場合には飼育水槽を大きくすることでもある程度の対策が可能です。

また、飼育水槽に日光が当たらないように日よけをしてあげることも重要です。

 

 

ミジンコの夏対策、オススメは?~屋外飼育編~

 

屋外でミジンコを増やしている方にオススメなのは、

飼育容器を日陰においてあげること(1段階目の日よけ)

飼育容器にすだれをかけてあげること(2段階目の日よけ)

幅も水深もある容器で飼育してあげること の3点です。

 

飼育容器を日陰に置くことは、簡単に例えるならば室内でいうところの『部屋を冷やす』にあたります。日がさんさんと降り注ぐ真夏の日陰の心地よさは皆さんも体験したことがあることと思います。この『日陰』で暑さをしのぐというわけですね。

日陰なんてないよ!という方も、背の高い植木を利用したり、などを立てかけたりして人工的に日陰を作ってあげると良いかもしれません。

 

また、飼育容器にかけるすだれも、日がガンガン当たっている場所で使用するより、少しでも日が当たらない状況でかけてあげた方がより効率的に熱を遮断できます。

 

幅と水深のある容器で飼育することは、純粋に水量を増やして温度上昇を緩やかにするほか、十分な水深による水温の差を生み出すことが狙いとなります。水は温度の高いものが上にいき、冷たいものが下にいく特性がありますから、水深のある飼育容器を使用することでミジンコたちは比較的『冷たい部分』に避難することができます。

 

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人間もミジンコも、お魚たちでさえ住みにくい高温の夏。

上手く工夫して、みんなで夏を乗り切りたいですね。

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

 

皆さんは、赤いミジンコを見たことがあるでしょうか?

実はこの赤い体色は、ミジンコからのSOSなのです……。

 

 

赤いミジンコは存在するのか

ミジンコは、通常赤くはありません

エビやカニと同じ甲殻類なので、茹でれば赤くなるかもしれませんが、生きているミジンコであれば赤くないのが普通です。

 

 

赤色はミジンコからのSOS!!

通常は赤くないミジンコですが、ある条件が整ったときにのみ『赤色』の体になるときがあります。

それは『酸欠』です!!

ミジンコは、酸欠のときにのみ赤の体色になるのです。

 

この赤色は、少なくなってしまった酸素を全身に運ぼうとして、ヘモグロビンが大量につくられた結果によるものです。ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きがありますから、ミジンコたちはヘモグロビンを大量に作り出すことで、少ない酸素をより効率的に巡らせようとしているのですね。

 

 

ミジンコが赤くなったらどうする?赤ミジンコの対処法

ミジンコが赤くなってしまったら、それは酸欠のサインです。

飼育容器内の酸素が少なくなってきているために起こる現象ですので、まず飼育水全体の酸素量を増やしてあげることが大切です。

とはいえ、早く酸素を供給しようと強いエアレーションや激しい水撹拌を行ってしまうと、今度はミジンコがダメージを受けてしまいます(※ミジンコは強い水流が苦手です)

 

デリケートなミジンコのためにも、弱めのエアレーション、優しい撹拌で酸素を供給してあげてくださいね。

 

 

気を付けて!夏は酸欠の季節です

実は、には酸素溶け込んでいます。水中のほとんどの生き物たちは、水に溶け込んだ酸素をエラから取り込んで呼吸を行っています。

溶け込んだ空気が減少すると、水中の生き物は酸欠になってしまいます。

 

さて、水には酸素が溶け込んでいるとお話ししました。

実はこの酸素、水温によって溶け込む量が変わってくるんです。

溶け込む酸素の量は、水温が低いほど多く高いほど少なくなります。

そのため、高水温は水中の生き物にとって酸欠を招きやすい状況となります。

この酸素量の変化は、自然下でも飼育下でも同様です。

エアレーションを得意としないミジンコたちは、高水温(酸欠)の影響を受けやすい生き物だといえます。

 

ご自宅でミジンコを増やしているよ、という方は、夏の酸欠にお気をつけくださいね。

 

 

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当店では大きなミジンコ槽でのびのび育った活きミジンコたちを販売しています。

夏の暑さに負けず元気に増えていますから、是非一度お試しください。

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こんにちは、ミジンコやさんです。

皆さんは、ミジンコをどのようにして増やすのかをご存じでしょうか?

このブログを読んでくださっている皆さんの中には、ミジンコを自分で増やしたことが無いよ、という方もいらっしゃると思いますので、今回はミジンコの一般的な増やし方を簡単にご紹介します。

 

 

 

ミジンコはどうやって増やすの?~必要な道具編~

ミジンコを増やすためには、いくつか用意しなければいけないものがあります。

 

1:種ミジンコ/卵

ミジンコを増やすためには、元となる生きたミジンコ、もしくはミジンコの卵が必要です。

活きミジンコは田んぼや池で入手するも良し、通販を利用するも良し、勿論、当店でご購入いただくのも良しです。活きミジンコ、卵ともにお好きな方法でご用意ください。

(※タマミジンコ・オオミジンコなど、増やしたいミジンコの種類が決まっている場合は、他の種が混ざらないよう通販のご利用をオススメします。)

 

2:水槽

ミジンコを増やすための水槽です。

バケツ、大きめの容器、プラ舟など、しっかりした水槽でなくてもミジンコは増やせますが、水量の多い容器の方が安定するようです。

当店では手作りの大きなミジンコ槽でのびのびとミジンコを育てています。

 

3:ミジンコのごはん

ミジンコは、植物プランクトン、バクテリア等の微生物原生動物を主食としています。

これらは、直接ミジンコに与えるものではなく、ミジンコのごはんであるプランクトンや微生物を発生させるためのアイテムになります。(※詳しくは前回の記事をご覧ください)

ミジンコにすぐご飯を与えられるよう、予めプランクトンたちを増やしておいてくださいね。

 

4:目の細かいネット

ミジンコを掬うためのネットです。ミジンコだけを掬いたいときに重宝します。

目の大きいものだとミジンコが通り抜けてしまいますから、ミジンコ専用など、目の細かいものを選んでください。

 

5:カルキを抜いた水

ミジンコは繊細な生き物ですので、水道水をそのまま使ってしまうと全滅の可能性があります。当店ではカルキ抜きを使わず、汲み置いたお水を使っています。

 

6:その他

環境によっては、ヒーターやエアポンプ等が必要となる場合があります。

 

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必要なものが用意できたら、あとはシンプルです。

汲み置いたお水にミジンコを投入し、ミジンコごはんも適量投入し、ミジンコの様子を見ながら環境を整え、掃除や株分け(ミジンコが増えすぎると酸欠を起こしてしまうため、他の容器に分ける場合があります)を行います。

 

どうでしょうか、簡単そうに見えませんか?

 

し か し!

 

一見シンプルに感じるミジンコ増殖は、なかなか奥が深いんです……。

 

順調に増えていると思いきや、一晩で2~3匹にまで減ってしまったり、全滅してしまったりも決して珍しいことではありません。

 

「急に全滅してしまった!」「ミジンコを自宅で増やす自信が無い」という方にも気軽にミジンコを活用していただくため、当店ではミジンコの定期便スポット購入などをご用意しております。

 

是非お気軽にご活用くださいね!

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

これまでは、ミジンコをごちそうとする生き物たちとミジンコの関係性についてお伝えしてきました。

今回は、視点をぐるりと変えて、ミジンコのごちそう事情にスポットを当てていきます。

 

自然下、飼育下でのミジンコがどんなごはんを食べているか、皆さんも気になりますよね。

 

 

ミジンコは何食べる?ミジンコごはん自然編

自然下に生息するミジンコは、自分よりサイズの小さい植物プランクトン、バクテリア等の微生物原生動物を食べて生きています。

原生動物とはあまり聞きなれないですが、いわゆる単細胞生物のことで、単細胞生物のなかでも生態が動物的なものを指します。ミドリムシ、アメーバ、ゾウリムシなどが代表的です。

 

自然下のミジンコは水の流れが穏やかな田んぼ、池などに多く発生します。ミジンコが好む田んぼや池はプランクトンも好む環境であるため、ミジンコたちはそれらを餌として生活しています。

 

 

では、飼育下でのミジンコは何を食べて育つのでしょうか?

田んぼや池の所有者でもなければ、餌が豊富に含まれた、ミジンコに適した水を毎日汲んでくるのはちょっと現実的ではありませんよね。

 

 

飼育下のミジンコは何を食べるか

飼育下でのミジンコごはんは、ミジンコをいかに安定的に増やせるかに重点をおいたものが多いです。代表的なものをいくつか紹介します。

 

グリーンウォーター

グリーンウォーターは、植物プランクトンが豊富に発生した水のことで、別名『青水』とも呼ばれます。

グリーンウォーターの元となる植物プランクトンは、光の強い場所にある水槽でよく発生し、水が緑色になるほど増殖します。ミジンコは、この植物プランクトンを餌とします。

 

クロレラ水

クロレラ水は、単細胞緑藻(植物プランクトン)であるクロレラを使って、グリーンウォーターを人工的に作り出す方法です。

クロレラ水の元となる濃縮されたクロレラの原液を水に添加して培養します。

 

鶏糞

鶏糞そのものを餌にするわけではなく、鶏糞を水に溶かして放置し、それを養分とする微生物を発生させる目的で利用します。

においが強い難点はありますが、屋外水槽を利用しているなどにおいが気にならない方、ミジンコを大量に増やしたいという方に人気のあるミジンコごはんの『』です。

 

ドライイースト

イースト菌を水に溶かすことにより、微生物の発生を促してミジンコの餌とする方法です。パン作りなどでも重宝されるイースト菌は、比較的手に入りやすいというメリットがあります。最近ではスーパーだけでなく、100円ショップでも販売されているそうですよ。

 

ミジンコ繁殖促進飼料(ムックリワーク)

ミジンコの繁殖促進を目的に作られた専用飼料を使う方法です。

独自にブレンドされた原料が、ミジンコのごちそうとなる微生物やプランクトンを増やしてくれます。鶏糞使用時のようなにおいが無く、水質の悪化が少ないことから、室内でミジンコを増やす方にもよく利用されています。

 

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自然下、飼育下でのミジンコごはん、いかがでしたか?

飼育下では思ったよりも様々な方法でミジンコごはんが作成されていましたね。

 

ミジンコをごちそうとする生き物を育てるのも、ミジンコを育てるのも、命を扱うという意味ではとても難しいものです。

ましてやミジンコは、水質や環境の変化で突如全滅をしてしまうほどデリケートな生き物ですから、当店ミジンコ定期便スポット購入などで皆さんのミジンコ飼育の負担をいくらかでも減らしていただけたら嬉しいです。

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

皆さんは、ミジンコに嫌われるミジンコ……ケンミジンコをご存じでしょうか?

 

当店をはじめ、ミジンコを増やそう!と思っているアクアリストさんは、ケンミジンコに要注意ですよ。

 

 

ミジンコと付くけれど……?ケンミジンコの正体

ケンミジンコは、貯水池や池、田んぼに生息する甲殻類の一種です。『ミジンコ』と名が付くこと、ミジンコと同じ甲殻類であることなどの共通点はありますが、ケンミジンコはミジンコの仲間ではありません。ケンミジンコは、見た目もミジンコとは異なっており、どちらかというとカブトエビに似た姿をしています。

 

 

 

何故嫌われる?厄介者のケンミジンコ

ケンミジンコが厄介者扱いされる原因は、彼らの主食にあります。

ミジンコは植物プランクトンなどを主食としていますが、ケンミジンコは肉食で、ミドリムシやワムシ、ゾウリムシ(インフゾリア)、ときには小型のミジンコも食べてしまうのだとか。

ミジンコを増やそうとしている容器にうっかりケンミジンコが混ざった場合、増やしたいはずのミジンコがじわりじわりと減っていき、いつの間にかケンミジンコの方が多くなっている……ということもあるかもしれません。

 

タマミジンコやオオミジンコなど、特定のミジンコを増やしたいときにはケンミジンコが混ざってしまわないよう注意が必要ですね。

 

 

 

ケンミジンコが役立つこともある!シュリンプ飼育の指標に

ミジンコ槽に混ざると危険!?なケンミジンコですが、シュリンプ飼育においては水質の指標として重要な役割を担っているといいます。肉食であるケンミジンコは稚エビと同じ餌(インフゾリア)も好むため、ケンミジンコが元気に増える環境は稚エビの餌も豊富にある、と解釈できるそうです。

 

 

 

因みに当店では、活餌としての活用は、ケンミジンコよりも通常のミジンコタマミジンコオオミジンコのほうをオススメしております。

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

稚魚・淡水魚の活餌に引っ張りだこなミジンコですが、中にはちょっと厄介者扱いをされている種類もあるようです。

 

今回は、アクアリウム界ではあまり歓迎されていない!?疑惑のカイミジンコに迫ります。

 

 

カイミジンコって何ミジンコ?

カイミジンコは『貝虫』と呼ばれる甲殻類の一種です。ミジンコと同じ甲殻類ではありますが、実はミジンコとは別の系統に属します。見た目と大きさがミジンコに似ているため、名前に『ミジンコ』と付くようですね。

また、カイミジンコは二枚貝のような殻に全身が包まれており、主に動物の死骸を餌としています。

 

 

何故?厄介者扱いのカイミジンコ

カイミジンコ厄介者とされてしまうのは、カイミジンコの持つ硬い殻に原因があります。

カイミジンコは二枚貝のような殻全身を覆っているため、魚たちはカイミジンコを食べようとはしません。

また、カイミジンコの主食は動物性の死骸ですから、水槽内に『お掃除屋さん』を既に雇っている場合、お掃除屋さんとカイミジンコで餌の競合が起こってしまいます。

 

カイミジンコが存在することで特に際立った害があるというわけではありませんが、毒にも薬にもならない という意味で嫌煙されるケースが多いようです。

 

もしお掃除屋さんがいない水槽で、カイミジンコの見た目も気にならないよ、という場合はカイミジンコたちにお掃除を任せてみても良いかもしれませんね。

 

 

因みに、カイミジンコの仲間には、あのウミホタルが存在します。

淡水と海水、光る光らないの違いはありますが、確かに見た目はかなり似ています。

 

 

カイミジンコはお魚に不人気ですが、当店ではお魚たちの大好物であるタマミジンコオオミジンコを販売しております!

稚魚の餌に、成魚のおやつに、是非ご活用ください!!

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

ミジンコと言えば『淡水魚や稚魚の大好物』というイメージがありますよね。

 

で す が!!

実はそれだけではないのです!!

 

ミジンコがイモリ幼生(赤ちゃん)のご飯にもなるということ、みなさんはご存じでしたか?

 

 

イモリとは?どんな生き物?

イモリとは両生類の一種です。日本で『イモリ』と呼ぶ場合はアカハライモリのことを指す場合が多いようです。アカハライモリはその名の通り、お腹が濃い赤色(オレンジみのある赤)をしており、最近ではペットショップでもよく販売されています。似た名前の生き物にヤモリがあり、見た目も似ていることからイモリとヤモリは間違えられやすいですが、イモリ両生類ヤモリ爬虫類で水に入らないなどの違いがあります。

 

 

アカハライモリの幼生とは?

孵化したばかりのアカハラベビーを幼生と呼びます。アカハライモリの幼生はエラを持っており、同じ両生類であるウーパールーパーによく似た見た目をしています。エラがある時期を幼生と呼び、成長してエラがなくなった段階を幼体と呼ぶようです。

 

 

アカハライモリの幼生に、タマミジンコのごはんを!

孵化したばかりのアカハライモリはお腹にヨークサック(栄養分の入った袋のようなもの)を持っているため、数日程度は何も食べなくても生きていけます。

ヨークサックが小さくなってきたら口から餌を食べていく段階のサインですので、ミジンコを与えます。ミジンコはいくつか種類がありますが、幼生へ与えるご飯ですから、体のサイズが小さく、殻も柔らかめで消化に優しいタマミジンコがオススメですよ!

 

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いかがでしょうか?ミジンコがお魚だけでなく、イモリ幼生のご飯にもなるなんて驚きですよね。ミジンコの小さな体が、水辺のたくさんの生き物を支えているのだと思うと、なんだか感慨深いです……。

 

 

当店ではイモリ幼生や淡水稚魚にオススメなタマミジンコ生体、成魚のおやつに最適なオオミジンコ生体を販売しております。

 

業界初!?の便利な定期便もございますので、是非ご活用ください。

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こんにちは、ミジンコやさんです。

金魚やメダカに与える活餌は、ミジンコをはじめとして様々な種類があります。

 

 

お魚の大好物、活餌について

 

まず、活餌(生餌)というのは、生きている餌のことを指します。

淡水魚の餌は、人工飼料・乾燥餌・冷凍餌・活餌の4種類が主となり、それぞれに良さがあります。活餌は、何といっても食いつきが抜群であること、新鮮であること、水を汚しにくいことが“良さ”といえます。

殻を持つ活餌、消化に良い活餌、栄養豊富な活餌、色揚げにも良い活餌などなど、特徴によって使い分けることが可能です。

 

 

活餌いろいろご紹介

代表的な活餌について、特徴を簡単に紹介していきます。

 

ミジンコ

当店で取り扱っている活餌。甲殻類の仲間で殻を持っており、アスタキサンチンによる赤・オレンジ系カラーの色揚げ効果が期待できる。種類によって、殻の硬さ、体の大きさが異なる。稚魚に与える場合は、殻が柔らかく体も小さいタマミジンコ幼生がオススメ。嗜好性が高く、体力作りや回復にも○。

 

 

ゾウリムシ

顕微鏡での観察でお馴染み。ミジンコ同様、稚魚の餌として利用が可能。ゾウリムシ(インフゾリア)、またはインフゾリア(ゾウリムシ)として販売されている。『インフゾリア』とは動物性プランクトン(ミジンコよりもサイズの小さいもの)の通称なのだそう。

とても小さいので、生まれたばかりの稚魚にはゾウリムシ、少し大きくなったらミジンコを与える、というアクアリストさんも。

 

 

赤虫

ユスリカの幼虫を赤虫という。蚊の幼虫であるボウフラとは見た目も異なり、名前通り赤い色をしている。タンパク質が豊富で、しっかり成長させたいときに与えたい活餌だが、ビタミンはあまり多くないので他の餌で栄養バランスの調整が必要。活餌の場合はそこまで気にならないが、冷凍の場合は解凍時の滲出物などで水を汚しやすい傾向がある。

 

 

イトミミズ

別名イトメ。釣り餌にも使われる、比較的目にしやすい活餌。淡い赤色で細い糸状の体を持つ。赤虫同様タンパク質が豊富だが、こちらも他の餌と組み合わせることをおススメする。自家繁殖や、生きたままの保存は難しい傾向あり。

 

 

ブラインシュリンプ

アルテミアとも呼ばれる小型の甲殻類。ミジンコ、ゾウリムシ同様に稚魚の餌としてよく使われる。孵化したばかりのブラインシュリンプは、ヨークサック(袋のようなもの)に栄養を蓄えているため稚魚にとっても良いごちそうとなるが、日数が経つ(ブラインシュリンプのヨークサックが小さくなる)につれて栄養価は低くなるため、栄養を考えるならば毎日新しいブラインシュリンプを沸かすことが必要となる。

 

 

 

活餌はどれも食いつきが良く、お魚は喜んで食べてくれます。しかし、どの活餌もそれだけをあげ続けると栄養が偏ってしまいます。人工飼料を中心に、おやつとして活餌を利用するなど、お魚の状態に合った活用方法を見つけてみてくださいね。

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

メダカや金魚、熱帯魚など、お魚たちの見事な体色はアクアリウムの楽しみのひとつですよね。

 

今回は、魚たちの体色とミジンコの関係についてお伝えしていきますよ。

 

 

お魚の色揚げにもミジンコはオススメ!!

 

ミジンコはお魚たちの色揚げにもおススメの活餌です。

色揚げとは何か、といいますと、『お魚たちの体色をより美しく、鮮やかにすること』になります。

人工飼料などでも、色揚げに良い成分が含まれているもの、色揚げに特化したものが販売されていたりします。

 

 

話は変わりますが、皆さんはエビやカニを茹でたときに赤くなる理由をご存じでしょうか?

エビやカニなどの甲殻類は、殻にアスタキサンチンと呼ばれる赤い色素を持っています。

通常、このアスタキサンチンはタンパク質と結合しているのですが、加熱によってこの結合が解かれることにより、普段見えていない赤い色素が表面に現れる というわけなのです。

そして、赤い色素であるアスタキサンチンは、魚の体色のうち、赤・オレンジ色をより美しく、鮮やかにする効果が見込まれています。

 

 

ここで思い出していただきたいのがミジンコです。

ミジンコはエビやカニと同じ甲殻類に分類されます。あの見た目からは想像できませんが、ミジンコも体に殻を持っているのです。

甲殻類ですから、ミジンコにもアスタキサンチンが含まれています。

 

ミジンコによる色揚げとは、アスタキサンチンを含んだミジンコを魚に与えることで、『赤やオレンジ体色における色揚げ効果が期待できる』ということになります。

 

 

嗜好性抜群活きミジンコを与えるだけで色揚げ効果も見込めるなんて、なんとも驚きですよね。

大事なお魚には、いつも美しい姿でいてほしいものです。

 

注意点としては、

・ミジンコによる色揚げはアスタキサンチンのカラーである赤・オレンジへの効果が主になること

 

また、色揚げ全体として、

・お魚自身が持っていない色素を増やしたり、強くしたりはできないこと 

 

などが挙げられます。

例えるなら、黒い色素しか持っていないお魚を真っ白にすることはできない、というわけですね。

 

 

 

ミジンコでの色揚げは赤やオレンジが主とはなりますが、お魚の栄養状態が整い、お魚本来の健康的な体色となることで全体的な美しさが増す、という場合もあることと思います。

 

美しさの基本は健康から、というのは、人もお魚も変わらないのかもしれません。

 

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こんにちは、ミジンコやさんです。

今回は、暑い夏にぴったりのちょっとホラー?なミジンコミステリーをお届けします。

是非最後までお付き合いくださいね。

 

 

さて、皆さんは、ミジンコに関するこんな怖~い話を聞いたことはないでしょうか?

 

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【Aさんの話】

完全室内水槽で、水道水をカルキ抜きしたものを飼育水に使用しています。

ソイルを引いて、水草は人工のものを使っています。

ずっと人工飼料を利用していて、これまでミジンコに手を出したことはありませんが、水槽内に突然ミジンコが現れたんです!

 

 

【Bさんの話】

外でメダカを飼い始めました。プラ船で、水草を入れているオーソドックスなメダ活です。

活餌はまだ扱ったことが無く、勿論ミジンコも購入していません。

今朝、飼育水に何か小さいものが泳いでいるのを発見し、よく見てみたらミジンコだったんです!

 

 

【Cさんの話】

以前ミジンコを沸かすために利用していた容器を別の用途で使いたいと思い、屋外に出していました。忙しかったので、雨水が溜まったまま放置していましたが、久しぶりに見に行ったところ、ミジンコが元気に泳いでいたんです!

 

 

 

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ある日突然現れるミジンコ……恐ろしいですね。

 

 

しかし!!

この3つの話はどれも、ミジンコの発生が起こるかもしれない条件を満たしているんです!

 

 

◆突然現れた!?ミジンコが神出鬼没と思われるワケ◆

 

上記3つの話から想像できるミジンコ侵入ポイントはズバリ!!

・Aさん→ソイル

・Bさん→水草

・Cさん→容器 です。

 

 

それぞれの可能性としては、

Aさんは、水槽に敷いていたソイルにミジンコの耐久卵が混ざっていた。

 

Bさんは、購入した水草にミジンコの耐久卵がついていた。又は水草を購入した際、一緒に入ってきた水にミジンコ耐久卵混ざっていた

 

Cさんは、以前ミジンコを沸かしていた容器に耐久卵が残っていた。(容器に雨水が溜まったことにより条件が整って孵化した)

 

このような理由が考えられます。

 

ミジンコもミジンコの卵もとても小さく、何かに混ざっていても気付きにくいです。

特に卵の状態で水槽に侵入してきた場合、生きているミジンコのように泳ぎ回ってはくれませんから、目視で発見するのはますます困難になります。

 

以前の記事でも触れていますが、ミジンコの卵はとても強いです。

『耐久卵』と名がつくように、低温・高温・乾燥を跳ね除けて、自分たちの住みよい環境になるまで卵の状態で何年も待つことができるのです。

 

ある日突然発生した!と思われているミジンコミステリーの多くは、この耐久卵が犯人かもしれませんね。

 

 

 

現在、当店ではミジンコ生体のみの販売となりますが、環境が整い次第、『卵』の販売も行いたいと考えております。

勿論通常の生体販売も力を入れていきますので、是非当店のミジンコをご活用ください!

 

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