こんにちは、ミジンコやさんです。

金魚やメダカに与える活餌は、ミジンコをはじめとして様々な種類があります。

 

 

お魚の大好物、活餌について

 

まず、活餌(生餌)というのは、生きている餌のことを指します。

淡水魚の餌は、人工飼料・乾燥餌・冷凍餌・活餌の4種類が主となり、それぞれに良さがあります。活餌は、何といっても食いつきが抜群であること、新鮮であること、水を汚しにくいことが“良さ”といえます。

殻を持つ活餌、消化に良い活餌、栄養豊富な活餌、色揚げにも良い活餌などなど、特徴によって使い分けることが可能です。

 

 

活餌いろいろご紹介

代表的な活餌について、特徴を簡単に紹介していきます。

 

ミジンコ

当店で取り扱っている活餌。甲殻類の仲間で殻を持っており、アスタキサンチンによる赤・オレンジ系カラーの色揚げ効果が期待できる。種類によって、殻の硬さ、体の大きさが異なる。稚魚に与える場合は、殻が柔らかく体も小さいタマミジンコ幼生がオススメ。嗜好性が高く、体力作りや回復にも○。

 

 

ゾウリムシ

顕微鏡での観察でお馴染み。ミジンコ同様、稚魚の餌として利用が可能。ゾウリムシ(インフゾリア)、またはインフゾリア(ゾウリムシ)として販売されている。『インフゾリア』とは動物性プランクトン(ミジンコよりもサイズの小さいもの)の通称なのだそう。

とても小さいので、生まれたばかりの稚魚にはゾウリムシ、少し大きくなったらミジンコを与える、というアクアリストさんも。

 

 

赤虫

ユスリカの幼虫を赤虫という。蚊の幼虫であるボウフラとは見た目も異なり、名前通り赤い色をしている。タンパク質が豊富で、しっかり成長させたいときに与えたい活餌だが、ビタミンはあまり多くないので他の餌で栄養バランスの調整が必要。活餌の場合はそこまで気にならないが、冷凍の場合は解凍時の滲出物などで水を汚しやすい傾向がある。

 

 

イトミミズ

別名イトメ。釣り餌にも使われる、比較的目にしやすい活餌。淡い赤色で細い糸状の体を持つ。赤虫同様タンパク質が豊富だが、こちらも他の餌と組み合わせることをおススメする。自家繁殖や、生きたままの保存は難しい傾向あり。

 

 

ブラインシュリンプ

アルテミアとも呼ばれる小型の甲殻類。ミジンコ、ゾウリムシ同様に稚魚の餌としてよく使われる。孵化したばかりのブラインシュリンプは、ヨークサック(袋のようなもの)に栄養を蓄えているため稚魚にとっても良いごちそうとなるが、日数が経つ(ブラインシュリンプのヨークサックが小さくなる)につれて栄養価は低くなるため、栄養を考えるならば毎日新しいブラインシュリンプを沸かすことが必要となる。

 

 

 

活餌はどれも食いつきが良く、お魚は喜んで食べてくれます。しかし、どの活餌もそれだけをあげ続けると栄養が偏ってしまいます。人工飼料を中心に、おやつとして活餌を利用するなど、お魚の状態に合った活用方法を見つけてみてくださいね。

 

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