こんにちは、ミジンコやさんです。

皆さんは、ミジンコに嫌われるミジンコ……ケンミジンコをご存じでしょうか?

 

当店をはじめ、ミジンコを増やそう!と思っているアクアリストさんは、ケンミジンコに要注意ですよ。

 

 

ミジンコと付くけれど……?ケンミジンコの正体

ケンミジンコは、貯水池や池、田んぼに生息する甲殻類の一種です。『ミジンコ』と名が付くこと、ミジンコと同じ甲殻類であることなどの共通点はありますが、ケンミジンコはミジンコの仲間ではありません。ケンミジンコは、見た目もミジンコとは異なっており、どちらかというとカブトエビに似た姿をしています。

 

 

 

何故嫌われる?厄介者のケンミジンコ

ケンミジンコが厄介者扱いされる原因は、彼らの主食にあります。

ミジンコは植物プランクトンなどを主食としていますが、ケンミジンコは肉食で、ミドリムシやワムシ、ゾウリムシ(インフゾリア)、ときには小型のミジンコも食べてしまうのだとか。

ミジンコを増やそうとしている容器にうっかりケンミジンコが混ざった場合、増やしたいはずのミジンコがじわりじわりと減っていき、いつの間にかケンミジンコの方が多くなっている……ということもあるかもしれません。

 

タマミジンコやオオミジンコなど、特定のミジンコを増やしたいときにはケンミジンコが混ざってしまわないよう注意が必要ですね。

 

 

 

ケンミジンコが役立つこともある!シュリンプ飼育の指標に

ミジンコ槽に混ざると危険!?なケンミジンコですが、シュリンプ飼育においては水質の指標として重要な役割を担っているといいます。肉食であるケンミジンコは稚エビと同じ餌(インフゾリア)も好むため、ケンミジンコが元気に増える環境は稚エビの餌も豊富にある、と解釈できるそうです。

 

 

 

因みに当店では、活餌としての活用は、ケンミジンコよりも通常のミジンコタマミジンコオオミジンコのほうをオススメしております。

 

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