コンポジットとは
ふたつのチャートの各天体の中間地点を取り
作られるチャートです。
2人だけじゃなく
何人でもかけあわせられますが、
よく使われるのは夫婦関係や同棲関係のカップルなどに用いることが多いですね
一緒にいると、どんな生活を送るのか?
周りからはどう見えるのか?
などが分かります
なので同棲しているカップルや事実婚、
結婚していて一緒に住んでいる人たちにとても有効な手法です。
カップルは、もしも同棲や結婚をしたらどんな風になるのか?
という事がイメージできます
例として我々夫婦のコンポジットを読んでみます
私と夫のコンポジットチャートは太陽と水星がコンジャンクションし、7ハウス在室
これはよくしゃべる2人で、周りからもそういう印象を持たれるという事が示されています。
夜に電気消して寝ようしてもけらけら笑いながら10分くらいはしゃべってるくらいです。
合宿で友達と一緒に寝るのが楽しい学生かッ!
と突っ込みたくなるほどのノリですね
太陽と冥王星がトラインで、月は天王星とスクエアです。
コンポジットにおいて太陽は2人の関係のベースや男性側、月は2人の感情の動きや女性側を示します。
太陽は究極性を司る冥王星とアスペクトを形成しているため、そのためパワーバランス的には夫の方が強いですね。
そして月は突発性を示す天王星とスクエアなので、私の方が振り回されるような星回りです
例えば予定がない休日、私はゆっくり休も~と考えていたら、いきなり当日に「○○行きたい。一緒に行こ!」と言われたりします。
そして断ってもしつこい←
(しつこい&食べ物で釣ってくる夫)
そしてなんだかんだ外に出かけることになる。
みたいなことがよくあります
私の方がよく小言を言うのですが、夫はいつもどっしり構えているので、それも太陽と冥王星のトラインらしさが出ているように感じます。
私はネイタルで月と冥王星のオポジションを形成しています。
10天体の中で最も重い天体である冥王星が、最もデリケートな月とアスペクトを形成していて、しかもオポジション関係となると、常に緊張状態なのです。
それに比べるとコンポジットで形成される月と天王星の方が、振り回されはするものの、月の緊張状態は和らぐのです。
私は夫といることで、月はある程度緩むという事がネイタルとコンポジットを比較して分かります
これは実際に体感していて、夫と暮らすようになって感情の高ぶりが以前より少なくなり、穏やかに過ごす日が増えました
ありがたや
さてお次に金星と火星がコンジャンクションしていて、8ハウスに在室。
金星が8ハウスに入っているので、もらい物が多いように感じます。
我々の場合、それぞれの実家からよく食べ物が送られてきます
コロナにかかった時は食事や飲み物、冷凍食品。
日常でもシーフードやお肉、果物、お米など本当にいろいろもらってます
そしてこの金星と火星は土星・海王星・天王星とスクエアです。
まぁ、お金はあんまりたまらないかもなぁ~
良いなぁ~と感じたものについお金を溶かしてしまったり、急な出費があるようなアスペクトです。
そして使いすぎて反省したりするのだろうという事がそれぞれのアスペクトを見て分かります
私たち夫婦は”ほぼ毎日”小競り合いをしています
あー言えばこう言うの典型です。
これは火星と天王星が示しています。
なにかと反発しあうような感じです。
「ねぇ、洋服脱いだらたたんでよ」
「うっせーなぁ(小声)」
「キミ今なんて言った?」
こんな会話を年がら年中しています
ただ、太陽と水星のコンジャンクションもそうですが、3ハウスのカスプが天秤座でルーラーは8ハウスに飛んでいます。
なんだかんだ2人で話している事や一緒にいることが楽しいんですよね。
ついでに言うと5ハウスのカスプは射手座でルーラーは11ハウスへ。
友達のようなノリが多いですね
火星と土星、火星と海王星がスクエアで、火星が8ハウスに入っていることを考えると、どっちがどっちの親の面倒を見るなどの境界線が無く、お互いがお互いの親の面倒を見るようになるのでしょう。
親も年取ったなーと感じることも増えましたが、まだまだ現役なので、これはもう少し年数経ってみないと分かりませんね~
というわけで、我々夫婦のコンポジットを例として星を読んでみました。
2人の出生時間が分かると、月の状態やハウスまでわかるので、そうするとすごい細かい部分まで生活の様子が星に示されています
結婚を考えているお相手や、同棲をしたいと考えているカップルはコンポジットを事前に見ておくと良いですよ