とある土曜日の午後、
午前中で診療を切り上げさせていただきました。
いつもご来院くださる患者さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありません
お休みをいただいた理由は、
高知まで出張&ニキビの講演をするためだったのです。
会場は「高知プリンスホテル」
プリンスホテル、高知にもあるんだな~
と思いつつ会場に到着
「じゃないほう」の、プリンスホテルでした
翌日に龍馬マラソンという、高知の一大イベントを控えたこの日、
会場に使えそうなところはココだけだったそうで。
なんともレトロな、昭和感溢れるホテルでした。
ニキビ患者さんの統計や
診察室で実際に患者さんから上がる、様々な声などの現状をお示ししました。
スキンケアについて、
• スキンケア指導を初めてうけた。叩かない、こすらないことが大切とわかった
処方されるお薬について、
• 処方された薬を、実際にどれくらいの量使えばいいのかわからなかった
• 保湿剤を一緒に使うことを知らなかった(前医では処方がなかった)
• 保湿剤を使用せずに使うよう指導され赤くなった
• 保湿剤と処方薬の塗る順番がわからなかった
• 他院で処方された薬を顔全体に初日に塗って赤くなった人が多い
• ニキビ以外の場所にも塗ることでニキビのできにくい肌に変わることを知らなかった
アフターフォローについて、
• 塗り薬による刺激症状はあったが、かぶれではないとわかったので保湿で対応できた
そして、そんなお声にも対応すべく、
当院の治療方針について。
「なるべくきれいに治したい」
という患者さんの願いにこたえるべく、
ガイドラインに基づいた指導はモチロン、
ニキビあとに対して
ピーリングやダーマペン、ヒアルロン酸注入まで行っていること、
実際に患者さんから、
• サリチル酸ピーリングをうけて肌がきれいになったと言われた
といったお声も上がっている現状などについて、
講演させていただきました
特に当院での指導内容については、
参加された先生方熱心にメモを取られておりました
※なお、本講演で話した内容の一部は、ブログでも書かせていただいております。末尾にリンクを貼っておきますのでぜひご参考ください!
質疑応答に応えるワタシ
いろいろと興味深いご質問を頂きました
その後は先生方とディスカッション
高知の皮膚科、特にニキビ診療につき
いろんなお話が聞けました
所変われど、皮膚科診療のお悩みは共通項多く、
また他の先生のご処方を知り、
ワタシでは行っていない処方についても勉強させて頂きました
座長の先生、高知の“はちきん”でいらっしゃり、
とってもサバサバと有能な女医さんで
お話はずんだのでした
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