現在ニキビの治療で最もよく使われる塗り薬、

 

デュアックベピオ

 

 

これらのお薬は、

 

副作用があることを前提に使って頂く必要があります真顔

 

 

デュアックやベピオを、

 

詳しい説明を受けずに適当に塗ってしまうと、

  • かゆみ
  • ヒリヒリ
  • 赤み

などが大半の方に出てくるからです。

 

 

 

ニキビのできるメカニズムは以下の3つ

 

1.皮脂の分泌の増加 2.毛穴のつまり 3.アクネ菌の増加

 

※マルホ株式会社HPよりお借りしました。

 

 

この二つのお薬には、

 

過酸化ベンゾイル

 

という成分が含まれており、

2の毛穴のつまりを取るおくすりです。
 
 
 

過酸化ベンゾイル含有製剤の副作用

過酸化ベンゾイル

 

という成分が使われている

 

この二つのお薬でおこりうる副作用は、

  1. 薬の作用による皮膚炎(赤み・かゆみ)
  2. アレルギー(かぶれ)による皮膚炎

です。

 

 

1. 薬の作用による皮膚炎(赤み・かゆみ)

こちらは赤くて、かさかさ ヒリヒリ 

 

使い始めの数週間に出ることが多いです。

 

 

 

2. アレルギーによる皮膚炎(かぶれ)

すごく赤くて、じゅくじゅく

腫れ 

 

こちらのほうが、症状がひどいことが多いです。

 

これも使い始めの数週間に出ることが多いです。

 

かぶれの症状が出たらすぐに使用を止める必要があります。

 
 
が、
薬の作用による皮膚炎(赤み・かゆみ)の場合、使用を止める必要はありません。
 
 

なぜ赤み・かゆみが出るの?

過酸化ベンゾイルは、毛穴のつまりを取ってくれる一方、
 
皮膚の表面にあって
 
さまざまな刺激から皮膚をまもる
 
「バリア機能」に大切な
 
角層
 
も少し薄くしてしまうので、
 
これまで大丈夫だった
 
気づきもしなかった刺激に反応して、
  • かゆみ
  • ヒリヒリ
  • 赤み
が出るようになるのです。
 
 
 
 

さまざまな工夫で乗り切れることがほとんどです

お薬でこのような反応が出ると、
 
心配されるのは当然のことですが、
 
このような症状はお薬の作用の反面ですので、
 
お薬にかぶれているのでなければ
  • 保湿をしっかりする
  • 少しの量から(米粒大など)始める
  • 狭い範囲から少しずつ時間をかけて塗る範囲を広げていく
  • ぬったあと洗い流す
などさまざまな工夫で乗り切れることがほとんどです。
 
 
 

まずは2週間!

ワタシの経験では、
 
初診から次の診察を
 
2週間後にお願いしていますが、
 
その時には落ち着いている方が大半です。
 
 
 

継続すれば、ニキビが出来づらいお肌に!

がんばってお薬がきちんと
 
ニキビの出やすいところに
 
面で塗ることができるようになると、
 
 
ニキビを治す
 
だけでなく、
 
ニキビが出にくいお肌
 
に導くことが出来るのですウインクキラキラ
 
 

 

 

当院では、

 

医師と看護師

 

両方からしっかり

 

副作用もふくめてお話をした上で

 

ニキビ治療をしていますニコニコ宝石ブルー宝石緑

 

 

 

 

 

 

ニキビについて、これまでの記事をまとめました。

時間の制限がある診療の中ではお話しきれないことも書かれています。

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