【アニメ感想】『声優ラジオのウラオモテ』第11話 | 雪花の風、月日の独奏

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制作陣からの期待。

先輩に突き付けられる現実。

由美子のこれまでの積み重ね。

 

この作品、後半になって本当に化けたなあ。

せっかくの演技のシーンは独白がかぶせられていて聞こえなかったのは残念だったけど、由美子のモノローグから芝居に対する真摯な思いと、それが演技として形にならないもどかしさがひしひし伝わってきた。

 

仕事は努力するのが当たり前。

クライアントが納得するものを提供できて、初めて成り立つもの。

その当たり前を忘れて、指示していることだけに従っていると、やがて厳しいリアルがやってくる。

 

やすみが何度もリテイクを要求されるくだりは、胃がキリキリしてきたぜ。

先輩の「いい加減な仕事をやった人間がどうなるかは知っている」「地続きなんだぞ」「いま大事な場所に立ってるんだ」の言葉がとりわけ重い。

 

 

 

ゆうひめの「追い詰められた時、その選択ができるぐらい真剣だってことよ」というセリフも胸に響くなあ。

 

ここ数週間秀逸な展開と演出でウハウハ。

自分自身もいま分岐点に立って追い詰められているので、非常に共感できるという点でも評価高いですよ、声優ラジオ。

私も由美子のように人に頭を下げられるほど、何かに真摯な態度で向き合える日は来るのだろうか。