【ゲーム感想】『Fate/Samrai Remnant』総括(2周目ネタバレあり) | 雪花の風、月日の独奏

雪花の風、月日の独奏

ゲーム、アニメ感想メインの堕落ブログ。
主にギャルゲ、時々百合。

しばらく放置してたサムライFateをやっとこさクリアしたぞー…

ぞー…

ぞー…

 

あー、疲れた。

ふだんアクションRPGやらないので、敵を倒すのに難儀した。

それでも、途中で投げ出すのも癪なので、根性だけで頑張りましたよサムライFate。

確認できたエンディングは3種。

 

 

【1】一条の光

 

 

4章で蛇神討伐を選ぶとたどりつく。

ラスボスはキャスター&鄭成功(お前な…)。

最終決戦前に正雪たんやドロテア様、カヤ、果てはセイバー(!)が集まって、ハーレムを形成するがごときにぎわいを見せる。

そういやFateって元エロゲだ、忘れてた。

 

後に解放される盈月録によると、器を破壊したことでセイバーは消滅、正雪たんは逝去、伊織は長屋へ帰還したらしい。

解説で補填しないと仔細が分からないエンディングってどうなのよ、とも思ったけど、それも型月らしいのか。

 

 

【2】恩讐の焔

 

 

4章で土御門の本拠に攻め入るとたどりつく。

ラスボスは地右衛門&ランサー。

テレビアニメに一番向いてるエンディングかもしれない。

セイバーとの別れ(消滅)もきちんと描写されていたので良かった。

現状、このエンディングが一番好き。

 

 

 

「一条の光」と比べて女っ気がない分、地右衛門に従うランサーの献身ぶりが光る。

「共に地獄へ落ちよう」って、なんて口説き文句なの聖女様。

そりゃ厭世家の地右衛門もたじたじになるというもの。

まさしく自分がみたかったジャンヌ・ダルク像。

聖女様の株、爆上がりです。

旗を振り回すより、二槍を振りかざしてる方が格段にかっこいいし。

ルーラーの聖女様も悪くないんだけどさ、いささか脳きn……いや何でもねえっす。

 

5章における逸れのセイバーとの共闘も必見。

「木曾の猪武者」というセリフで正体はすぐわかったけど、自分FGOをプレイしてないから、FGOに登場してるキャラと関連するサーヴァントだって気づくのに時間がかかった。

これはFGOファン大喜びなのでは。

 

 

【3】可惜夜に願う

 

 

 

宮本伊織、ここに極まれり。

 

これだから型月主人公は………。

 

ラスボスは……なんか書きたくないな。

正直、このルートの最後だけPCとCPUを入れ替えて欲しかった。

「彼」と戦う意義を全く見いだせなかったぜ…。

「自分はこんな悲壮な戦いを見たくてここまでレベル上げしてきたんじゃない!(涙)」と。

さすが型月の伝統文化・殺し愛。

一人、夜に取り残されたカヤの胸中を想うと、切ない。

 

地右衛門はこのルートでの幕切れが一番幸せなのかも。

 

 

-----------------------------------------------

 

差分回収はまだ残ってるんだけど、ここいらでひとまず総括。

 

ひっさしぶりのFate、楽しかったー!

 

原点に戻ったという雰囲気。

当初は方針の合わないセイバーとの不和、女性コンビのライダー陣営、バーサーカーはマッチョでなんぼ、などstay nightをプレイしてた頃を思い出した。

 

奈須先生の作品は地の文を読んでる方が面白いので、サムライFateもノベルゲーで出してほしかったなというのが本音。

マリオやヨッシーみたいなアクションアドベンチャーなら楽しめるんだけど、ダンジョン系やレベル上げ苦手なのよ。

おにぎり両手に苦戦していた頃は、なんどハードを地面に投げようかと思ったことか(笑)

この手のジャンルには疎いので、アクションRPGとして秀逸かどうかは分からないけれど、難易度を調整すれば初心者の自分でもなんとか楽しむことができる。

 

 

 

伊織以外のPCでは、アサシンが操作しやすい。

みんなが宝具をぶっぱしてドヤ顔する中、一人だけ巨大化っちゅーニッチな方向性に突き進むのもまた良し。

 

 

ただ、シナリオ面に関しては、ノベルゲーじゃないせいか、各陣営の掘り下げがイマイチで、行動理念がよく分からない人も多々いた。

鄭成功の明に対する忠誠心、アサシンがドロテア様を裏切った理由、キャスターが土御門先生から離れてサーヴァント食いを行っていた動機etc etc……

でも、そのうちSamrai Remnantマテリアルとか発売されるだろうから、そん時にでも補完すればいいのか。

 

あ、唯一不満があるとすれば、土御門先生の扱いが散々だったことじゃ!

 

せっかくの三上哲ボイス……。

 

 

 

お気に入りのキャラは、伊織パパ&セイバーコンビ。

安定のボーイ・ミーツ・ボーイ(?)で序盤から安心して見ていられた。

真名を呼ぶ呼ばないのくだりでは、尊さ大爆発よ!!!

というか、このFateのセイバー、結局♂だったのか、♀だったのか……はて。

 

女性陣では、ノブレス・オブリージュを見せてくれたドロテア様が首位に。

ちょっとポンコツなところと、アサシンとの意外な凸凹コンビがよい。

 

 

 

しかし、「恩讐」ルートでの慈愛が光るランサーも捨てがたい。

道に背くことがあればマスターを止めることも辞さないセイバーとは対照的に、ランサーはどこまでもマスターの外道に寄り添って歩く。

セイバー陣営とランサー陣営は対として設定された存在なのかもしれない。

 

===========================

<総合>評価 (★:1点、5点満点)

 シナリオ:★★★★☆
 登場人物:★★★★★
 システム:★★★☆☆
 ビジュアル:★★★★★
 音      楽:★★★★☆
 総合評価:★★★★☆

===========================