「6月初頭より、岐阜県、田隠県、連続的に続くキノコテロは…」
「強い男の子になるように…美味しくて強くなるビスコだ!あったけえ祈りが籠った、強え名前だ!」
「ビスコさんごめんなさいと言いやがれ!」
「悪いけど、病院吹っ飛ばすぞ」
「――エリンギで飛ぶ」
すんげーインパクトのある単語とフレーズが次々出てくるな。
あと、ビスコ・ミロ・チロルって、作者は子供向けお菓子に何か思い入れでも…?
原作未読。予備知識一切なし。
「シリーズ構成:村井さだゆき」につられて視聴。
我輩は『セラフィムコール』2話&7話の面白さが未だに忘れられんのだよ!
まず、世界観が面白い。
人間の体が腐食する病が蔓延していて、元凶になっているのがキノコ、というネタだけでインパクト大。
でも本当はキノコは治療の特効薬?その辺りの真相もきになる。
攻殻機動隊を想起させる中華圏の猥雑な街並みも雰囲気が出ていて良いし、イグアナが馬扱いされてたり、カバが戦車代わりになってたり、エスカルゴが軍用機と一体化してたりと、絵面がバカバカしいのにカッコいい。
あと、脚本の妙も魅力かな。
時系列をシャッフルしているので、一見話が分かりにくくなっているけれど、視聴が進むにつれて事態が飲み込めるようになってくる。
状況説明も巧みで、キャラクターの何気ない会話だけで登場人物の人となりが理解できるし、東京がどうなったのか、彼らはどんな状況に置かれているのかもよく分かるぞ。
おまけに、気になる台詞のすぐ後に場面転換があるから、とにかく続きが見たくなる。
脚本上手いなあ。どんどん引き込まれるぞ。
役者さんも個性の強い人たちが揃ってて、演技も見逃せない。
主演の鈴木崚汰さん、いいなあ。雰囲気ピッタリ。
ただ、ミロ役はあの容姿なら女性声優の方が良かったんじゃないかな……。
あの女性的な美貌の持ち主から花江くんボイスが発せられることにものすごく違和感を覚える……。
感想を継続するかはさておき、視聴は続ける予定。
美人の特攻隊長の動向も気になりまする。
今期のパワーワードは「エリンギで飛ぶ」だな。