【アニメ感想】『RE-MAIN』第6話 | 雪花の風、月日の独奏

雪花の風、月日の独奏

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この番組、チームのバランスが良いし、キャラクターの性格を視聴者に見せるのがうまいなあ。

部長は仲裁のさじ加減が抜群だし、部員のクールダウンのさせ方もうまい。

マイペースを貫く網浜くんは皆が悩む中でも、一人黙々と泳ぎに励む。

台詞じゃなくてさりげない仕草やカットで人間性や対人関係を示唆するタイプの作品は名作だと思う。

 

 

今回は合宿編かつウッシーこと牛窓くんのお当番回。

スピードで他者を圧倒している網浜くん、鍛え抜いた剛腕でシュートを決める江尻くん、柔らかい雰囲気でチームをなごませるバビィ。

その才能や性格を多方面に発揮しているその他の未経験者とは違い、運動が苦手な牛窓くんは一人置いていかれていると、焦燥感を募らせる。

 

本当は好きで始めた水球部なんかじゃない。

クラスメイトの他愛のない冗談から始まった「ウソの部活」。

それでも自分を認めてくれる人たちがいるこの部活で役に立ちたい、という純粋な気持ちが眩しい。

「接待プレイ」でウッシーに自信を持ってもらいたいというメンバーの気持ちも、それはウッシーのためにならないと断言して事を露見させる網浜くんの気持ちもよく分かるし、その気持ちがウッシーに正しく伝わったのにはホッとした。

そのウッシーの焦燥感を打ち破るのは、やっぱり主役のみなと。

声を出すとパワーが増すっていうシンプルな解決方法は良かった。

発声すると筋力が増強する効果があるって、聞いたことあるし、ウッシーみたいな内側にため込みがちなタイプには向いている解決方法だと思う。

みなとは水球界のスーパースターじゃなくなったけど、山南高校を一つにまとめる軸のような存在になりつつあるな。

 

 

 

ウッシーの初シュートに我を忘れてジャージのままプールに飛び込む部員たち。

そんな中、一人キレイな鋭角で水中にダイブする網浜くん。

この子、ホントぶれないなあ。

 

 

そういえば、みなとを再び水球の道に進ませたちぬちゃんですが、みなとからの報告を笑顔で受け止めていたけれど、走り去ったみなとの背中に向ける視線は厳しい。

メインヒロインというにはあまりにミステリアスな彼女。

さてはて、一体何を考えているのやら。